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ONE PIECE FILM Z
監督長峯達也
脚本鈴木おさむ
原作尾田栄一郎
製作尾田栄一郎(総合プロデューサー)
出演者田中真弓
中井和哉
岡村明美
山口勝平
平田広明
大谷育江
山口由里子
矢尾一樹
チョー
大塚芳忠
特別出演
篠原涼子
香川照之
音楽田中公平
浜口史郎
中田ヤスタカ(オープニングテーマ)
主題歌アヴリル・ラヴィーン
How You Remind Me
Bad Reputation
(ダブル主題歌)
制作会社東映アニメーション
配給 東映
公開2012年12月15日
上映時間108分
製作国 日本
言語日本語
興行収入68.7億円[1]
前作ONE PIECE 3D 麦わらチェイス
次作ONE PIECE FILM GOLD
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『ONE PIECE FILM Z』(ワンピース フィルム ゼット)は、2012年12月15日公開の東映アニメーション制作による日本アニメーション映画。漫画『ONE PIECE』を原作としたテレビアニメの劇場版第12作目。
概要

劇場版『ONE PIECE』シリーズでは前々作『ONE PIECE FILM STRONG WORLD』(2009年)以来3年ぶりとなる長編作品。全海賊の抹殺を目論む元海軍大将・ゼットを相手に、主人公であるルフィたち「麦わらの一味」が、「新世界」の命運をかけた死闘に挑む。劇場版シリーズ初の「最後の海 新世界編」を舞台としたストーリーであり、「魚人島編」直後の物語[2]キャッチコピーは、「興奮再び。」、「海賊滅亡」、「標的、全海賊。」。

原作者・尾田栄一郎が総合プロデューサーを務めた[2]。監督は本シリーズ初参加となる長峯達也、脚本は『ONE PIECE』ファンを公言する放送作家の鈴木おさむ[3]、オープニング音楽は展覧会『ONE PIECE展』のテーマ曲を手がけた中田ヤスタカが担当。主題歌は、劇場版では初となる海外歌手としてカナダの歌手アヴリル・ラヴィーンを起用[4]。また、ゲスト声優としてゼットの部下・アインの声を女優の篠原涼子、同じくビンズの声を俳優の香川照之が担当[5]

入場者には先着で200万名に尾田栄一郎描きおろしのコミックス「第千巻」などが配布された[6]。最終興行収入は当時のシリーズ最高となる68億7000万円を記録[7]東映作品の興行収入の最高記録(2000年以降)を樹立する大ヒット作となった[8][9]
製作

2011年11月19日、前々作『STRONG WORLD』のテレビ放送後に劇場版第12弾の製作決定が公表された。2012年1月、公開日が同年12月になることが発表され[10]、4月にはタイトルとメインスタッフが発表された[2]

原作者の尾田は、以前原作の執筆と同時に映画『STRONG WORLD』の製作総指揮を行った多忙から「もう二度と映画には深く関わらない」と考えていたが、映画スタッフからの相談を何度か受けるうちに、今作でも「総合プロデューサー」として製作に深く関わることになった[11]。『STRONG WORLD』では、尾田がストーリーや設定を一から考案したが、本作での尾田は主に脚本のセリフや絵コンテのチェックといった細かい作業で製作に関っており、前売り券特典や入場者プレゼントにも携わっている[12]。尾田曰く、本作をひとことで言うと「男の映画」とのこと[12]

脚本の鈴木によれば、2010年の夏にフジテレビのプロデューサーから話を持ちかけられ、当初は公開時期すら未定だった[12]。鈴木はパラレルストーリーではなく、原作と密接したストーリーを作りたいと考え、最初に考えた「NEO海軍」を軸に脚本を練っていく[12]。製作途中、「NEO海軍」のアイデアを作者の尾田に提案した鈴木は、尾田から当時原作でまだ登場していなかった「新世界編」での海軍本部と青雉の現在を聞き、漫画よりも先に青雉を映画に登場させたいとスタッフに相談[12]。結果的にジャンプ掲載よりも早く青雉が映画に登場することとなった。

監督の長峯によれば、『STRONG WORLD』が興行的に成功したことで、本作の製作費が増えたという[12]。長峯の意向により、アクションシーンに重点が置かれており、特にルフィとゼットのラストバトルの演出は長峯のこだわりが強く反映されている[12]。タイトルは当初、ゼットが海賊を叩き潰す、夢を潰すことから、「ドリームクラッシャー」「ドリームスマッシャー」というタイトル案が挙がったが、尾田の「解りづらい。ゼットだからZ=vという指摘を受け、現在のタイトル名に決定した[12]

本作に登場する海軍本部の基地は、後に原作に登場した海軍本部とは外観が異なる、劇場版オリジナルのものとなっている[13]
作品の評価・反響
興行成績

前売り券販売枚数は『STRONG WORLD』の36万3532枚の約50%増となる65万枚を突破した[14]

上映スクリーン数は『STRONG WORLD』の188から300に拡大し、各地で満席状態が続出[14]。2012年12月15日・16日の初日2日間で興行収入13億7205万4050円・動員数114万81人を記録し、映画観客動員ランキング(興行通信社調べ)で初登場第1位を獲得した。これは『STRONG WORLD』の初週土日興収10億3800万円・動員82万人を上回り、比べても興収は32%、動員は39%増大している[15]。初日2日間の動員数は2004年の『ハウルの動く城』の110万人を抜いて21世紀邦画歴代最高記録(当時)を樹立し[16]、興収も『ハウル』の14億8000万円に次ぐ21世紀邦画歴代2位(当時)の記録となった[17]。またシネマぴあ調べの初日映画満足度ランキングでも第1位を獲得し、全ての記録で『STRONG WORLD』を上回った[18]

公開10日間で累計動員261万1284人・興収31億7636万7450円を記録[19]。さらに公開19日間で累計動員393万1200人・興収47億1300万円となり[20]、『STRONG WORLD』の最終動員数約385万人を上回った[21]

年が明けた2013年も好調を維持し、1月5日時点で興収52億8600万円・動員439万7000人を記録し、『STRONG WORLD』の最終興収48億円を上回るシリーズ歴代最高を記録した他、漫画原作アニメ映画歴代最高記録(当時)、2000年以降の東映の歴代興行収入の最高記録であった『男たちの大和/YAMATO』の51億1000万円をも上回る東映歴代最高記録を樹立した[8]。公開4週目で累計興収54億5057万8400円・動員452万4691人を突破し、週末興収ランキング4週連続1位獲得となり、『レ・ミゼラブル』『007 スカイフォール』などを抑え2013年正月興行のトップに立った[22]。この事で週末興収ランキング4週連続1位を達成した[22]。公開5週目で週末興収ランキング3位に下がるも、累計興収60億5776万7850円・動員502万2708人を記録し、公開1カ月で興収60億円・動員500万人を突破し[23]、『テルマエ・ロマエ』の59億8000万円を上回った。その後、週末興収ランキングでは9週連続でトップ10内に入っていた[24]


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