NVIDIA_GeForce
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当初Green Editionとして発表されたが、NVIDIAの製品ページには59 W版として掲載され[29]、これを搭載したビデオカードも9600 GTの補助電源不要版として発売されている。NVIDIAから公式にはアナウンスはされていないが、ROPユニット数を8基に下げてメモリバス幅が128bitに下げられた仕様の物(いわゆる地雷品)も流通しており[30]、中にはパッケージ上では区別が付かない製品もあり、@media screen{.mw-parser-output .fix-domain{border-bottom:dashed 1px}}物議を醸している[要出典]。
9800 GT
2008年7月29日(米国時間)発表。前世代にあたるはずのGeForce 8800 GTと全く同じ(チップ上の刻印まで同じ)ものがある一方で55 nmにシュリンクした製品もあるなど消費者にわかりにくい製品になっていた。Hybrid Power対応はカードベンダーが選択する。消費電力は105 Wといわれている。※Hybrid Powerについて、情報の混乱から「55 nm版はHybrid Powerに対応している」という噂が流れていたが、実際はカードの設計によるオプション扱いで65 nm版も55 nm版も共に対応している。Hybrid Powerの可否は製品パッケージやカードメーカーのサイトで確認できる。Hybrid Powerの記述が無ければ対応していないが、記述があってもランニングチェンジで非対応になっていることもあり混乱に拍車をかけている。
9800 GT (66 W)
9800 GT Green Editionとも呼ばれ、9800 GTのコアを55 nmにシュリンクしたG92bを搭載し、コアクロックを落とす事で消費電力が66 Wまで落ち、補助電源が不要となった製品。
9800 GTX
2008年4月1日(日本時間)発表。GeForce 9シリーズのハイエンド向シングルチップモデル。9800 GTX、9800 GX2はG92コアであり、特に9800 GTXは8800 GTS (G92) のクロックアップ版に近く(3-Way SLIに対応しており、ただのクロックアップ版ではない)、8800 GTX、8800 Ultraに性能で劣る場面がある。
9800 GTX+
2008年6月19日(米国時間)発表。日本では7月26日発売。9800 GTXを55 nmにシュリンクしたG92bコアを採用し、その分クロックを増やして性能を上げている。また、ベンダーによっては6ピン仕様のPCI Express補助電源コネクタが一つだけのマイナーチェンジ版が存在する。Hybrid SLIに対応。
9800 GX2
2008年3月18日(米国時間)発表。GeForce 9シリーズのハイエンド向けモデル。対応メモリはGDDR3。HybridPower、Hybrid SLI、PureVideo HDに対応。9800 GX2では単体でのSLI動作が可能なため、SLI非対応のマザーボードでもSLI (2-way) が構築可能。また、Quad SLIに対応し、GX2を2枚使用することで運用可能。Quad SLI時には4つのGPUがそれぞれ1フレームごとにレンダリングする4way-AFRとして動作する。しかし、Windows Vistaのみで動作し、単体(4枚)と、Quad SLIの切り替えのみとなる。
GeForce 100 Series「en:GeForce 100 series」も参照

GeForce 100 Series(ジーフォース・100・シリーズ)は、GeForce 9シリーズのリネーム版とされている。すべてOEM向けであり、一般ユーザー向けには市販されていない。

製品名コア名 (プロセス)コアクロック
(SP)
(MHz)コア数メモリフィルレート[注釈 5]FLOPS[注釈 5]SLI消費電力
(W)補助電源接続
SPTMUROPタイプクロック
(MT/s)バス幅
(bit)帯域
(GB/s)容量
(MB)ピクセル
(GPix/s)テクセル
(GTex/s)単精度
(GFLOPS)
GeForce G100 (OEM)G98b (TSMC 55 nm)567 (1400)884DDR2800646.42562.274.5422.4×35?PCIe 2.0
×16
GeForce GT 120 (OEM)G96b (TSMC 55 nm)500 (1400)32168100012816.05124.008.0089.62-way50
GeForce GT 130 (OEM)G94b (TSMC 55 nm)500 (1250)48241219224.06.0012.0120756pin
GeForce GT 140 (OEM)650 (1625)643216GDDR3180025657.6102410.420.8208105
GeForce GTS 150 (OEM)G92b (TSMC 55 nm)738 (1836)12864200064.011.847.24703-way1416pin×2

GeForce 200 Series「en:GeForce 200 series」も参照

GeForce 200 Series(ジーフォース・200・シリーズ)は、2008年6月17日に発表された、GeForceシリーズの第10世代製品群である。GeForce 8800以来、1年半以上にわたり、NVIDIAのハイエンドを担ってきた、G80/90系コアの後継となるべく開発された。開発コードは65 nmのものはGT200、55 nmのものはGT200bもしくはGT206と呼ばれる。GeForce/Tesla第二世代の意味であるという。

