OpenCL
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read_write修飾子[36]、共有仮想メモリ (Shared Virtual Memory) や動的並列処理 (Dynamic Parallelism) 対応など。

2015年11月16日、OpenCL 2.1を正式発表[37]。SPIR-V中間言語によるVulkan API (OpenGL Next Generation, glNext) とのプログラミング基盤共通化など。2015年3月3日の暫定仕様の発表時点でカーネル記述言語へのC++14サブセット導入も予定されていた[38]が、OpenCL 2.1正式仕様の発表とともに、OpenCL C++のリリースは早くて2016年半ばとアナウンスされた。

2017年5月16日、OpenCL 2.2を正式発表[39]。2016年4月18日の暫定仕様の発表時点でアナウンスされていた、OpenCL C++言語、SYCL 2.2フレームワーク[40]に加えて、中間表現SPIR-V 1.2などが導入された。

2018年6月、AppleはWWDCで、macOS Mojave以降ではOpenCLを非推奨とすることを発表し、代替としてMetalを使うことを推奨している[41][42]

2020年4月27日、OpenCL 3.0暫定仕様が公開された[43]。OpenCLロードマップの再調整に伴い、バージョン1.2より後発の機能がオプションに引き下げられる。オプションの言語機能を照会するためのマクロが提供される予定。

2020年9月30日、OpenCL 3.0最終仕様が公開された[44]
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この節の加筆が望まれています。

SYCLはKhronos Groupが策定している、標準C++を使って「単一ソース」でヘテロジニアスプロセッサ向けのコードを記述することを可能にする抽象化レイヤーである[45][46]。従来はOpenCL C/C++により記述したカーネル(デバイスコード)のコンパイルやロードを、OpenCL APIを使って実行するための処理をホストコード側に逐一記述する必要があったが、SYCLを利用することで、単一の言語を使って同一ソース内に記述できるようになる。コンセプトとしては、CUDA C++やC++ AMPに似ている。SYCLの拡張としてIntelのData Parallel C++ (DPC++) も存在する。

SYCL 2020より前はOpenCL仕様の上に構築されており、GPUバックエンドもOpenCLのみを前提としていた[47]。SYCL 2020以降はOpenCLを介さないバックエンドも考慮されるようになった[47][48]

SYCLの実装には以下が存在する:
Intel oneAPI DPC++ Compiler[49]
オープンソース。LLVMの派生であり[50]上流にマージ予定となっている[51]。バックエンドはCPUおよびOpenCL+SPIR-V。またCodeplayによりCUDA+PTXバックエンドも追加された[52]
hipSYCL[53]
オープンソース。バックエンドにはOpenMP (CPU向け)、HIP/ROCm (AMD GPU向け)、CUDA (NVIDIA GPU向け) がある[54]。またIntel GPUに向けてSYCLバックエンドも追加予定となっている[54]
ComputeCpp (Codeplay(英語版))[55][56]
プロプライエタリ。

またXilinxの管理するtriSYCLも存在した[55]が不完全なため非推奨となっており[57]、代わりにIntelのLLVM実装に基づいたXilinxバックエンド実装[58]が開発されている。その他、オープンソースの簡易実装のsycl-gtxもあった[55]
関連技術

この節に雑多な内容が羅列されています。事項を箇条書きで列挙しただけの節は、本文として組み入れるか、または整理・除去する必要があります。(2015年6月)

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SASS
NVIDIAのGPUで使われるハードウェア依存の低級アセンブリ言語[59]。NVIDIA Nsight開発環境がSASSレベルでのデバッグに対応している[59]。SASSのアセンブラは、asfermi[60]やMaxAs[61]などがある。SASS言語で書かれた例としては、NervanaGPUがある[62][63]
PTX (Parallel Thread Execution)
NVIDIAのGPU向けのハードウェア非依存な擬似アセンブリ言語[64]。PTXのアセンブラは、ptxasがある[64]。asm文によって、CUDAやOpenCLのコードにPTXのコードを埋め込むことも可能[65][66]


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