NO.6
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この項目では、日本の小説・アニメについて説明しています。イギリスのテレビドラマについては「プリズナーNo.6」をご覧ください。

NO.6
ジャンルSF
小説
著者あさのあつこ
出版社講談社
レーベルYA!ENTERTAINMENT
刊行期間2003年 - 2011年
巻数全9巻

漫画
漫画
原作・原案などあさのあつこ
作画木乃ひのき
出版社講談社
掲載誌ARIA
レーベルKC×ARIA
発表号2011年3月号 - 2014年1月号
発表期間2011年1月28日 - 2013年11月28日
巻数全9巻

アニメ
原作あさのあつこ
監督長崎健司
シリーズ構成水上清資
脚本水上清資、大野木寛、伊藤美智子
キャラクターデザイン石野聡
音楽鈴木慶一
アニメーション制作ボンズ
製作NO.6製作委員会
放送局放送局参照
放送期間2011年7月 - 9月
話数全11話
テンプレート - ノート
プロジェクト漫画アニメ
ポータル文学漫画アニメ

『NO.6』(ナンバー・シックス)は、あさのあつこによる日本近未来SFディストピア小説。講談社YA!ENTERTAINMENTから刊行された。全9巻で、2011年6月に最終巻が発売されている。文庫本、コミックも全9巻で、文庫本は2014年7月に、コミックは2014年3月に最終巻が発売されている。台湾等への海外進出も決まっている。また2012年11月には、物語のその後を描いた外伝『NO.6 beyond』が発売された。

講談社『ARIA』にて、木乃ひのきによる漫画版が2011年3月号から2014年1月号まで連載された。

2011年1月にテレビアニメ化が発表され、同年7月から9月まで放送された。
あらすじ

2013年。理想都市『NO.6』に住む少年・紫苑は、9月7日が12回目の誕生日であった。だが、その日は同時に彼の運命を変える日でもあった。『矯正施設』から抜け出してきた謎の少年・ネズミと出会い、負傷していた彼を介抱した紫苑だが、それが治安局に露見し、NO.6の高級住宅街『クロノス』から準市民の居住地『ロストタウン』へと追いやられてしまう。

4年後、紫苑は奇怪な事件の犯人として連行されるところをネズミに救われ、彼と再会を果たす。NO.6を逃れ、様々な人々と出会う中で紫苑は、理想都市の裏側にある現実、『NO.6』の隠された本質とその秘密を知っていく…。
登場人物
主要キャラクター
紫苑(シオン)
- 梶裕貴[1]本作の主人公。16歳。誕生日は2001年9月7日。身長170センチメートル。体重54キログラム。血液型AB型。市民番号Qw-55142。紫がかった黒い瞳を持つ。白髪や痣で怖がられることもあるが、よく見ると美しい顔立ち。性格は、好奇心旺盛であり、自称人付き合いが苦手な神経質。ネズミにはお人よしで甘ちゃんと称される。周りの者から言わせれば「天然」らしい。また、恋愛にはかなり鈍感もしくは興味がないようで、10年以上も傍にいた幼馴染みの沙布のことを「友達として大切な人」としか思っていなかった。2歳の時、NO.6の市の幼児検診で知能面で最高ランクと認定され、高級住宅街「クロノス」に住むことを許可される。そして、10歳までの間に一般教養と基礎知識を習得。その後は適性にあった専門分野に進み、12歳になり特別コースに入学が決定していた。専攻は生態学(医学)。しかし、突如現れたVC(凶悪犯罪を犯した者)の頃のネズミを匿い、逃がしたために特別待遇の全てを剥奪されてしまう。その4年後、とある理由からネズミと共に西ブロックへ逃走する。西ブロックに移動直後、首に激痛と水ぶくれのようなものが発症。ネズミがすぐにそれを切開して処置したため一命は取り留めたものの、後遺症として髪の色素が抜け落ちたことによる白髪、左の足首から首までのほぼ全身に紅い蛇行跡が現れる(この蛇行跡は皮膚上だけのようで外見以外は変異したところはない)。その後は、ネズミの住居で彼と共に住むようになる。また、この頃からイヌカシの犬を洗う仕事を手伝うようになる。自分と違い強く美しいネズミに惹かれ、ストレートに想いをぶつけていく。ネズミが戦闘で危機的状況に陥るなどすると、一時的ではあるものの、いつもは見せないような戦闘能力を発揮する。普段は他者を気遣い、愚鈍で優しいところがあるが、ネズミが侮辱されたり傷ついたりすると我を忘れてしまう節がある。ネズミが初めて彼に涙を見せた際、彼の胸に込みあがる想いは恋慕でも友情でもなく、ただ“愛しい”という感情のみだった。NO.6崩壊後は「再建委員会」の最年少のメンバーとなった。実はかなりの絡み酒で、ネズミとワインを飲んだ時は、ネズミのモノマネをしたり顔をくっつけたりと、ネズミを戸惑わせた。
ネズミ
声 - 細谷佳正[1]、幼少期 - 西墻由香謎の少年。本名不詳。16歳(アニメ第1話でネズミのVCとしての手配書が紫苑のブレスレットに届いた時点で12歳、また、1巻で「若いな」「同い年だろう」という会話から、紫苑と同い年)。身長178センチメートル。体重63キログラム。血液型O型。バイオレンス・チップ番号はVC-103221。澄んだ灰色の瞳を持つ。また、美しい歌声と美貌をあわせ持ち、西ブロックで数少ない娯楽施設である劇場の舞台にも立つ。舞台に立つ時には「イヴ」という名を用いている。体力と頭脳に優れ、危険を察する野生の勘も良く、西ブロックでうまく生き抜いてきた。戦闘ではナイフを用いた接近戦が得意。いつも超繊維布を身につけている。NO.6に対しては、幼いころにNO.6によって家族や仲間を殺されたことが原因で、深い憎悪と復讐心を持っている。背中には、そのとき負ったケロイドが残っている。12歳になった時に、深手を負った状態で紫苑の家に転がり込んだ。「森の民」という部族の出身で、一族唯一の生き残りである。性格は皮肉屋で冷静沈着。人をからかうのが好き。目的のためには、手段を選ばない。紫苑いわく、「気まぐれで神経質かと思えば、ずぼらでいいかげん」。本心をあまり表に出さないが、紫苑を前にすると直情的になってしまう。西ブロックで紫苑と同居するうち、守るべき対象だった紫苑の中にある芯の強さに惹かれていく。また同時に、次第に大きくなる紫苑の存在と、変わっていく自分の心に当惑する。自分のために我を忘れた紫苑に対し、「紫苑は紫苑のままでいてほしい」と懇願した。寝相が悪く、ベッドの中で紫苑を何度も蹴っ飛ばしたことがある。好物は、熱々のスープ。彼の住居には、たくさんの本が山積みになっている。ちなみに彼の部屋の設定は捨てられた古い図書館で、本人はシェイクスピアの「マクベス」が好きらしい。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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