NTN株式会社
NTN Corporation
大阪本社(大阪市北区)
種類株式会社
機関設計指名委員会等設置会社[1]
市場情報東証プライム 6472
NTN株式会社(エヌティエヌ、NTN Corporation)は、大阪市北区に本社を置く日本のベアリングメーカー。日本精工、ジェイテクトとともに、日本のベアリング大手3社の一角を成す。三水会とその後身社長会である水曜会およびみどり会の会員企業であり三和グループに属している[2][3]。日経平均株価の構成銘柄の一つ。 世界シェア4位のベアリングメーカーである。自動車関連製品ではドライブシャフトが世界シェア2位、ハブベアリングは世界シェア1位を誇っている。精密機器を主力製品とする。 グローバル市場への展開も早く、戦後は北米や欧州への輸出を積極的に進め、70年代には欧米での現地生産をスタートさせた。2010年にSNR
概要
風力発電機向けの大型ベアリングについて早い段階から注力しており、日系の他メーカーに先んじて海外での生産を開始した。韓国の自動車部品大手のSeohan(現代グループと強い関係を持つ)と組み、現地に工場を建設した。フランスにも計画している。風力発電機用ではNTNの世界シェアはSKF、Schaefflerに続く3位であり、20%程度とされる。 NTNの名前の由来は、大阪の巴商会のボールベアリング部の発足を機に市場に登場したもので、技術を担当した西園二郎のN、資本を投入した社長丹羽昇のNと、これら2つを販売を担う巴商会のTで結び、商標としたもの。以来、NTN製品には必ずこのマークが付けられた。1989年の「NTN株式会社」への社名変更を機に、NTNの意味付けを「For New Technology Network(新しい技術で世界を結ぶ)」とした。 2017年4月からは、翌2018年の創業100周年へ向けて、新コミュニケーションワードとして、「世界をなめらかにする仕事。」が制定された。同時に「なん(N)て(T)なめらか(N)」をキャッチコピーに、多部未華子をイメージキャラクターに起用した企業CMが放映されている。
社名の由来
沿革
1918年 - 三重県桑名市内堀の西園鉄工所で軸受の研究を始める
1923年 - 大阪市西区の巴商会と西園鉄工所が提携し、NTN商標で軸受の製造販売開始
1927年 - 合資会社エヌチーエヌ製作所 設立
1934年 - 株式会社エヌチーエヌ製作所 に改組
1937年 - 東洋ベアリング製造株式会社に商号変更
1938年 - 兵庫県武庫郡(現・宝塚市)に昭和ベアリング製造株式会社設立
1939年 - 三重県桑名市に桑名工場(現・桑名製作所)を新設
1939年 - 昭和ベアリング製造株式会社を合併
1944年 - 大日本紡績株式会社より駒野工場を買収
1946年 - 桑名、武庫川、駒野工場が賠償指定を受ける
1948年 - 内外綿株式会社に駒野工場を譲渡
1949年 - 東京証券取引所・大阪証券取引所の各第一部に上場