NTTグループ九州野球クラブチーム名(通称)NTT九州クラブ、NTT九州、電電九州
加盟団体日本野球連盟
加盟区分
企業チーム (1955 - 1999)
クラブチーム (1999 - 2001)
創部1955年
廃部2001年
チーム名の遍歴
電電九州 (1955 - 1984)
NTT九州 (1985 - 1999)
NTT西日本九州硬式野球倶楽部 (1999)
NTTグループ九州野球クラブ (2000 - 2001)
本拠地自治体
熊本県熊本市 (1955 - 2001)
練習グラウンドNTT九州野球場
NTTグループ九州野球クラブ(エヌティーティーグループきゅうしゅうやきゅうクラブ)は、熊本県熊本市に本拠地を置き、日本野球連盟に加盟していた社会人野球のクラブチームである。2001年に解散した。 日本電信電話公社の九州支社の硬式野球部『電電九州硬式野球部』として1955年に創立された。1965年に都市対抗に初めて出場。1979年には山内孝徳らを擁して日本選手権でベスト4に進んでいる。 1985年、母体の民営化に伴い、チーム名を『NTT九州硬式野球部』に改称した。 1999年、NTTグループの再編に伴ってNTTの企業保有チームはNTT東日本とNTT西日本の2チームのみになり、同年1月にグループ内の各野球部は統廃合される事が決まった。これに対して同部はクラブチームとしての存続を申し出て[1]、活動を続けることになった。同年は、前年で休部したニコニコドーや大仙から主力選手を獲得し[2]、27年ぶりにJABA九州大会で優勝。都市対抗にも5年ぶりに出場した。都市対抗後に『NTT西日本九州硬式野球倶楽部』にチーム名を改称し、1日の練習時間も5時間から3時間に減少したが[3]、クラブチームとして史上初の日本選手権出場を達成した。 2000年、チーム名を『NTTグループ九州野球クラブ』に改称したが、合理化に伴い2001年10月30日をもって廃部となった[4]。
概要
沿革
1955年 - 『電電九州硬式野球部』として発足
1961年 - 都市対抗野球大会に初出場
1974年 - 社会人野球日本選手権大会に初出場
1979年 - 社会人野球日本選手権大会でベスト4進出
1985年 - 『NTT九州硬式野球部』に改称
1999年 - クラブチーム化し、『NTT西日本九州硬式野球倶楽部』に改称
2000年 - 『NTTグループ九州野球クラブ』に改称
2001年 - 廃部・解散
主要大会の出場歴・最高成績
都市対抗野球大会 - 出場18回
社会人野球日本選手権大会 - 出場9回
JABA四国大会 - 優勝1回(1995年)
JABA九州大会 - 優勝2回(1972年、1999年)
JABA高砂市長杯争奪大会 - 優勝1回(1999年)
主な出身プロ野球選手
田端謙二郎(投手) - 1965年ドラフト1位で近鉄バファローズに入団
外木場義郎(投手) - 1965年に広島カープに入団
川崎義通(投手) - 1967年ドラフト9位で東映フライヤーズに入団
中原全敏(内野手) - 1968年ドラフト5位で東映フライヤーズに入団
真弓明信(内野手) - 1972年ドラフト3位で太平洋クラブライオンズに入団
山内孝徳(投手) - 1979年ドラフト3位で南海ホークスに入団
右田一彦(投手) - 1981年ドラフト1位で横浜大洋ホエールズに入団
南牟礼豊蔵(外野手) - 1981年ドラフト3位で阪急ブレーブスに入団
村岡耕一(内野手) - 1981年ドラフト3位で横浜大洋ホエールズに入団
右田雅彦(外野手) - 1986年ドラフト3位で南海ホークスに入団
江口孝義(投手) - 1990年ドラフト3位で福岡ダイエーホークスに入団
小島善博(投手) - 7月に退社した1990年ドラフト3位で日本ハムファイターズに入団
草野大輔(内野手) - NTT東京から移籍、チーム解散に伴いホンダ熊本に移籍し、2005年大学生・社会人ドラフト8位で東北楽天ゴールデンイーグルスに入団
脚注^ 毎日新聞、1999年7月3日付朝刊、熊本地方面
^ 毎日新聞、1999年7月19日付朝刊、P.19
^ 毎日新聞、1999年8月4日付夕刊、九州地方面
^ 毎日新聞、2001年11月1日付朝刊、熊本地方面
関連項目
社会人野球チーム一覧
都市対抗野球大会 (熊本県勢)