ARMアーキテクチャのデュアルコアCPUで LPDDR2 SDRAM を利用している場合はデュアルチャネル(32ビット×2)を採用しているものが多い中、Tegra 2 と Tegra 3 はシングルチャネル(32ビット×1)を採用している。 Tegra 2以降のプロセッサを搭載したスマートフォン・タブレットを、NVIDIAでは「Tegraスーパー・フォン」「Tegraスーパー・タブレット」と呼ぶ。
Tegra 3の省電力技術
「4-PLUS-1」
メインである4つのコアに加え、低性能・低消費電力のコンパニオンコアを状況に応じて活用する技術。端末のパフォーマンスが必要なときは4つのコアから必要な数のコアを使い、不要なときは低消費電力のコンパニオンコアだけで動作して全体の消費電力を削減する。ビデオ再生時では最大61%、Web閲覧では最大30%の消費電力の削減が可能[72]。
PRISM Display Technology(プリズム・ディスプレイ・テクノロジ)
液晶の消費電力を低減するための技術。液晶に表示される画像・動画のピクセル1つ1つを分析して、明るい色に置き換えることで、バックライトを暗くしても同じ明るさを維持する。バックライトの消費電力を最大40%削減できる[4]。
DirectTouch(ダイレクト・タッチ)
タッチパネルの消費電力を削減する技術。タッチパネルの制御を専用チップではなくTegra 3で行うことで、消費電力およびチップ面積を低減する。また、タッチパネルの制御にTegra 3のパフォーマンスを活用できるため、タッチレスポンスが向上する[4]。
サポートするOS
Windows CE 6
Android[73]
Linux[74]
Windows RT[75]
QNX[76]
Tegraを搭載した製品
第1世代
スマートフォン
マイクロソフト KIN
ポータブルメディアプレイヤー
マイクロソフト Zune HD
Tegra 2
スマートフォン
LG Optimus 2X
Motorola PHOTON ISW11M
タブレット端末
ASUS Eee Pad Transformer TF101・Eee Pad Slider SL101・Eee Pad TF101-WiMAX
Motorola XOOM TBi11M
Acer Iconia Tab A500・A100・A200