NVIDIA_GeForce
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GTX 680[52]
2012年3月22日発表。フルスペックのGK104コアを採用し、8基のSMXで4基のGPCを構成する。GTX 580と比べて、CUDAコアは3倍、テクスチャユニットは2倍となった。メモリバス幅が384bitから256bitに削減されているが、メモリクロックが1.5倍に高速化された為、メモリ帯域は変わっていない。GTX 580を3枚使用したデモをGTX 680 1枚で行うことを可能にしている。また1枚で画面を4出力することができ、3D Vision Surroundに対応しているのでトリプルヘッドのためにSLIを組む必要はない。
GTX 690[53]
2012年4月29日発表。GTX 680に搭載されているフルスペックのGK104コアを2基搭載した製品である。本製品はコアクロックをGTX 680に比べて落としているものの、CUDAコア数やメモリ周りの仕様はGTX 680と変わらない。GPUクーラーのファンカバーはマグネシウム合金、それ以外のクーラーカバーはクロムメッキ処理が施されたアルミ素材を採用し、それぞれのGPUにはベイパーチャンバー式ヒートシンクが搭載されている。なお中央のファンは3000rpmで回転している。冷却性能の向上に注力しているが、GTX 680二枚をSLIで動作させるよりも騒音が小さい。電源は10フェーズで基板は10層となっている。起動中は側面のGTX 690のロゴが緑色に光る。消費電力は300 W。リファレンスデザインでは補助電源は8ピンが2系統必要となる。インターフェイスはPCIe Gen3、ディスプレイインターフェイスはDual-Link DVI×3、Mini DisplayPort 1.2。カード長は279mmとなり、GTX 580から1mmだけ伸びている。なお、前世代までのデュアルチップカードでは、ブリッジチップとしてnForce 200が採用されていたが、PCIe Gen3に対応する為かブリッジチップにはLX Technology製のPEX 8747が採用されている。
GeForce 700 Series「en:GeForce 700 series」も参照GeForce 600/700シリーズ コア比較表GeForce 600/700シリーズ系列図

コア名SM数メモリGeForce 600シリーズGeForce 700シリーズ
バス幅タイプ製品名コアクロック製品名コアクロック
Fermi GF119164bitDDR3GT 610 = GT 520810 MHz
Fermi GF1082GT 620700 MHz
128bitGT 630 (DDR3)
= GT 440 (DDR3)810 MHzGT 730 (128bit DDR3)
= GT 430700 MHz
GDDR5GT 630 (GDDR5)
= GT 440 (GDDR5)
Kepler GK208132bitGT 710 (GDDR5 1 GB)954 MHz
64bitGT 710 (GDDR5 2 GB)
DDR3GT 710 (DDR3)
2GT 630 Rev.2 (64bit DDR3)902 MHzGT 730 (64bit DDR3)902 MHz
GDDR5GT 640 Rev.2 (64bit GDDR5)1046 MHzGT 730 (64bit GDDR5)
Kepler GK107128bitDDR3GT 640902 MHzGT 740993 MHz
GDDR5GTX 6501058 MHzGT 740 (GDDR5)
Maxwell GM1074GTX 7501020 MHz
5GTX 750 Ti
Kepler GK1064GTX 650 Ti925 MHz
192bitGTX 650 Ti BOOST980 MHz
5GTX 660
Kepler GK1046256bitGTX 760980 MHz
7192bitGTX 660 Ti915 MHz
256bitGTX 670GTX 760 Ti915 MHz
8GTX 6801006 MHzGTX 7701046 MHz
Kepler GK11012384bitGTX 780863 MHz
14GTX TITAN836 MHz
15GTX 780 Ti875 MHz
GTX TITAN Black889 MHz
Kepler GK104
×2チップ8×2256bit×2GTX 690915 MHz
Kepler GK110
×2チップ15×2384bit×2GTX TITAN Z705 MHz

GeForce GT 700 Series

GeForce GT 700 Seriesは、主にKeplerアーキテクチャを採用するGeForce 600シリーズの下位モデルに調整を加えたリネーム製品で構成されるが、一部にFermi世代のリネーム製品も含まれる。このシリーズよりUEFIに正式対応した。

