NTN
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NTN株式会社
NTN Corporation

大阪本社(大阪市北区)
種類株式会社
機関設計指名委員会等設置会社[1]
市場情報東証プライム 6472
1949年5月上場大証1部(廃止) 6472
1945年5月 - 2013年7月15日
本社所在地 日本
550-0003
大阪市北区中之島三丁目6番32号 ダイビル本館
設立1934年(昭和9年)3月19日
業種機械
法人番号3120001048981
事業内容ベアリングドライブシャフト精密機器商品等の製造及び販売
代表者鵜飼英一取締役代表執行役社長CEO
大橋啓二(代表執行役専務CFO
寺阪至徳(取締役兼代表執行役専務兼CTO
宮澤秀彰(取締役兼代表執行役専務)
資本金543億円
売上高連結:7,335億69百万円
単体:3,471億54百万円
(2019年3月期)
営業利益連結:269億45百万円
単体:53億54百万円
(2019年3月期)
経常利益連結:222億31百万円
単体:38億1百万円
(2019年3月期)
純利益連結:69億58百万円
単体:69億63百万円
(2019年3月期)
純資産連結:2,464億4百万円
単体:1,702億47百万円
(2019年3月31日現在)
総資産連結:8,407億円50百万円
単体:5,956億58百万円
(2019年3月31日現在)
従業員数連結:25,493名
単体: 5,382名(40.6歳)[年]731万円
(2019年3月期)
決算期3月31日
主要株主日本マスタートラスト信託口 6.53%
第一生命保険株式会社 4.37%
明治安田生命保険相互会社 4.21%
(2015年3月)
主要子会社(株)NTNセールスジャパン
NTNアドバンストマテリアルズ(株)
外部リンクNTN株式会社
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東京支社が入居している太陽生命品川ビル

NTN株式会社(エヌティエヌ、NTN Corporation)は、大阪市北区に本社を置く日本ベアリングメーカー。日本精工ジェイテクトとともに、日本のベアリング大手3社の一角を成す。三水会とその後身社長会である水曜会およびみどり会の会員企業であり三和グループに属している[2][3]日経平均株価の構成銘柄の一つ。
概要

世界シェア4位のベアリングメーカーである。自動車関連製品ではドライブシャフトが世界シェア2位、ハブベアリングは世界シェア1位を誇っている。精密機器を主力製品とする。

グローバル市場への展開も早く、戦後は北米や欧州への輸出を積極的に進め、70年代には欧米での現地生産をスタートさせた。2010年にSNR(本社:フランス・ アヌシー)との連携強化を図るため、完全子会社化した後、SNRの社名をNTN-SNRに変更した。フランスを拠点として欧州の他国、アフリカやロシアへも事業展開が可能になった。現在では、売上の70%、生産も50%以上を海外が占めている。他にも台湾・インドネシア・インドにおける生産能力の増強を計画しており、「現地・現物・現人」の考えのもと、現地の材料や設備を使って強化していく考えである。中国では、9拠点でベアリング、ドライブシャフトを生産している。

風力発電機向けの大型ベアリングについて早い段階から注力しており、日系の他メーカーに先んじて海外での生産を開始した。韓国の自動車部品大手のSeohan(現代グループと強い関係を持つ)と組み、現地に工場を建設した。フランスにも計画している。風力発電機用ではNTNの世界シェアはSKF、Schaefflerに続く3位であり、20%程度とされる。
社名の由来

NTNの名前の由来は、大阪の巴商会のボールベアリング部の発足を機に市場に登場したもので、技術を担当した西園二郎のN、資本を投入した社長丹羽昇のNと、これら2つを販売を担う巴商会のTで結び、商標としたもの。以来、NTN製品には必ずこのマークが付けられた。1989年の「NTN株式会社」への社名変更を機に、NTNの意味付けを「For New Technology Network(新しい技術で世界を結ぶ)」とした。

2017年4月からは、翌2018年の創業100周年へ向けて、新コミュニケーションワードとして、「世界をなめらかにする仕事。」が制定された。同時に「なん(N)て(T)なめらか(N)」をキャッチコピーに、多部未華子をイメージキャラクターに起用した企業CMが放映されている。
沿革



