P&Gマックスファクター
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P&Gプレステージ合同会社種類合同会社
市場情報非上場
本社所在地 日本
〒530-0017
兵庫県神戸市中央区小野柄通7-1-18
設立1987年6月11日
業種化学
法人番号7140003005067
事業内容日本における化粧品・ビューティケア製品、医薬品などの販売、輸出入
資本金1億円
従業員数約1900名
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P&Gプレステージ合同会社は、P&Gジャパンの関連子会社で、日本においてSK-II化粧品の販売などを行っている企業。
目次

1 概要

2 沿革

2.1 旧マックスファクター発足?現在

2.2 旧日本ヴィックス


3 取扱商品

4 イメージキャラクター(マックスファクター)

5 歴代CM出演者(マックスファクター以外)

6 CMソング

7 テレビ提供番組(日本ヴィックス)

8 関連項目

9 脚注

概要

1953年米国の化粧品メーカーだったマックスファクターが日本法人としてマックスファクター株式会社を東京で設立した。1991年にマックスファクターがP&Gの傘下となり、その際に日本本社を神戸市に移した。

1994年、同じくP&G傘下となっていたプロクター・アンド・ギャンブル・ヘルスケア株式会社(P&Gヘルスケア、旧:日本ヴィックス株式会社)を吸収合併した。その際、P&Gヘルスケアは社内カンパニー制によって、マックスファクターのP&Gヘルスケア事業部となり、同社がP&Gの日本における大衆薬事業も手掛けるようになった。

ちなみにマックスファクターが吸収合併したP&Gヘルスケアの前身会社にあたる日本ヴィックスは、米国の製薬会社・リチャードソン・ヴィックス(: Richardson-Vicks)社と日本の伊藤忠商事との共同で設立された医薬品会社で、本社は大阪市三重県鈴鹿市に工場[1]があった。日本ヴィックスは1985年にP&G傘下になり、3年後の1988年にP&Gヘルスケアに社名変更している。

2002年にP&Gが大正製薬杏林製薬などに大衆薬事業を売却し、日本での大衆薬事業から完全に撤退、P&Gヘルスケア事業部を廃止した。なお、日本以外のP&Gにおける大衆薬事業は「クレアラシル[2]」を除いて引き続き行われている。

2006年会社法施行で新たに誕生した会社形態である合同会社に改組され、P&Gマックスファクター合同会社に社名変更した。

2015年7月、P&Gがマックスファクターブランドを他の43ブランドと一緒に125億ドル(約1兆5000億円)でコティに売却[3]。日本法人も2016年8月にP&Gプレステージ合同会社へ社名変更した。

現在はSK-IIの販売が事業の中心となっている。
沿革
旧マックスファクター発足?現在

1953年 マックスファクターが日本法人であるマックスファクター株式会社を東京で設立。

1971年 滋賀県野洲市に滋賀工場[4]竣工。

1980年 スキンケアブランド「SK-II」発売。

1991年 マックスファクターがP&Gの傘下になる。

1994年 マックスファクターがP&Gヘルスケアを吸収合併。

2001年 スキンケアブランド「イリューム」発売。

2002年 P&Gヘルスケア事業部を廃止して、日本での大衆薬事業から完全撤退。

2006年 P&Gマックスファクター合同会社に改組。

2015年7月 P&Gがマックスファクターブランドを他の43ブランド[5]と一緒に125億ドル(約1兆5000億円)でコティに売却[3]

2016年8月 P&Gプレステージ合同会社へ社名変更。SK-IIの販売が中心事業となる。ヘアケア製品はP&Gジャパンへ移管。

2019年2月 スキンケアブランド「オレイ(英語版)」のプレステージラインである「オレイ リジェネリスト」を日本販売開始[6]。オンライン限定で3月発売[7]

旧日本ヴィックス

1966年 ヴィックス製品を輸入販売していた阪急共栄物産(現・阪食)より分離・独立で日本ヴィックス株式会社を設立。

1977年 日本ヴィックスが社名を「リチャードソン・メレル株式会社」[8]に変更。

1979年 リチャードソン・メレルの親会社がリチャードソン・ヴィックス(Richardson-Vicks)に社名変更したことに伴い[9]、日本ヴィックス株式会社に復名。

1985年 経営が悪化した親会社リチャードソン・ヴィックス社に対してユニリーバTOBによる買収を画策。この時、ユニリーバとの経営統合を嫌った経営陣がプロクター・アンド・ギャンブル(P&G)へ救済を求め、P&G傘下となる。[10]

1988年 P&G傘下となっていた日本ヴィックスが社名を「プロクター・アンド・ギャンブル・ヘルスケア株式会社(呼称・P&Gヘルスケア)」に変更。

1994年 マックスファクターに吸収合併され、マックスファクターのP&Gヘルスケア事業部となる。

1997年 便秘薬「コーラック」の日本での事業を大正製薬へ譲渡。

1998年 哺乳瓶消毒剤「ミルトン」の日本での事業を杏林製薬へ譲渡。

2000年 ニキビ治療薬「クレアラシル」の日本を含めた全世界の事業をブーツ・ヘルスケアへ譲渡。

2002年 塗布風邪薬「ヴィックス ヴェポラッブ」、のど薬「ヴィックス コフドロップ」の日本での事業を大正製薬へ譲渡し、P&Gヘルスケア事業部を廃止。P&Gは日本での大衆薬事業から完全に撤退した。

取扱商品

化粧品・スキンケア

マックスファクター(2018年5月日本での販売終了)

SK-II

オレイ

illume(2018年5月販売終了)


ヘアケア

ヴィダルサスーン(ヘアケア商品のみ) - 1983年にリチャード・ヴィックス社がシャンプーなどのヘアケア商品部門をヴィダル・サスーンから引き継ぎ、1985年以降はP&Gの製品となった。家電美容製品部門は1980年にヘレン・オブ・トロイ社に、サロンとアカデミーは2003年にリージス社に引き継がれた。

パンテーン - 元々はエフ・ホフマン・ラ・ロシュ社の製品(日本では製造元は日本ロシュ(現・中外製薬)、販売元は塩野義製薬)だったが、1983年にリチャード・ヴィックス社が事業を買収し、日本では日本ヴィックスの製品となった。


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