製品名コア名 (プロセス)コアクロック
(CUDA)
(MHz)コア数メモリフィルレート[注釈 5]FLOPS[注釈 5]SLI消費電力
(W)接続
SMCUDATMUROPL2
(KB)タイプクロック
(GT/s)バス幅
(bit)帯域
(GB/s)容量
(GB)ピクセル
(GPix/s)テクセル
(GTex/s)単精度
(TFLOPS)
GeForce GT 705 (OEM)GF119 (TSMC 40 nm)874 (1748)14884128DDR31.656413.213.506.990.17×29PCIe 2.0 ×16
GeForce GT 710GK208 (TSMC 28 nm)9541921685121.814.41 / 27.6315.30.3719PCIe 2.0
×8
GDDR5540.12
?3220.01
GeForce GT 720797512DDR31.66412.81 / 26.3812.80.31
GDDR5540.1
GeForce GT 730 (128bit DDR3)GF108 (TSMC 40 nm)700 (1400)2964256DDR31.812828.81 / 2 / 42.8011.20.2749PCIe 2.0 ×16
GeForce GT 730 (64bit DDR3)GK208 (TSMC 28 nm)9023843285126414.41 / 27.2228.90.6925PCIe 2.0
×8
GeForce GT 730 (64bit GDDR5)GDDR5540.138
GeForce GT 740GK107 (TSMC 28 nm)99316256DDR31.7812828.51 / 2 / 415.931.80.7660PCIe 3.0
×16
GeForce GT 740 (GDDR5)GDDR5580.21 / 264
GeForce GT 700 Series の製品
GT 710
2016年1月25日発表。GT 730 (64bit DDR3) から、2基のSMX中の1基を無効化したローエンドモデル。旧製品のGT 720からコアクロックとメモリクロックが引き上げられている。デュアルリンクDVI-D出力端子、HDMI 1.4a出力端子、D-Sub15ピンのアナログ出力端子を搭載し、WQHD (2560×1440) モニタ表示に対応する。2017年8月以降はGDDR5メモリを搭載する製品も販売されているが、1 GB版はメモリバス幅が32bitに縮小されている。
GT 720
2014年8月13日販売開始。GT 730 (64bit DDR3) から、2基のSMX中の1基を無効化したローエンドモデル。コアクロックとメモリクロックも引き下げられている。GDDR5版も存在するが、日本国内ではOEM品しか流通していない。高クロック化されたGT 710の登場で終息した。
GT 730 (128bit DDR3)
2014年6月18日発表。Fermi世代のGT 430のリネーム品。GT 440 (DDR3) のリネーム品であるGT 630 (DDR3) からコアクロックが引き下げられ、性能は後発のGT 710以下にまで低下している。DDR3メモリを4 GB搭載した製品やDVI-D出力端子を2系統搭載した製品も存在する。
GT 730 (64bit DDR3)
2014年6月18日発表。GT 630 Rev.2 (64bit DDR3) のリネーム品。HDMI 1.4出力端子を4系統搭載した製品も存在する。性能はGDDR5版の70%程度。
GT 730 (64bit GDDR5)
2014年6月18日発表。GT 640 Rev.2 (64bit GDDR5) のコアクロックを1046 MHzから902 MHzに引き下げたもの。
GT 740
2014年5月30日販売開始。GT 640のコアクロックを902 MHzから993 MHzに引き上げたもの。
GT 740 (GDDR5)
2014年5月30日販売開始。GTX 650のコアクロックを1058 MHzから993 MHzに引き下げたもの。実際にはベンダー各社からコアクロック1058 MHzのOC版が出揃い、GTX 650の補助電源不要版となった。
GeForce GTX 700 Series

GeForce GTX 700 Seriesは、Keplerアーキテクチャまたは第1世代Maxwellアーキテクチャを採用する、ミドルレンジからハイエンドクラスの2013年後半 - 2014年前半の製品群である。

Keplerアーキテクチャでは192基のCUDAコアでSMXを構成していたのに対し、Maxwellアーキテクチャでは128基のCUDAコアでSMM (Maxwell Streaming Multiprocessor) を構成。128基のCUDAコアを4つのプロセシングブロックに分割し、32個のCUDAコア毎にシンプルな制御ロジックを配置、L2キャッシュを大幅に増加させたことで、コア当たりのパフォーマンスが35%向上、電力効率は2倍になったという[54]

GTX 760以上でDisplayPort 1.2出力端子を標準で搭載し、4Kモニタの60Hz表示に対応する。GTX 750 Ti以下ではDisplayPort出力端子は標準で搭載されず、HDMI 1.4出力で4Kモニタの30Hz表示までの対応となる。(GTX 750/GTX 750 TiでDisplayPort 1.2出力端子を搭載する製品もある)

製品名コア名 (プロセス)コアクロック
[Boost]
(MHz)コア数メモリフィルレート[注釈 5]FLOPS[注釈 5]SLI消費電力
(W)補助電源接続
SMCUDATMUROPL2タイプクロック
(GT/s)バス幅
(bit)帯域
(GB/s)容量
(GB)ピクセル
(GPix/s)テクセル
(GTex/s)単精度
(TFLOPS)
GeForce GTX 745 (OEM)GM107 (TSMC 28 nm)1033338424162 MBDDR31.812828.82 / 416.524.80.79×55?PCIe 3.0
×16
GeForce GTX 7501020 [1085]451232GDDR5580.21 / 216.332.61.04
GeForce GTX 750 Ti5640405.486.42 / 4[55]40.81.3160
GeForce GTX 760 (192bit) (OEM)GK104 (TSMC 28 nm)824 [889]611529624384 KB5.61921341.5 / 319.879.11.903-way1306pin


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