Nintendo_Switch
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@media screen{.mw-parser-output .fix-domain{border-bottom:dashed 1px}}主な要因として、ハードを牽引する自社タイトルが軒並み大ヒットしたこと、既存の低年齢層やライトユーザーのみならず、PlayStation Vitaの販売終了後にアニメ版権作品タイトルのSwitch参入で旧Vitaユーザーをも取り込めたこと、コロナ禍における巣篭もり需要も重なって、スマホゲーム市場とは異なる一大ゲーム市場を形成できたことにある。さらに、欧州連合(EU)が充電端子をUSB-Cに統一することを各メーカーに課す期限が、2024年12月28日以降に発売する機器を対象とすることとなったことで、発売当初からいち早くUSB-Cを搭載した本機は引き続き販売可能となったことも追い風となっている。[独自研究?]

販売台数もそれらが反映されており、シリーズ累計で1億台を突破した。販売台数で1億台を突破したのは同社据え置きハードではWii以来となった。
概説詳細は「日本におけるゲーム機戦争」を参照

2015年3月17日、任天堂とDeNAの「資本・業務提携発表会」で、「全く新しいコンセプトのゲーム機」として「NX(開発コード名)」の開発を公表した。任天堂の4代目社長の岩田聡は「スマートデバイスでゲームビジネスを展開するのは、ゲーム専用機ビジネスへの情熱や展望を失ったのではない。スマートデバイスをどうやって活用するか決めたところで、今まで以上にゲーム専用機ビジネスに展望や情熱をもっている」とした[17]。「任天堂はゲーム専用機から撤退し、スマートフォン向けゲームに乗り換えるのではないか」という誤解が世間で生じさせないようにする為、NXの存在が公表されたという[18]

2016年10月20日の日本時間の午後11時より各国の任天堂の公式サイトなどを通じ、「Nintendo Switch」として正式に発表された[15][19]

2017年1月13日の日本時間の午後1時よりメディア・ビジネスパートナー向けの発表会として東京ビッグサイトにて開催された「Nintendo Switch プレゼンテーション 2017」では「任天堂の娯楽のDNAをしっかりと受け継ぎ、すべてを積み込んだ」と紹介され、Nintendo Switchは「任天堂が販売した歴代のゲーム機の特徴を受け継いでおり、まさに任天堂の集大成とも呼べるゲーム機となっている」と公表された。

2017年2月1日の任天堂の「2017年3月期 経営方針説明会 / 第3四半期決算説明会」にて、Nintendo Switchを日本では希望小売価格29,980円(税抜き)で発売で、アメリカでは希望小売価格299.99ドルで発売としており、Wii Uとは異なり、基本的に赤字を出さない価格設定であるとした。

任天堂はNintendo Switchのソフトウェアラインナップを考える上で、発売から順次、間を開けることなく新しいゲームタイトルを提供することで、ゲームを継続的に遊んでもらい、話題を維持し、Nintendo Switchのセールスの勢いを維持する目的があると語った。

Nintendo of Americaの元社長のレジナルド・フィサメィは「Nintendo Switchは境界なくゲームを切り開き、ゲーマーが自分の好きなように自由にプレイすることが可能である」と紹介しており[20]、任天堂の5代目社長の君島達己は「NXはニンテンドー3DSWii Uの後継機ではない[21]」と発言していた。任天堂は過去にもニンテンドーDSを発表する際にゲームボーイアドバンスの後継機ではないと発言しており、「第三の柱」を志向していた[22][23]

君島達己によるとNXという開発コードは、Nintendo Switchの開発に深く関わっていた岩田聡が命名したという[24][25]。名前の由来は命名した当の岩田聡しか知らず、君島達己ら他の経営陣や社内の開発者らに語る機会もなく、本機の完成と発売を見ることなく他界してしまったため[補足 1]、誰もその由来を知らないという[24][25]。岩田は、2002年5月の社長就任直後から「据置型のテレビゲームが転換期に来ているのは確かだ。時代は変わり、どこへでも持ち歩ける携帯型が優位だ。据置型と携帯型の連合や融合を念頭に、新しい遊びの提案もやっていきたい。」と展望を語っていた[26]

Nintendo Switchの総合プロデューサーである小泉歓晃は、Nintendo Switchのテーマを「24時間、いつでもどこでも誰とでも、というテーマでやっている」と語っている[27]

2023年11月に任天堂は「2024年3月期 第2四半期決算説明会 / 経営方針説明会」のプレゼンテーション資料にて「(2024年3月3日で8年目を迎えるが)これまでのプラットフォームのライフサイクルに囚われることなく、今後も新作タイトルの展開を続けていく」と発表している[28]
沿革
2013年

2月 ‐ これまで独立した本部で別々に開発されてきた、携帯ゲーム機と据置型ゲーム機の開発体制が統合され、統合開発本部が組織された
[29]

2014年

プロジェクト開始
[30]

2015年

3月17日 ‐ 任天堂とDeNAとの「資本・業務提携発表」の席上、任天堂の岩田聡が「NX」の開発を行っていること、詳細な続報は2016年に発表することを表明
[31]

9月16日 ‐ Switchの開発を担当していた統合開発本部と、OSやネットワークなどを担当するシステム開発本部を統合し、技術開発本部が新設された[32][33]

2016年

4月27日 ‐ 任天堂の公式
Twitterアカウントにて、NXの発売予定時期を2017年3月と発表[34]

10月20日 ‐ 日本国内の23時より各国の任天堂のオフィシャルサイトにて、ワールドプレミアを実施。「Nintendo Switch」と製品詳細が正式に発表[35]

10月27日 ‐ 任天堂の「2017年3月期 第2四半期決算説明会」にて、2017年3月末までに全世界に向けてNintendo Switchを200万台の出荷を計画していることを発表。

2017年

1月13日 ‐ メディア・ビジネスパートナー向けの発表会「Nintendo Switch プレゼンテーション 2017」を東京ビッグサイトにて開催
[36]。任天堂の関係者や各ソフトメーカーの関係者が登壇し、発売日、本体価格、セット内容、ソフトウェアラインナップを発表。日本での希望小売価格は29,980円(税別)[1]

1月14日、1月15日 ‐ 一般向け体験会「Nintendo Switch 体験会 2017」を東京ビッグサイトにて開催。

1月21日 ‐ 予約受付開始。

1月23日 ‐ 任天堂の公式オンラインストアである「マイニンテンドーストア」がオープン。Joy‐ConやJoy‐Conストラップのカラーをカスタマイズできる「Nintendo Switch カスタマイズ」が登場。

2月8日 ‐ 日本でのテレビコマーシャルを初公開。


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