なお、これ以降NVIDIAのGPUの命名規則が変更されたが、後述のGTSシリーズがリネーム品(実質二世代前の製品のシュリンク版)であったり、後発の下位モデルであるGTシリーズのみ最新プロセスのGT21xコアを使用してDirectX 10.1への対応など、型番や製品ラインナップがGeForce 9シリーズと同様に非常に分かりづらくなっている。

製品名コア名 (プロセス)コアクロック
(SP)
(MHz)コア数メモリフィルレート[注釈 5]FLOPS[注釈 5]SLI消費電力
(W)補助電源接続
SPTMUROPタイプクロック
(MT/s)バス幅
(bit)帯域
(GB/s)容量
(MB)ピクセル
(GPix/s)テクセル
(GTex/s)単精度
(GFLOPS)
GeForce 210GT218 (TSMC 40 nm)589 (1402)1684DDR2800646.45122.364.7144.9×30.5?PCIe 2.0
×16
GeForce GT 220G94 (TSMC 65 nm)600 (1500)48248GDDR3140012822.410244.8014.414458
GT216 (TSMC 40 nm)625 (1360)16DDR3158025.35125.0010.0131
GeForce GT 240GT215 (TSMC 40 nm)550 (1340)9632

DDR3

GDDR3

GDDR5


1800

2000

3400


28.8

32.0

54.4
10244.4017.625769
GeForce GTS 240 (OEM)G92b (TSMC 55 nm)675 (1620)1125616GDDR3220025670.410.837.83632-way1206pin
GeForce GTS 250738 (1836)12864201664.511.847.24703-way150
GeForce GTX 260 (OEM)GT200b[GT206] (TSMC 55 nm)518 (1080)19228448113179214.533.24151826pin×2
GeForce GTX 260GT200 (TSMC 65 nm)576 (1242)199811289616.136.9477
GeForce GTX 260 Rev.221672179241.5537182
GT200b[GT206] (TSMC 55 nm)896171
GeForce GTX 275633 (1404)24080226812717.750.6674219
GeForce GTX 280GT200 (TSMC 65 nm)602 (1296)322214512142102419.348.26222368pin+6pin
GeForce GTX 285GT200b[GT206] (TSMC 55 nm)648 (1476)248415920.751.87082046pin×2
GeForce GTX 295GT200b[GT206] ×2チップ576 (1242)240×280×228×21998448×2112×2896×232.392.211922-way
(Quad SLI)2898pin+6pin
GeForce 200 Series の製品
210、GT 220
2009年7月9日(日本時間)、NVIDIA公式Webサイトにて発表。発表当初はOEM向けの先行発売品となっていた。GeForceシリーズ初となる40 nmプロセスによる量産品であり、NVIDIAのデスクトップ向けGPUとして初めてDirectX 10.1に対応した(NVIDIAはノート向けGPU、GeForce GTS/GT/G 2*0 MシリーズにおいてDirectX 10.1に初めて対応している)。GeForce 210とGT 220はそれぞれGeForce 9400 GTとGeForce 9500 GTの後継品となっている。210がGeForce 9400 GTからメモリバス幅を64bitに削減しPhysXを省略したもので性能は低下し、GT 220がGeForce 9500 GTからシェーダープロセッサを16基増やしたもので性能はやや向上している。
GT 240[31]
2009年11月17日(米国時間)発表。NVIDIAのデスクトップ向け製品としては初めてGDDR5に対応している。GT200系コアとして初めてミドルレンジ製品であり、GeForce 9600 GTの後継品であるが、DirectX 10.1に対応、CUDAコア(以前はSPと呼ばれていたもの)が96基、ビデオメモリがGDDR5に対応。しかしメモリバス幅が128bitに半減し、性能はそれほど向上していない。
GTS 240、GTS 250
2009年3月3日(米国時間)発表。200番台が付番されているが、コア自体はGT200bではなくG92bであり、実質的にGTS 250は9800 GTX+と同じ製品、GTS 240は9800 GTの周波数向上版である。ただし、値段も大幅に安くなったほか、基板の設計の改良により消費電力が削減されており、その結果GTS 250は補助電源コネクタが6ピン1個になり(9800 GTX+は2個)、基板の長さも短くなった。また、新たに1 GB版が登場した。GTS 240は1スロット、GTS 250は2スロット占有する。
GTX 260
GTX 260はGTX 280のコアの一部を無効にしたものである。
GTX 260 Rev.2[32]
2008年9月には仕様変更によりSP数が192基から216基へ増やされた。さらに2009年2月には消費電力を低減した55 nm版GTX260が発売された。同名ながら僅かに仕様の異なる3種類のコアが存在していたことになり、入れ替わり時期では店頭での区別が難しい場合があった。


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