OpenAI
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Open AI, Inc.
設立2015年12月11日 (8年前) (2015-12-11)
設立者.mw-parser-output .plainlist--only-child>ol,.mw-parser-output .plainlist--only-child>ul{line-height:inherit;list-style:none none;margin:0;padding-left:0}.mw-parser-output .plainlist--only-child>ol li,.mw-parser-output .plainlist--only-child>ul li{margin-bottom:0}

サム・アルトマン

イリヤ・サツケヴァー(英語版)

グレッグ・ブロックマン

ヴォイチェフ・ザレンバ(英語版)

イーロン・マスク

ジョン・シュルマン

ジェシカ・リビングストン(英語版)

トリヴァー・ブラックウェル(英語版)

ピーター・ティール

リード・ホフマン

所在地

アメリカ合衆国
カリフォルニア州サンフランシスコ[1]

重要人物サム・アルトマン(CEO)
寄付基金非営利団体に1億3050万ドル(2023年6月28日)[2]
10億ドルの寄付予定の約束(2015年)
ウェブサイトopenai.com
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OpenAI Global, LLC
種類非公開会社
設立2019年3月11日 (5年前) (2019-03-11)
創業者サム・アルトマン
製品

ChatGPT

DALL・E

GPT-2

GPT-3

GPT-4

OpenAI Codex

OpenAI Five(英語版)

従業員数375 (2023年) 

OpenAI(オープンエーアイ、オープンAI)は、非営利法人OpenAI, Inc.とその子会社である営利法人OpenAI Global, LLCなどの法人から構成される、人工知能(AI)の開発を行っているアメリカ合衆国企業である[3]人類全体に利益をもたらす汎用人工知能(AGI)を普及・発展させることを目標に掲げ[4]、AI分野の研究を行っている[5]。対話型生成AIChatGPTが代表的なサービス。

法人間の支配関係は複雑である。[2]
非営利法人OpenAI, Inc.:取締役会がこの法人を支配している。2023年11月21日現在の取締役会は、以下の3名で構成される[6]

ブレット・テイラー(英語版)(取締役会会長、元セールスフォースCEO)

ローレンス・サマーズ(元アメリカ合衆国財務長官

アダム・ディアンジェロQuoraのCEO)


OpenAI GP LLC:非営利法人OpenAI, Inc.はOpenAI GP LLCを完全所有している。

持ち株会社:更にその子会社の持ち株会社があり、OpenAI GP LLCが支配しているが、株式の一部を外部の投資家と従業員が保有している。サム・アルトマンはYコンビネータ経由で出資していて、個人名義では出資していない。

営利法人OpenAI Global, LLC:持ち株会社の子会社としてOpenAI Global, LLCがあり、49%をMicrosoftが保有している。この営利法人の利益の再分配は上限が設けられており、上限を超えた分は非営利法人のOpenAI, Inc.のものとなる。

汎用人工知能を目標に掲げているが、汎用人工知能が完成した際は、それを営利法人や他社にライセンス提供はしない規約となっていて、汎用人工知能実現前の人工知能のみを営利法人に提供することとなっている。汎用人工知能が実現後のお金の社会的役割が不明なため、営利法人への出資も寄付の精神で見るべきであるとしている。[2]

非営利法人のOpenAI, Inc.は寄付を受け付けており、2023年6月28日の時点で1億3050万ドルの寄付を受け取っている[2]。持ち株会社とOpenAI Global, LLCは出資を受けており、100億ドル超のため、こちらの方が金額は大きい。従業員の雇用は営利法人で行っている。

OpenAIは、カリフォルニア州サンフランシスコのミッション地区(英語版)にあるパイオニア・ビル(英語版)に本社を構えている[7]
沿革

2015年12月11日サム・アルトマンイーロン・マスクらによって非営利法人OpenAI Inc.がサンフランシスコで設立され、合わせて10億米ドルの寄付予定の約束を受けた。

2018年2月、イーロン・マスクがOpenAI Inc.から離れ、役員を辞任した[8][9]

2019年

3月11日、営利部門のOpenAI LPを設立[10]。Khosla VenturesとReid Hoffman Foundationから出資を受けた[11]

7月23日、OpenAIの営利法人はマイクロソフトから10億米ドルの出資を受けた[11][12]


2021年

OpenAIの営利法人はマイクロソフトから20億米ドルの出資を受けた[13]


2022年

1月1日、Matthew Brown Companiesが流通市場(secondary market)にてOpenAIの営利法人の株式を取得[14]

7月20日、DALL・Eのβサービスを開始[15]

11月30日、ChatGPTを公開[16]


2023年

1月23日、OpenAIの営利法人はマイクロソフトから100億米ドルの出資を受け、マイクロソフトが49%の株式を取得[11][17][9]。Fortuneの報道によると、評価額は290億ドルで、130億ドルに到達するまではOpenAIの利益の75%を受け取り、920億ドルに到達するまでは利益の49%を受け取るという契約になっている[13]

9月?10月頃、評価額860億ドルでベンチャーキャピタルのThrive Capitalに株式売り出しを交渉中と報道される[18][19][20]

11月17日?11月21日にかけて非営利法人の取締役会にて内紛が発生し、一時的にサム・アルトマンとグレッグ・ブロックマンが会社から離れた。詳細は本項の#2023年11月の取締役会の内紛を参照。


2024年

2月14日 – ChatGPTに会話履歴機能追加[21][22]

2月15日 – 旧東側諸国系犯罪者集団による悪用を阻止した[23][24]

3月01日 – イーロン・マスクに契約違反で訴えられる[25]


サービス
ChatGPT詳細は「ChatGPT」を参照

2022年11月30日、GPTに基づく、チャットボット(対話型人工知能)のChatGPTを発表した[26]。GPT-3の後継のGPT-3.5系のモデルがベースになっている[26]。2023年2月1日、月額20ドルのChatGPT Plusを開始[27]。その後 GPT-4 も追加。
DALL・E詳細は「DALL-E」を参照

2022年7月20日、自然言語から画像を生成するDALL・Eのβサービスを開始。βサービス開始当初の価格は、無料分超過後は15ドルで460画像[15]
Whisper

Whisperは音声認識と機械翻訳のサービス。価格は2023年4月現在$0.006/分[28]


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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