OLM
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株式会社オー・エル・エム
OLM, Inc.
種類株式会社
本社所在地 日本
〒154-0023
東京都世田谷区若林一丁目18番10号
みかみビル7階
設立1994年6月15日
業種情報・通信業
法人番号9010901002168
事業内容アニメーション・映画の企画・制作
代表者代表取締役社長 奥野敏聡
代表取締役副社長 大島満
資本金4億9千万円(2018年6月現在)
従業員数216人(2018年6月現在)
主要株主株式会社IMAGICA GROUP 87.06%
主要子会社株式会社オー・エル・エム・デジタル
株式会社オー・エル・エム・ミュージック
株式会社オー・エル・エム・ベンチャーズ
OLM Asia SDN BHD
株式会社ビラコチャ
外部リンクhttps://www.olm.co.jp/
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株式会社オー・エル・エム(: OLM, Inc.)は、日本アニメ映画制作会社。日本動画協会正会員。
目次

1 概要

2 OLMのチーム

3 作品履歴

3.1 テレビアニメ

3.2 OVA

3.3 アニメ映画

3.4 Webアニメ

3.5 ビデオゲーム

3.6 テレビドラマ

3.7 実写映画

3.8 スペシャル

3.9 その他の作品


4 オー・エル・エム・デジタル

4.1 作品履歴

4.1.1 テレビアニメ

4.1.2 アニメ映画


4.2 参加作品


5 脚注

5.1 注釈

5.2 出典


6 関連項目

7 外部リンク

概要

代表は元オービー企画のプロデューサー奥野敏聡である。オービー企画はアニメスタジオ「パステル」を抱えており、パステルのプロデューサーだった神田修吉はOLMの取締役に就任。パステルからは他に神田の部下の太田昌二、パステルを拠点に演出をしていた湯山邦彦スタジオジャイアンツからは高橋ナオヒト千羽由利子、『タッチ』などを通じてオービー企画と関係があったぎゃろっぷからは小板橋司、和崎伸之とぎゃろっぷ中心で活動していたフリー演出家・水谷貴哉がOLMの設立に参加した。また湯山の1980年代の監督作でキーアニメーターを務めた作画スタジオアニメアール毛利和昭が後に参加した。

1995年にオー・エル・エム・デジタルを設立し、デジタルペイントやコンポジット撮影といったデジタル制作を比較的早い段階で導入している。当初デジタル制作は『ポケットモンスター』のオープニングアニメーションエンディングアニメーションなど限られた部分で使用されていた。テレビシリーズでは『ああっ女神さまっ 小っちゃいって事は便利だねっ』が、全編デジタル制作による最初の作品である。Toon Boomを使用したデジタル作画の導入も始めており、『ポケットモンスター XY&Z』第12話内のミニコーナー「パフォーマー通信」(2016年1月28日、テレビ東京系列放送回)においては、結成されたToon Boomデジタル作画チームによって初めて作画が行われた[1]。また、2017年に放送された『ピカイア!!』(全13話)では、ToonBoom Harmonyをメインに制作が行われ、グラフィニカシグナル・エムディといったデジタル作画を積極的に導入するスタジオとの共同作業が試みられた[2]

制作管理・演出・作画部門と作画以降のデジタルペイント・コンポジット撮影を行う2D部門を擁する。CG制作業務は関連会社の「オー・エル・エム・デジタル」(OLM Digital)が担う[注釈 1]。OLMでは、プロデューサー単位[注釈 2]のチーム制を導入しており、クレジットではOLMの社名ロゴに加え、「TEAM○○」と表記される。なお、OLMは「Oriental Light & Magic Inc.」(オリエンタル・ライト&マジック)の略である。過去に英語表記の際、O.L.Mとクレジットしていた時期もあった[注釈 3]

2005年10月には実写製作プロデュース専門チームのTEAM MIYAGAWAが新設され、現在はTEAM MIIKEとして三池崇史監督作品などを手掛け4K・8K対応化している。

過去には深夜アニメも多数制作していたが、制作プロデューサーだった岩佐岳が独立した後は子供向けアニメや実写映画、3DCG制作に方向転換しており、2008年からはレベルファイブ原作アニメの制作を行っている。2017年以降は制作本数が大幅に増加し、シンエイ動画XEBECなど同業他社と共同で制作するケースも増えている。

2015年12月22日、イマジカ・ロボット ホールディングスと基本合意書を締結し、同社の子会社化が発表される。2016年4月4日付けで、イマジカ・ロボット ホールディングスが奥野らの既存の株主から株式譲渡を受け、51.33%まで買い増す事に従って子会社となる[3]2017年12月、マレーシアに現地法人となる「OLM ASIA SDN BHD」を設立。デジタル作画・仕上を請け負う[4]
OLMのチーム

チームごとに企画制作をするのではなく、チーム単位で制作を請け負うシステムである。

名称制作プロデューサー備考
TEAM KOITABASHI小板橋司ぎゃろっぷ出身。創立時のチーム。
TEAM WASAKI和崎伸之
TEAM KAMEI亀井康輝TEAM KOITABASHIより分派。
TEAM KATO加藤浩幸TEAM IGUCHI→TEAM IWASA→TEAM KAMEIより分派。
TEAM INOUE井上剛
[注釈 4]TEAM WASAKIより分派(一時期TEAM IGUCHI)。
TEAM ABE阿部勇伽藍→Synergy SP出身。
TEAM YOSHIOKA吉岡大輔TEAM IWASA→TEAM WASAKIより分派。
TEAM SAKURAI櫻井涼介Synergy SP出身。
プリプリちぃちゃん!!』の第12話までは「TEAM 櫻」表記。
TEAM KAWAKITA河北学TEAM WASAKI→TEAM INOUEより分派。
TEAM Go澤田剛TEAM KOITABASHIより分派。
TEAM KOJIMA児島宏明A-lineディオメディア出身。
TEAM MIIKE坂美佐子実写プロデュース。
解散したチーム
TEAM OTA太田昌二パステル出身。創立時のチーム。
さぁイコー! たまごっち』の制作を最後にチームを解散。[注釈 5]
TEAM IWASA岩佐岳独立し、制作会社WHITE FOXを設立。
TEAM IGUCHI井口憲明『ポケットモンスター ダイヤモンド&パール』の制作(第136話まで)を最後にチームを解散。
TEAM MIYAGAWA三宅川敬輔実写プロデュース。
FCC移籍に伴い、チームを解散。「TEAM MIIKE」に引き継ぐ。

作品履歴
テレビアニメ

放送年タイトル制作チーム備考
1995年 - 1996年
愛天使伝説ウェディングピーチTEAM OTA[注釈 6]
1995年 - 1997年モジャ公TEAM IGUCHI
1996年のらねこダウンタウンTEAM WASAKI
1997年 - 1998年剣風伝奇ベルセルクTEAM IGUCHI
1997年 - 2002年ポケットモンスターTEAM OTA
1998年 - 1999年ああっ女神さまっ 小っちゃいって事は便利だねっ[注釈 7]TEAM KOITABASHI


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