NVIDIA_GeForce
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第2世代Maxwellアーキテクチャでは、新たなメモリ圧縮技術を採用しメモリのアクセス効率が高まった[68]。MFAA(Multi-Frame Sampled Anti Aliasing)技術に対応[69]。64bitメモリコントローラ1基に対するROPユニットは8基から16基に変更された[70]。GTX 970以上でVR(Virtual Reality)をサポートする[71]

HDMI 2.0出力端子×1とDisplayPort 1.2出力端子×3を搭載し、4画面の4Kモニタの60Hz表示に対応する。

製品名コア名 (プロセス)コアクロック
[Boost]
(MHz)コア数メモリフィルレート[注釈 5]FLOPS[注釈 5]SLIVR消費電力
(W)補助電源接続
SMCUDATMUROPL2
(MB)タイプクロック
(GT/s)バス幅
(bit)帯域
(GB/s)容量
(GB)ピクセル
(GPix/s)テクセル
(GTex/s)単精度
(TFLOPS)
GeForce GTX 950GM206 (TSMC 28 nm)1024 [1188]676848321GDDR56.6128106232.849.21.572-way×906pinPCIe 3.0
×16
GeForce GTX 9601127 [1178]810246471122 / 436.172.12.31120
GeForce GTX 970GM204 (TSMC 28 nm)1050 [1178]131664104561.75224 (3.5 GB)
+32 (0.5 GB)196 (3.5 GB)
+28 (0.5 GB)4
(3.5+0.5)58.81093.493-way○1456pin×2
GeForce GTX 9801126 [1216]162048128642256224472.11444.614-way165
GeForce GTX 980 TiGM200 (TSMC 28 nm)1000 [1075]222816176963384336696.01765.632508pin+6pin
GeForce GTX TITAN X243072192121926.14
GeForce 900 Series の製品
GTX 950[72][73][74]
2015年8月20日発表。GTX 960と同じGM206コアを採用するが、SMM 8基中の2基が無効化され、コア数や消費電力はGTX 960の3/4となる。価格的にも性能的にもGTX 750 TiとGTX 960の隙間を埋めるモデルとして登場し、性能はGTX 750 Ti比で約1.5倍になったが[75]、消費電力も1.5倍に増えて補助電源が必要な上に2万円前後という価格に割高感があり、2万円台前半に価格がこなれていた上位のGTX 960に人気が集まった。2016年3 - 4月には消費電力を抑えて補助電源を不要にした製品[76]、5月にはロープロファイル対応の製品も発売された。(しかし半年後の同年10月には次世代Pascalアーキテクチャ採用のGTX 1050を搭載した製品がより安価に発売される事になる)
GTX 960[77]
2015年1月22日発表。フルスペックのGM206コアを採用するミドルレンジモデル。GM206コアはGM204コアの半分となる2基のGPC(8基のSMM)で構成されていて、コア数やメモリ帯域はGTX 980の半分となる。GM206コアはH.265ハードウェアデコーダを統合しており、ミドルレンジでも4K/60fpsのデコードが可能となっている。スペック的にはGTX 950 Tiのような製品で、性能はGTX 950比で1.2倍程度に過ぎない。前世代のGTX 760と比べてメモリバス幅が256bitから128bitに半減しているため、高負荷時の性能はGTX 760と僅差にまで落ち込む。
GTX 970[78]
2014年9月19日発表。GTX 980と同じGM204コアを採用するが、SMM 16基中の3基が無効化されている。当初はメモリ周りはGTX 980と同じとされていたが、実際にはROPユニットが64基から56基に削減され、L2キャッシュも32bit幅1基分0.25 MB少なかった。このため、4 GBのメモリ中3.5 GBまでは帯域が7/8に、3.5 GBを超えた分は帯域が1/8に制限されていた[79]。NVIDIAは、2015年1月にスペックを下方修正した[80][81]。また、電源周りの回路に問題があり、高fpsで描画時にコイル鳴きが発生する製品が多い。
GTX 980[78][82]
2014年9月19日発表。フルスペックのGM204コアを採用し、4基のGPC(16基のSMM)で構成されている。7.0 GbpsのGDDR5メモリを搭載し、メモリ圧縮技術により9.3 Gbps相当のパフォーマンスを発揮する。GM204コアはH.265/HEVCハードウェアエンコーダを統合する。
GTX 980 Ti[83][84][85]
2015年6月1日発表。GTX TITAN Xと同じGM200コアを採用するハイエンドモデル。SMM 24基中の2基が無効化されている。
GTX TITAN X[86][87]
2015年3月18日発表。フルスペックのGM200コアを採用し、6基のGPC(24基のSMM)で構成されている。「TITAN」の名を冠してはいるが、Kepler世代のGeForce GTX TITANシリーズとは異なり、DPフルスピードモードはサポートされない。浮動小数点数演算性能は、単精度が6.14 TFLOPS、倍精度が0.19 TFLOPS(理論値)。
GeForce 10 Series「en:GeForce 10 series」も参照

GeForce 10 Seriesは、Pascalアーキテクチャを採用する、ロークラスからハイエンドクラスの2016年 - 2018年前半の製品群である[88][89]

Pascalアーキテクチャでは、16 nmプロセスや14 nmプロセスの採用によって、消費電力の増加を抑えながらコアクロックが大幅に引き上げられた。またGTX 1080以上で、新たなメモリ規格のGDDR5Xメモリの採用により、メモリ帯域が向上している[90]

新開発された「SLI HB」と呼ばれるブリッジを推奨[91]、3-way/4-wayのSLI構成は非推奨となっている[92]。75 - 150 Wの補助電源の供給方法は、従来の6pin×2から8pin×1に変更された。 GTX 1060以上でVR(Virtual Reality)をサポートする[71]

HDMI 2.0bやDisplayPort 1.4の最新のインターフェイスに対応[93]。アナログ映像信号出力は廃止された。
2018年6月4日、PascalおよびMaxwell世代のGPUとDisplayPort 1.3または1.4対応のモニタを接続した時に不具合が発生することがあり、ファームウェアのアップデートが必要となる場合があると発表された[94][95]

製品名コア名 (プロセス)コアクロック
[Boost]
(MHz)コア数メモリフィルレート[注釈 5]FLOPS[注釈 5]SLIVR消費電力
(W)補助電源接続
SMCUDATMUROPL2
(MB)タイプクロック
(GT/s)バス幅
(bit)帯域
(GB/s)容量
(GB)ピクセル
(GPix/s)テクセル
(GTex/s)単精度
(TFLOPS)
GeForce GT 1010 (DDR4)GP108 (Samsung 14 nm)1151 [1379]225616160.25DDR42.16416.8218.418.40.59××20?PCIe 3.0
×4
GeForce GT 1030 (DDR4)3384240.527.60.88
GeForce GT 10101228 [1468]2256160.25GDDR5540.019.619.60.6330
GeForce GT 10303384240.5648.129.50.94
GeForce GTX 1050 (2 GB)GP107 (Samsung 14 nm)1354 [1455]564040321712811243.354.21.7375PCIe 3.0
×16
GeForce GTX 1050 (3 GB)1392 [1518]676848240.759684.1333.466.82.14
GeForce GTX 1050 Ti1290 [1392]321128112441.361.91.98
GeForce GTX 1060 (3 GB)GP106 (TSMC 16 nm)1506 [1709]9115272481.58192192372.31083.50○1206pin


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