1918年 - 三重県桑名市内堀の西園鉄工所で軸受の研究を始める

1923年 - 大阪市西区の巴商会と西園鉄工所が提携し、NTN商標で軸受の製造販売開始

1927年 - 合資会社エヌチーエヌ製作所 設立

1934年 - 株式会社エヌチーエヌ製作所 に改組

1937年 - 東洋ベアリング製造株式会社に商号変更

1938年 - 兵庫県武庫郡(現・宝塚市)に昭和ベアリング製造株式会社設立

1939年 - 三重県桑名市に桑名工場(現・桑名製作所)を新設

1939年 - 昭和ベアリング製造株式会社を合併

1944年 - 大日本紡績株式会社より駒野工場を買収

1946年 - 桑名、武庫川、駒野工場が賠償指定を受ける

1948年 - 内外綿株式会社に駒野工場を譲渡

1949年 - 東京証券取引所大阪証券取引所の各第一部に上場

1952年 - 桑名、武庫川工場の賠償指定解除を受ける

1954年 - 機械工業界において初めて品質管理に関しデミング賞を受ける

1960年 - 静岡県磐田市に株式会社東洋ベアリング磐田製作所(現・磐田製作所)設立

1960年 - 西林精工株式会社を傘下に入れる(1992年10月、株式会社NTN平野製作所に商号変更)

1961年 - 金剛ベアリング株式会社(後の株式会社NTN金剛製作所)を傘下に入れる

1961年 - ドイツ、Erkrathに販売会社NTN Walzlager GmbH設立

1963年 - 米国、Mount Prospectに販売会社NTN Bearing Corp. of America設立

1963年 - 東洋ベアリング販売株式会社に国内販売の営業権を譲渡

1966年 - 愛知県海部郡粉末冶金部品製造会社 洋ベア特殊合金株式会社(後のNTN特殊合金株式会社、現・NTNアドバンストマテリアルズ株式会社)を設立

1968年 - カナダ、Mississaugaに販売会社NTN Bearing Corp. of Canada Ltd.設立

1971年 - 米国、Schiller ParkにAmerican NTN Bearing Mfg. Corp.設立

1971年 - 岡山県備前市に株式会社東洋ベアリング岡山製作所設立

1971年 - ドイツ、Mettmannに軸受の製造会社NTN Kugellagerfabrik GmbH設立

1972年 - エヌ・テー・エヌ東洋ベアリング株式会社に商号変更

1973年 - カナダ、Mississaugaに軸受の製造会社 NTN Bearing-Cae Ltd.を設立(1981年12月NTN Bearing Corp. of Canada Ltd.に合併)

1975年 - 米国、Elginに軸受の製造会社NTN Elgin Corp.設立(1985年4月、American NTN Bearing Mfg. Corp.に合併)。

1976年 - エヌ・テー・エヌ販売株式会社設立(1989年10月、NTN販売株式会社に商号変更)

1980年 - 東洋ベアリング販売株式会社から大口需要家向け営業の譲受

1983年 - 株式会社東洋ベアリング磐田製作所及び株式会社東洋ベアリング岡山製作所を合併

1984年 - 長野県箕輪町に株式会社東洋ベアリング長野製作所設立

1985年 - 米国、MacombにFederal Mogul社との軸受合弁製造会社NTN-Bower Corp.設立

1989年 - 米国、Columbusに等速ジョイントの製造会社NTN Driveshaft, Inc.設立

1989年 - エヌティエヌ株式会社に商号変更

1989年 - 株式会社東洋ベアリング長野製作所を合併

1990年 - 米国、Mount ProspectにNTN USA Corp.設立

1996年 - 米国、LititzにFederal Mogul社の玉軸受部門を買収しNTN-BCA Corp.設立

1998年 - タイ、Pluakdaengに軸受および等速ジョイントの製造会社NTN Manufacturing(Thailand)Co.,Ltd.設立

1998年 - フランス、AllonnesにRenault社と合弁で等速ジョイント製造会社NTN Transmissions Europe設立

2000年 - NTN販売株式会社を合併

2001年 - 株式会社NTN平野製作所を合併


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