ネイティブ・インストゥルメンツ
Native Instruments, GmbH
種類有限会社(ドイツ)
略称NI
本社所在地 ドイツ
10997
Schlesische Strase 29-30 Berlin
設立1996年6月3日
業種製造業
事業内容ソフトウェア、ハードウェア、関連アクセサリー商品の販売
代表者Daniel Haver(CEO)
従業員数400
支店舗数4
関係する人物Stephan Schmitt
Volker Hinz
Vadim Zavalishin
外部リンク ⇒native-instruments.com
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Native Instruments(NI, ネイティブ・インストゥルメンツ)は、コンピューターを使った音楽制作やリアルタイムパフォーマンス向けのソフトウェア、ハードウェア、デジタルサービスを開発、提供するドイツの企業である。 PC上で使用するソフトウェア・シンセサイザー、専用コントローラーやオーディオインターフェース、PCDJを三本柱として商品展開している。 日本にでは、日本法人であるNATIVE INSTRUMENTS JAPAN 株式会社が販売や登録、サポートなどの業務を行っている[1]。 2012年1月まではNative Instruments本社のウェブサイトから、ドル建て価格で商品を直接購入することができた。円高が進行していた時期には日本代理店より大幅に安い値段で購入できたが、2012年2月以降日本からのアクセスは円建ての価格でしか購入することができなくなった。 NIはまた、インターネット上の有料音楽配信サービスであるBeatportとの提携を結んでもいる。
概要
Komplete Instruments and Effects
ソフトウェア・バンドル製品
KOMPLETE: Native Instrumentsのインストゥルメント、エフェクトを多数バンドル。
KOMPLETE: Native Instrumentsの主要なソフトをバンドルしたもの。KOMPLETE10まではDVDメディアによって提供されていたが、KOMPLETE11以降はHDDメディアによって提供されている。
KOMPLETE ULTIMATE Collectors Edition: 2018年10月、KOMPLETE12以降登場。ULTIMATEに含まれなかった、SYMPHONY SERIES-COLLECTIONとExpansionsを含む最上位パッケージ。
KOMPLETE ULTIMATE: 2011年9月、KOMPLETE8以降登場。その時点で発売されているNative Instrumentsのソフトウェアのほぼ全てをバンドルし、HDDメディアによって提供される。
KOMPLETE ELEMENTS: 2010年9月、KOMPLETE7発売以降登場。KOMPLETEの廉価版。Abbey Road 60sがバンドルされているが、これも簡易版である。
KOMPLETE PLAYERS: 2010年9月、KOMPLETE7発売以降登場。無償版のKOMPLETE。KONTAKT PLAYER、REAKTOR PLAYER、GUITAR RIG PLAYERの3つからなる。
KOMPLETE SELECT: 2015年5月、KOMPLETE KONTROL S-SERIESキーボードの付属音源として登場。10種類程度のKOMPLETEインストゥルメントとエフェクトがバンドルされている。
ソフトウェア・シンセサイザー
ABSYNTH: セミ・モジュラー式のシンセサイザー音源。パッド、アンビエント系の音作りに特化している。
BLOCKS BASE: REAKTOR Blocksを利用した製品群で必須となるモジュールを提供する無償製品。
BLOCKS PRIMES: 無償製品であるREAKTOR PLAYER及びBLOCKS BASEを拡張できる製品。Kodiak、West Coast、MONARK、DRIVER、ROUNDSシリーズから23のBlocksを収録。
FM8: 典型的なFM式音響合成を発展させた方式によるシンセサイザー音源。FM7の後継音源。
MASSIVE
MASSIVE X: MASSIVEの姉妹製品として新たに開発されたシンセサイザー。2019年6月27日に電子音楽の次の10年を担うソフトウェアシンセサイザーとしてリリースされた。リリース直前まで詳細な情報がなく、発売日に関しては発売されるまで6月中に発売されるということしかわからなかった。
Monark: Minimoogをモデリングした、Reaktorベースのシンセサイザー。
