Odds On TV!(オッズ・オン・ティーヴィー)は、グリーンチャンネルで放送されていた競馬に関するテレビ番組である。 2006年1月からグリーンチャンネルの新しい看板として放送開始された番組。 2008年までは前半・後半30分ずつの2部構成で、それぞれを「Odds On TV! 芝チャンネル」「Odds On TV! ダートチャンネル」と称していた。いわゆるコンプレックスだった。「芝チャンネル」では競馬に関するドキュメンタリーを中心に、一方「ダートチャンネル」ではバラエティあふれる企画を中心に、それぞれが異なる番組内容で放送した。2009年は「芝チャンネル」と「ダートチャンネル」を統合して30分1部構成に変更。初回放送も日曜19:00から火曜22:00に移動となった。 番組内容はおおむね3ヶ月単位で新しいテーマに入れ替わる。 このコンセプトはのちに月曜馬劇場、水曜馬スペ!などに受け継がれている。
放送時間
初回放送
火曜日 22:00 - 22:30
再放送
水曜日 23:00 - 23:30
木曜日 21:00 - 21:30
金曜日 13:30 - 14:00
日曜日 17:30 - 18:00、21:30 - 22:00
概要
番組内容
2009年
OKABE Frontier(岡部フロンティア)
元騎手の岡部幸雄が競馬界で活躍するホースマンの仕事場を訪ね、密着取材やトークを行う。進行役は荘司典子。2006年10月20日から全12回放送され、ゲストには装蹄師の西内荘、騎手の熊沢重文、内田利雄、馬主の小田切有一らが登場した。2007年10月放送分より、サブタイトルに「NIPPON馬紀行」と題して絶滅の危機に瀕している日本の在来馬を守るため、全国各地を訪ね歩く内容になった。第1シリーズは2007年10月から12月まで全12回放送され、「木曽馬(長野・木曽町)」、「与那国馬(沖縄・与那国島)」、「野間馬(愛媛・今治市)」が紹介された。2009年1月から3月まで第2シリーズを放送、こちらは「宮古馬(沖縄・宮古島)」、「対州馬(長崎・対島)」、「御崎馬(宮崎・串間市)」が紹介された。同年8月27日・9月3日にはグリーンチャンネルサマースペシャル2009の枠でOKABE Frontier特別編を放送。2010年10月から12月まで放送された第3シリーズ(完結編)では「北海道和種・道産子(北海道)」、「トカラ馬(鹿児島・トカラ列島)」が紹介された(完結編は「月曜馬劇場」の枠として放送)。
馬の子TIM2009
TIM(ゴルゴ松本・レッド吉田)が司会の競馬バラエティ番組。「メイショウ」の冠名で知られる馬主の松本好雄から、2頭の馬(メイショウゴルゴ、メイショウレッド)に馬名を付けさせてもらうなどの企画を放送した。第1シリーズは2006年7月より13回、2007年4月2日からは第2シリーズがスタート、6月25日の最終回にはメイショウゴルゴとメイショウレッドのデビュー戦の模様などを放送した。そして、2008年1月6日には「馬の子TIM外伝」として、メイショウゴルゴとメイショウレッドのその後の模様が放送された。第1シリーズと第2シリーズでは手島優がアシスタントを担当した。2008年4月6日より6月29日まで第3シリーズを放送。初回でオーディションを行い、アシスタントが平塚奈菜に替わった。同年9月には1時間スペシャルを放送した。2009年4月から6月まで馬の子TIM2009として第4シリーズを放送した。アシスタントは佐藤弥生に替わった。2017年4月から6月までは月曜馬劇場にて「うまのこTIM」として8年ぶりとなる第5シリーズを放送した。
細江純子の美しきホースマンたち
元騎手の細江純子が、競馬に関連する様々な職業で活躍している女性たちにスポットを当てる。この中で、装蹄師の中村真由美編が「第32回日本ケーブルテレビ大賞番組コンクール」のサプライヤー部門優秀賞を受賞した。2006年1月から3月まで第1シリーズ、2007年1月から3月まで第2シリーズ、2008年1月から3月まで第3シリーズ、2009年7月から9月まで第4シーズン、2015年にはGC開局20周年を迎えるにあたり、1月から3月まで「細江純子の美しきホースマンたち Try again」として第5シーズンが全13回放送された。
証言者 ?優駿たちの記憶?
競走馬の「血統」によって生み出された物語を、当時かかわった人々が“証言者”として登場し、インタビューに答える形で語る。ナレーターは山本直也。2009年10月から放送。
2008年まで
芝チャンネルで放送していた番組
細江純子の美しきホースマンたち
「2009年」を参照。
THE FACE
毎回若手騎手をピックアップし、騎手になろうと思ったきっかけや競馬に寄せる熱い思い、普段の生活などを紹介した。
馬組の人
競馬の裏方に迫るドキュメンタリー。発走委員や馬場造園課などを特集した。ナレーターは白川次郎。
OKABE Frontier
「2009年」を参照。
Starting Gate
毎回若手騎手に注目する番組。司会は中村まり。騎手に様々な質問に答えてもらう「Starting Gate 一問一答」、登場した騎手にまつわるクイズを出題する「クイズ Starting Gate」、騎手本人にカメラを渡してプライベートなどを撮影してもらう「Jokey's View」、騎手とトークする「Jokey's Talk」といったコーナーがある。2007年4月2日から6月25日まで13回放送された。登場した騎手は、塚田祥雄、田中博康、大野拓弥、安藤光彰、黛弘人、千葉直人、町田直希、中村将之、田中克典、北村友一、鮫島良太。
ザ・ブラッドジャーニー
海外競馬評論家の秋山響
THE WINNING RUN
過去のGIレースの名勝負などを取り上げ、騎手や調教師などの関係者へのインタビューを交えながら当時を振り返る。春の2008年4月6日から6月29日まで13回放送。第2シリーズは同年10月5日から12月21日まで13回は放送された。なお、2009年1月からは『A1 NEWS STAGE』が放送されない週にこの番組が放送されている。
競馬新世代 Ambitious
ホースマンを父に持ち、自らも競馬の世界で活躍する人物を特集する番組。2008年7月6日放送開始。インタビュアーは長谷川雄啓。
ダートチャンネルで放送していた番組
僕らの競馬
競馬に関係するアナウンサーやキャスター2人の対談番組。ラジオNIKKEIアナウンサーの白川次郎と中野雷太や、グリーンチャンネルでキャスターを務める鈴木淑子と岡部玲子、荘司典子と水野由加里などの対談が放送された。
競馬ワンダラー
「ワンダラー制作委員会」(ワンダラー=彷徨い人の意、制作委員・ルーシー[要曖昧さ回避]、秘書・まなか[1])という影の組織によって指令が下され、浅野靖典がアシスタントらと共に日本縦断の旅に出るという設定。浅野が「ワンダラー号」とよばれるワンボックスカーを運転し、各地の競馬場、競馬場跡地、牧場など、競馬にまつわる様々な場所を訪ね歩く。挿入曲ははっぴいえんどの『風をあつめて』『風来坊』。第1シリーズは2006年4月より13回に渡ってレギュラー放送された。この第1作では浅野が2005年12月で『中央競馬中継west』のキャスターを卒業したのち、競馬関連施設の全国縦断をした時の模様が放送された(アシスタント:森崎春菜