OZ/オズ
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ちなみに、エムシティに入ることができるのはそれぞれのグループから4人ちょうどであり、このシステムは、アデビシたちの謀略でマクマナスが失脚しクアーンズが新しいエムシティの管理者になった際に廃止された。 再びマクマナスがエムシティに戻ってきたときは、システムは元に戻ったようである。

ムスリム
ムスリムは、コーランの朗読と礼拝を日課とし、黒人の生活と労働条件を改善するためにさまざまな運動を繰り広げるグループで、 アフリカ系アメリカ人によって組織されている。 リーダーはカリーム・サイードで、グループでは厳しい規律のもと、麻薬と同性愛は固く禁じられている。 彼らはアーリア人グループとは犬猿の仲だがその他のグループとの争いはほとんどない。 これは暴力を禁じる厳しい規律や強い団結、サイードのカリスマによるものと言える。 サイードの死後はアリフがリーダーとなるが、力不足に悩むことになる。

黒人ギャング
ムスリム同様にアフリカ系アメリカ人のグループ。 構成員はオズ内で最多で、ムスリムとは対照的に麻薬、暴力、殺人など何でもありの強大なグループだが、 それゆえ揉め事も多く、キーン、アデビシ、ポエット、レディングと頻繁にリーダーが変わった。 無秩序に見える彼らだが、彼らには彼らのルールがあり、潜入捜査をしていたモーベイもその洗礼を受けた。 オズにおける麻薬の売買を仕切っているグループのひとつである。 同じく麻薬売買に関わるイタリアン・マフィアやラティーノとは協力関係を結ぶこともあるが、 腹の底ではお互いに邪魔者を排除し、売買を独占したいと思っている。

アーリア人グループ
ヴァーン・シリンガー率いるアーリア人グループは、 黒人、ユダヤ人、その他純粋な白人でない者を嫌う白人至上主義者である。 何より白人の純血を大事にしており、それを破ったものには容赦がない。 シリンガーの腹心の部下であるロブソンは純血の掟を破ったとして除名された。 新入りの囚人を強姦してペットにしたり、有色人種を見せしめに殺すなどオズで最もサディスティックなグループである。 麻薬には反対しており、バイカーたちとはつながりが強い。

バイカー
バイカーは麻薬と入れ墨を愛する白人グループで、メンバーは体中にタトゥーを彫っている。 また、主要メンバーはスコット・ロス、ジャズ・ホイットである。 アーリア人グループとは同盟関係にあり、彼らが黒人グループと対立する時などに協力している。

イタリアンマフィア
イタリアンマフィアはオズ内のさまざまな違法行為に関わっている。 他のグループとともに麻薬取引をしているが、黒人ギャングとは反目が耐えない。 第1シーズンではニノ・シベッタがリーダーであり、彼が失脚した後は息子のピーターが後を引き継いだ。 その後、リーダーはアントニオ・ナッパ、チャッキー・パンカーモと変わった。 グループの影響力は広く、看守にも顔が利く。オズの外ともつながりが強く、取引によって外の人間の殺人も請け負う。 ビーチャーもシリンガーの息子ハンクの殺人を依頼した。メンバーのほとんどがシチリア島の出身である。

ラティノギャング
ヒスパニックにより構成されるグループで、ほとんど麻薬の売人である。 オズの中のラテン人はほとんどプエルトリコ人である。 最初はミゲルがリーダーだったが「エル・シド」ことラウル・ヘルナンデスが入所してからは彼にリーダーの座を譲った。 後にモラレスがリーダーとなったときには、イタリア人とつるむことが多かった。 シリーズを通して、ミゲルは、同じラティーノのグエラと仲が悪く、二人の確執はシリーズ終盤まで続いた。

アイリッシュ
アイリッシュは少人数の白人グループだが この呼称はマクマナスが決めたものであり、特にグループとして機能しているわけではない。 アイリッシュで注目すべきは、オズでもっとも危険な男、ライアン・オライリーである。 オライリーと敵対した囚人はあらゆる手段で必ず消される。 シリンガーがオライリーの弟シリルを強姦して以来、アーリア人とは仲が悪い。

クリスチャン
クリスチャンは囚人にキリスト教を布教している。 他のグループにとって無害なため、あまり抗争に巻き込まれることは少ないが、虐げられることは多い。

ゲイ
ゲイのグループは同性愛者で構成されているが、同性と性交渉を持つものが全てこのグループにいるわけではない(シリンガーなどはゲイではなくむしろ彼らを差別しているが、男とセックスはしている)。一部を除き、服装は派手で女性的である。主要メンバーはナット(ナタリエ)・ギンズバーグ、アロンゾ・トルケマーダ。

その他
特定のグループに入っていない、オズの中のはみ出し者グループである。 トバイアス・ビーチャー、クリス・ケラー、ロバート・リバド、オマー・ホワイト、 オーガスタス・ヒル、アガメムノン・ブスマリスがあげられる。
登場人物
囚人
オーガスタス・ヒル
演 -
ハロルド・ペリノー、日本語吹替 - 檀臣幸囚人番号 #95H522かつて麻薬の売人であった。 逮捕時に警官を銃撃し、その報復にビルから突き落とされ下半身不随となり、オズでは車椅子で生活していた。麻薬もやめ、アデビシの黒人勢による乗っ取り計画に誘われた際も断るなど、オズ内で一番更生していたが、母の死をきっかけに自暴自棄となり再びドラッグに手を出してしまう。一方、シリーズの語り部としても登場した。
ミゲル・アルバレス
演 - カーク・アセヴェド、日本語吹替 - 清水敏孝(シーズン4まで)→加瀬康之(シーズン5以降)囚人番号 #97A413ラティーノギャングのリーダーだったが自分の統率力のなさに悩み、 エルシドに認めてもらうために看守の目を切り取った。その後、エルシドに何度も命を狙われるが、その度に逃れ、ブスマリスと一緒に脱獄する。悪運が強い分、大きな騒動に巻き込まれることが多い。更生を望んでいるが短気な性格が災いし、周囲の理解を得られず疲弊していく。
カリーム・サイード
演 - イーモン・ウォーカー、日本語吹替 - 青山穣囚人番号 #97S444自らを政治犯と称する、偉大なムスリムの指導者。刑務所内の人権・人種問題を解決するためにさまざまな裁判やハンガーストライキなどの活動を繰り広げ、 そのためにマクマナスからは煙たがられている。憎しみ合いを嫌うカリスマ的存在で、アデビシからも一目置かれていたが、彼を殺害してしまい、その後はダークサイドに落ちていく。オマーとの交流などによって立ち直った後、ヒルの回顧録を出版するため奔走するが、面会に来た男に銃撃され、志半ばに死亡する。
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