Netflix
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テレビ朝日も2022年7月から木曜ドラマ六本木クラス[注釈 13][注釈 14]、2023年7月から火曜9時枠の連続ドラマシッコウ!!?犬と私と執行官?』の配信を行うなど[238][239]在京キー局各社との提携が進んでいる。

2023年2月、同業の動画配信サービスを提供しているABEMAサイバーエージェントとテレビ朝日の合弁会社)との間でコンテンツパートナーを締結したことを発表した。ABEMAは同サービスで人気番組となっている『オオカミくん(ちゃん)には騙されない』や『恋愛ドラマな恋がしたい』の最新作を制作し、Netflixにて世界配信[注釈 15]するとしている[240][241]
韓国

2016年よりストリーミングのみのサービスを開始[242]

2018年、韓国の通信事業者、LGユープラスとコンテンツ配信契約を結ぶ。この提携に対して、韓国の地上波放送局が加盟する韓国放送協会は「メディア産業の生態系が破壊されかねない」として、政府当局に対応を求めた[243]

2020年10月23日、韓国のアニメ製作スタジオであるスタジオミールと、日本のアニメ制作スタジオ3社(アニマ&カンパニーサイエンスSARUMAPPA)と共に、包括的業務提携を結ぶ[244][245]

2021年1月6日、ソウル近郊に位置する京畿道坡州市漣川郡に2つのプロダクション施設を設立[246][247]

2021年2月25日、韓国で開催されたオンライン記者会見「See What’s Next Korea 2021」にて、2021年に韓国発の作品に約5500億ウォン(約520億円)を韓国コンテンツに投資することを、Netflixコンテンツ部門バイス・プレジデント(韓国、東南アジアオーストラリアニュージーランド)のキム・ミニョンが発表した[248]

2023年4月24日、共同最高経営責任者(CEO)のテッド・サランドスは訪米中の韓国大統領尹錫悦と面会した上で、今後4年間韓国発の作品に25億ドル(約3350億円)を投資することを発表した[91][249][250]
ヨーロッパ

2012年よりイギリスアイルランドノルウェーデンマークスウェーデンフィンランドでストリーミングのみのサービスを開始。2013年にはオランダでも開始[251]

2022年2月22日、Netflixはフランスの映画業界団体との間で協定を結び、次の3年間にフランス語で制作される最低でも10本の映画に対して、年間で最低3000万ユーロ(約39億円)を出資し、代わりにこれらの作品を劇場公開15か月後から7か月間独占配信出来る権利を取得した。フランス国内では劇場公開から36か月(3年)間はストリーミング配信することが法律により禁止されているが、2017年の第70回カンヌ国際映画祭において、劇場未公開のまま、Netflixにおいて配信された一部の映画作品が同映画祭のコンペティション部門で上映されたため、映画業界から批判があがっていた[252][253]

2022年3月1日、ロシアでは同日から契約者が10万人を超える国内の配信サービスにおいて、国営メディア傘下のチャンネル配信を義務付ける規則が導入されたが、Netflixは前月に発生したロシアによるウクライナ侵攻を理由にこれらのチャンネル追加を拒否している[254][255]。その後、同国内でのサービス提供を停止したことが同月6日にロイター通信の取材により明らかになった[256]
主な配信作品
配信作品の分類と定義

配信作品のラインアップはサービスを行う国・地域によって異なるが、以下のように分類される。

Netflixオリジナル作品

Netflix製作作品
[注釈 16]

Netflix単独で製作発注 あるいは 他社が製作発注した作品の全世界の独占配信権をNetflixが獲得[注釈 17]

Netflixと他社の共同製作発注

他社製作作品の続編をNetflixが製作発注


他社製作作品をNetflixが一部の国で独占配信(ライセンス取得)[注釈 18]


Netflixオリジナル以外の作品

複数シーズン/シリーズに渡る作品の場合、シーズン/シリーズ毎にNetflixでの配信が契約されるため、続編が配信されない作品もある[注釈 19]
Netflixオリジナル作品
概要

Netflixは他局製作の作品を配信するほか、早くから自社製作によるオリジナル作品を配信し、さらに他局製作作品の一部を地域によってはオリジナル作品と称して配信してきた。当初、オリジナル作品のほとんどは英語作品であったが、非英語圏での視聴者の拡大にともない、非英語の作品が増大している。また、他の配信業者との競合により、その企業系列の放送局の作品の配信は減少しており、結果として全配信作品におけるオリジナル作品の割合は増大している。
Netflixオリジナル作品の国・地域ごとの配信の仕組み

Netflixオリジナル作品は全世界的に配信されることが多いが、以下の理由により特定の国・地域に限定されることがある[257]

Netflixが進出していない一部の国・地域において、Netflixが製作した作品のライセンスを他社に販売することがある[注釈 20]

他社作品を独占的に配信する場合、全ての国・地域ではライセンスを取得できず、一部の国・地域では他社が取得することがある[注釈 21]

作品の言語・内容が特殊なため、オリジナルとしての配信を一部地域に限定することがある[注釈 22]

日本で製作されたNetflixオリジナル作品の配信ライセンスには、以下のようなパターンが存在する。

日本を含む全世界でオリジナルとして独占配信(『BLAME!』)

日本ではテレビ放送に先駆けてオリジナルとして独占先行配信し、全世界でもオリジナルとして独占配信(『アンダーウェア』)

日本では非オリジナルとして配信し、日本国外でオリジナルとして独占配信(『シドニアの騎士』)

他社製作作品あるいは他社と権利を共有する作品の場合、契約の終了によりNetflixオリジナル作品でも配信が終了することがある[注釈 23]
Netflixオリジナル作品の歴史

2008年1月時点で、金額ベースでNetflixオリジナル作品の約半数に上る買付・製作をRed Envelope Entertainment(英語版)(旧社名: Netflix First)が担当していた。当時のNetflixはDVDレンタルサービスが事業の中核を占めており、「Netflixオリジナル作品」はレンタル独占買付の意味合いも強く含まれていた。2008年7月22日、NetflixはREE社の閉鎖を発表した[258][259]

Netflixが単独で製作発注した初の作品は、2013年公開の政治ドラマ『ハウス・オブ・カード 野望の階段』である。以降、Netflixオリジナル作品の本数は急激に増大し、2016年時点で126本のオリジナルテレビ番組・映画が配信された。この本数は、アメリカ国内のテレビネットワーク局やケーブルテレビ局をも凌駕するものである[260]

2022年11月10日、2023年初頭に初のライブ番組を世界配信することを発表。第1弾はアメリカの人気スタンダップコメディアンであるクリス・ロック司会の『クリス・ロックの勝手に激オコ』を同年3月にメリーランド州ボルティモアから生配信した[261][262]
Netflixオリジナル作品一覧

オリジナル作品は映画、TV番組、スタンドアップコメディに分けて以下で説明されている。

継続中のオリジナルTV番組の一覧は「NetflixオリジナルTV番組の一覧」を参照


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