Pro-53: 1980年代のアナログシンセサイザーを再現する。既に廃番となっている。
Reaktor: モジュラー式のシンセサイザー音源である。シンセのほか、サンプラー、ドラムマシン、エフェクター、そしてシーケンサーなどを装備している。これを応用したソフトウェアとして、RAZOR、REAKTOR SPARKなどのシンセサイザー、マルチエフェクトのTHE FINGERなども販売されている。
Reaktor ElectroNIc Instruments: Reaktorベースのシンセサイザーやグルーブボックスを複数収録したパッケージ。すでに廃番となっている。
Razor: Reaktor上で動作する、加算合成式シンセサイザー。ErrorsmithとNative Instrumentsの協力により制作。
Retro Machines MK2: 16種類のアナログ・シンセとキーボードからサンプリングされたKontakt用音源。
SUPER 8: 8ボイスのビンテージポリフォニックシンセサイザーをベースにシンプルで現代的なUI、FMオシレーターを持ち、レトロからモダンなサウンドまで幅広く表現できるReaktorベースのシンセサイザー。
ソフトウェア・サンプラー
Kontakt: ソフトウェア・サンプラー。Mac/PC上で動作し、様々なジャンルに対応し、43GBを超えるサンプル容量、7カテゴリー、1,000音色のファクトリー・ライブラリーに加え、16種類のアナログシンセとキーボードからサンプリングされたRetro Machines MK2、KONTAKT6より搭載されたウェーブテーブルシンセシス・エンジンを利用したPlay Series instrumentsが付属する。その他Native Instrumentsによる様々な音源ライブラリー以外に、サード・パーティからも多数の音源ライブラリーが販売されていて、ソフトウェア・サンプラーの中のデファクト・スタンダードとしての地位を固めている。
Kontakt Experience
Kontakt Player: KONTAKT用ライブラリーのみを再生できる、サンプル・プレイバック専用ソフト。無償で提供される。
Kompakt: Kontaktの機能を共有する廉価版サンプラー。既に廃番となっている。
Battery: ドラムサンプラー。エレクトロ系のサウンドが特に充実している。
サンプラー用ライブラリー
Abbey Road|50s Drummer: 1950年代のドラムサウンドを再現したドラム・サンプル・ライブラリー。2013年5月発売。
Abbey Road|60s Drummer: ロンドンのアビー・ロード・スタジオで、60年代当時のヴィンテージ・ドラム及び録音機器を使用して収録されたドラム・サンプル・ライブラリー。同シリーズはミキシングやパターン演奏のためのソフトウェアも統合されている。2010年1月発売。
Abbey Road|70s Drummer: ロンドンのアビー・ロード・スタジオで、70年代当時のヴィンテージ・ドラム及び録音機器を使用して収録されたドラム・サンプル・ライブラリー。同シリーズはミキシングやパターン演奏のためのソフトウェアも統合されている。2010年1月発売。
Abbey Road|80s Drummer: 上記と同様に1980年代のドラムサウンドを再現したドラム・サンプル・ライブラリー。2010年8月発売。
Abbey Road|Modern Drummer: 上記と同様に1990年代以降のドラムサウンドを表現したドラム・サンプル・ライブラリー。2010年12月発売。
Abbey Road|Vintage Drummer: 1920年代?1940年代の古い機材を使ったドラム・サンプル・ライブラリー。2012年12月発売。
Akoustik Piano: Bosendorfer 290 Imperial, Steinway D, Bechstein D280, Steingraeber Model 130がサンプリングされている。既に廃番となっている。
ALICIA's KEYS: アメリカ人アーティスト、アリシア・キーズのピアノサウンドを収めたサンプル・ライブラリー。2010年4月発売。
Bandstand: MIDI再生用に特化した音源集。
Battery Studio Drums: Battery専用ドラムサンプル・ライブラリー。既に廃番となっている。
DRUMLAB: アコースティックドラムとエレクトリックドラムを組み合わせて複雑な音作りができるドラム・レイヤリング・インストゥルメント。
Elektrik Piano: Rhodes MK1、MK2、Hohner Clavinet E7、そしてWurlitzer