NetBeans
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NetBeans IDENetBeans 11.0のスクリーンショット
開発元Apacheソフトウェア財団[注釈 1]
最新版12.0 - 2020年6月9日(3か月前) (2020-06-09)[1][±]
リポジトリgithub.com/apache/netbeans
対応OSWindows, Ubuntu, Solaris, Mac OS X
プラットフォームクロスプラットフォーム
種別統合開発環境
ライセンスApache License
公式サイト

netbeans.apache.org

netbeans.org

ja.netbeans.org

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NetBeans(ネットビーンズ)とは、オラクル(買収以前はサン・マイクロシステムズ、以下同)を中心としたコミュニティにより開発されている、オープンソース統合開発環境 (IDE) である。Java/PHP/C言語/C++/JavaScript/Groovy等のいくつかのプログラミング言語に対応している。NetBeans Platformを利用して開発されており、様々なモジュールを組み込むことが可能である。NetBeansの特徴の一つであるGUIエディタ (Project Matisse) もその一つである。目次

1 概要

2 沿革

3 歴史

3.1 サン・マイクロシステムズの買収

3.2 Apacheソフトウェア財団への寄贈


4 NetBeansの機能

4.1 プラグイン

4.2 ビルドツール

4.3 コード支援

4.4 リファクタリング

4.5 データベース管理

4.6 バージョン管理システム

4.7 xUnit


5 対応オペレーティングシステム

6 ライセンス

7 関連製品

8 ねこび?ん

9 脚注

9.1 注釈

9.2 出典


10 外部リンク

概要

ほぼ100%Javaで書かれている統合開発環境である。バージョン4.0以降は、Java仮想マシン自体の大幅な高速化もあって、ネイティブな環境との速度差は感じないとされる。

このソフトウェアはJavaを開発しているオラクルが開発していることから、最新版のJavaにいち早く対応できるという利点がある。Java SE 5.0が登場した際には他のIDEに先んじて、新機能であるジェネリックアノテーションに対応した。またGUI開発はNetBeansがJava IDEの中で秀でており、「フリーデザイン」によるコンポーネントの配置などの優れた機能を持つ。

NetBeansは始めから多言語に対応しており日本語などの多くの言語をインストール直後から利用可能である。

パッケージによって異なるが開発できる言語として、Java・JavaScriptPHPC/C++Groovyがある。またWebアプリケーションを動作させるのに必要なApache TomcatGlassFishといったアプリケーションサーバが同封されているパッケージもあるため、別途インストールすることなく利用できる。

Java IDEとして既に広く使われているEclipseと比較されることが多い。現状、シェア、多機能性、プラグインの豊富さは、Eclipseに一日の長がある。NetBeansは3.51までJava Look&Feelを使用していたため、特にWindowsユーザーに受け入れられにくかったようである。3.6でLook&FeelをSystemLook&Feelに変更したことにより、ユーザーが増加しはじめた。
沿革

4.0からJava SE / EEのリファレンス的な開発環境としての側面が強まっている。5.5からは、WebサービスパーシスタンスAPI等に対するスムーズな開発を可能にしており、UMLJSFのビジュアル開発なども取り込まれた。

6.0ではRubyJavaScriptのサポート、プロファイラの統合、ビジュアルWebJSFと通常のWEBプロジェクトの統合、Swingアプリケーションフレームワーク、そして大幅なエディタの見直しやレスポンスの改善などがあげられる。Java言語以外のサポート、複数バージョンのTomcatサーブレットコンテナや各種アプリケーションサーバの対応など標準機能でカバーする範囲が広がったのが特徴である。また、使用者の利用するパッケージを選択できるインストーラもいままでになかったものである。

6.1では新たに暫定版ではあるもののPHP対応がされた。また、Rubyの更なるサポート、JavaScriptの本格サポートなどJava以外の言語の対応が充実したのも特徴である。また、標準API以外のサポートは珍しいのだが、Spring2.5がWebプロジェクトのフレームワークとしてサポートされた。JSR311 としてRESTful Web サービスもサポートされ、Javaの最新技術も引き続き先行搭載されていくようである。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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