OpenStack
初版2010年10月21日 (13年前) (2010-10-21)
最新版Xena - 2021年10月6日 (2年前) (2021-10-06)[1] [±]
OpenStack は、クラウドコンピューティングのためのオープンソース・フリーソフトウェアであり、クラウドの分類のIaaSサービスとして仮想マシンやその他のリソースを提供する[2]。OpenStackは、データセンター全体の処理、ストレージ、およびネットワークリソースのマルチベンダーハードウェアプールを制御するコンポーネントで構成されている。そして、Webベースのダッシュボード、コマンドラインツール、または Webサービスを通じて操作する。
OpenStackは 2010年に、米Rackspace Hosting社(英語版)とNASAの共同プロジェクトとして始まった。ソフトウェアとそのコミュニティを促進するために、2012年9月に設立された非営利法人 OpenStack Foundation[3]によって OpenStack は管理されている[4]。
AT&T、AMD、Cisco、デル、エリクソン、HPE、IBM、インテル、NEC、レッドハット、VMware、Yahoo!など、500以上の企業が参加している[5][6][7][8][9][10][11][12][13][14][15]。
歴史NASA's Nebula(英語版) platform
2010年7月、米Rackspace HostingとNASAは共同でOpenStackと呼ばれるオープンソースのクラウドソフトウェアを作るプロジェクトを開始した[16]。
標準的なハードウェアで動作するクラウドコンピューティングサービスを提供する組織を支援することがOpenStackプロジェクトの目的である。それから3ヶ月後の2010年10月21日、オースティン(Austin)というコードネームの最初の正式リリースされた[17]。ソフトウェアの定期的なアップデートは数ヶ月おきにリリースされた。初版は、NASAのNebula(英語版)プラットフォームだけでなく、Rackspace's Cloud Files platform(英語版)プラットフォームからも提供された。
2011年、Ubuntu Linuxディストリビューションの開発者は、Ubuntu 11.04 Natty Narwhal 向け[18]に OpenStack Bexar技術プレビュー版を採用した[19]。UbuntuのスポンサーであるCanonicalは、OpenStack "Cactus"リリースからOpenStackクラウドのサポートを開始した。
2011年のOpenstack "Cactus"リリースからDebian Sidでも利用可能になった。OpenStackを含むDebianの最初のリリースはOpenStack 2012.1(コードネーム: Essex)を含むDebian 7.0(コード名 Wheezy)である[20][21]。
2011年10月、SUSEは、OpenStack Diabloリリースをベースとした、業界初の完全に設定済みOpenStackアプライアンスのパブリックプレビューを発表した[22]。2012年8月、OpenStack Essexリリースをベースとして、SUSEはエンタープライズOpenStackディストリビューションの商用サポートを開始した[23]。
2012年11月、OpenNASA v2.0 Government(GaaPモデル)をプラットフォームとしたイギリス政府のデジタルサービス(GDS)(英語版)が、運用を開始した[24]。Lew Tucker, VP & CTO, Cloud Computing of Cisco in 2012
2012年、OpenStack "Essex"リリースをベースとして、Red HatはOpenStackディストリビューションのプレビューを発表した[25]。2013年7月にOpenStackのGrizzlyリリースをベースとして商用サポートを開始した[26]。
2013年7月、OpenStackに技術的進歩などの要因がないなどの理由とパブリッククラウドの使用に注力するため、NASAはプロジェクトの積極的な開発者をやめると発表した[27] 。