この項目では、スタジオジブリの映像作品およびCHAGE&ASKAの楽曲について説明しています。ももいろクローバーZの楽曲については「田中将大 (アルバム)」をご覧ください。
「on your marks」の語義については、ウィクショナリーの「on your marks
」の項目をご覧ください。On Your Mark
監督宮崎駿
脚本宮崎駿
原作宮崎駿
製作Real Cast Inc.
(制作はスタジオジブリ)
音楽飛鳥涼
主題歌CHAGE&ASKA「On Your Mark」
撮影奥井敦
編集瀬山武司
配給東宝
公開 1995年7月15日
上映時間6分48秒
製作国 日本
言語日本語
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『On Your Mark』(オン・ユア・マーク)は、CHAGE&ASKA(現:CHAGE and ASKA)が発表した楽曲「On Your Mark」のプロモーション・フィルムとして作成された、スタジオジブリ制作の短編アニメーション作品。目次 CHAGE and ASKAが、デビュー15周年に当たる1994年に発表した楽曲「On Your Mark」のPVをスタジオジブリが手掛けたことで、当時話題となった作品である。CHAGE and ASKAのコンサート会場での上演を目的に制作され、1995?96年のコンサートツアー「SUPER BEST3 MISSION IMPOSSIBLE」の会場で上映された。宮崎駿が原作、脚本、監督を務めているが、台詞はなく、映像と音楽と効果音のみで構成されている。わずか6分48秒(本編は6分40秒)の短編でありながら、映像作品としての完成度は高く未だに根強い人気がある。 アニメーションと楽曲のコラボレーションは、コンサート演出用としてASKAが思いついたものである。ASKAの発案を受けて、CHAGEが宮崎駿への依頼を提案したことから、スタジオジブリに企画が持ち込まれることになり[1]、ジブリ側も初めての試みに興味を示して快諾する。当時、宮崎は長編アニメ『もののけ姫』の制作に取りかかっていたが、順調ではなかったようである。プロデューサーの鈴木敏夫は、この企画が良い気分転換になるのではないかと考えて引き受けたと後日語っている[2][3]。 楽曲「On Your Mark」では、幾度挫折しようとも諦めずに未来へ向かって走る2人が描かれているが[注 1]、宮崎はそれを、放射能で汚染される世紀末後の未来を舞台に、CHAGEとASKAをモデルにした2人の警官が翼の生えた少女を救うストーリーに仕上げている。地表が放射能で汚染され、病気が蔓延するような世界。そこで生きるとはどういうことなのかを考えながら制作したと語っている[4]。宮崎監督作品としては、『天空の城ラピュタ』以来の本格SFアクション活劇であり、CG技術を初めて使用した作品でもある[3]。 CHAGE and ASKAのコンサート会場で上演されたほか、1995年7月15日、「ジブリ実験劇場」と銘打たれて劇場でも公開される。長編アニメ映画『耳をすませば』の同時上演作品として全国の劇場で上演され、あまりの人気ぶりに当時、長編化の打診もあった[3]ほどだが実現はしておらず、今後もその予定はない。 オゾン層が破壊され危険な太陽光が降り注ぎ、原子力事故により地表が放射性物質で汚染され、人類が地下に住むようになった世紀末後の未来[4]の都市が舞台。 あるカルト教団の施設「聖NOVA'S CHURCH」を襲撃、制圧した武装警官隊。
1 上映データ
2 解説
3 あらすじ
4 登場人物
5 スタッフ
6 音楽
7 反響
7.1 評価
7.2 解釈
8 備考
9 上演・放送
10 収録作品
10.1 音楽
10.1.1 CD
10.2 映像
10.2.1 VHS・LD
10.2.2 DVD
10.2.3 Blu-ray
11 関連項目
12 脚注
12.1 注釈
12.2 出典
13 外部リンク
上映データ系209館
制作期間1995年1月5日1995年5月27日
作画枚数8053枚
使用色数400?450色
同時上映『耳をすませば』
解説
あらすじ