NMKV
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株式会社NMKV
NMKV Co., Ltd.
[1]
種類株式会社
市場情報非上場
本社所在地 日本
108-0074[2]
東京都港区高輪3-23-17 品川センタービル9F[2]
設立2011年6月1日[3]
業種製造業
法人番号2010401093978
事業内容日本市場向けの軽自動車の商品企画・開発等
代表者代表取締役社長CEO 遠藤淳一[3][補足 1]
代表取締役副社長兼COO 鳥居勲[3]
資本金1,000万円[3]
純利益▲3448万6000円
(2023年3月期)[7]
純資産2億5627万9000円
(2023年3月期)[7]
総資産26億2563万7000円
(2023年3月期)[7]
従業員数54人(2022年4月1日現在)[3]
主要株主日産自動車 50%
三菱自動車工業 50%[3]
外部リンク ⇒http://nmkv.com/
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株式会社NMKV(エヌエムケーブイ、NMKV Co., Ltd.)は、日産自動車三菱自動車工業が折半出資で設立した、日本市場における軽自動車事業に関わる合弁会社

なおeKワゴン・デイズ、 eKスペース・デリカミニ・デイズルークス・ルークス、eKクロスEV・サクラは、三菱自動車工業が製造している[8][9][補足 2]
概要

2010年12月14日、日産自動車と三菱自動車工業は事業協力関係の拡大に合意[10][11]。そのプロジェクトの一環として、2011年5月20日に会社設立について正式契約を締結し[12][13]、同年6月1日に当社が設立された[14][15]。社名のNMKVは、Nissan Mitsubishi Kei Vehicleから取られた[16][補足 3]。役割分担は、日産側が部品調達[16]・企画・デザイン[18]などを、三菱側が製造・開発などを担当し[16]、設立時の約35人の社員の内、半数強を三菱出身者が占める[19]。会社設立時点で約15%である軽自動車における日産と三菱のシェアの合計を、将来的に20%程度に高めることを目標としている[20][補足 4]

設立時、三菱の軽自動車で日産がOEMを受けてオッティとして販売していたeKワゴンの次期モデルを開発、2013年前半に発売する予定とし、軽自動車でトップクラスの燃費を目指し、車台とエンジンを新開発するとした[23][20]。その後、2013年3月6日に初の共同開発車、3代目eKワゴン及び初代デイズを発表[24][25]、同年6月より販売開始[26][27]。同年9月の軽自動車販売台数はデイズが5位、ekが10位につけた[28]。3代目eK・初代デイズでは日本国外から部品を調達するなどして、先代モデルより30%コストを軽減[29]。車両デザインでは、一つの案に対し三菱・日産両方のフロントデザインを組み合わせて提案するなどした[30]。また、三菱が元々持っていた3B20型エンジンをベースに、日産の持つ技術を活用し、圧縮比をレギュラーガソリン仕様としては高めの12.0に向上[31]。骨格は共通化しつつ、外板やバンパーは造り分けている[31]。共同開発の目的として、三菱側はエンジンや工場や開発施設を提供し、それらの費用を減らし[31]、日産側は三菱が持っていない安全装備などを提供したりした[31]。また調達費なども、日産側は従来のOEMより抑え、三菱側は単独で開発費が捻出できない問題を解消した[31]。開発メンバーは2013年6月の時点で、企画担当が日産・三菱各2人ずつの計4人[32]、開発担当が三菱16人・日産2人の計18人になっている[32]

また2013年3月6日の3代目eK・初代デイズの発表時、第二弾としてスーパーハイトワゴンタイプの車両を共同開発することを発表[25][24]。同年3月25日に、日産側の車名がデイズルークスであること、並びにデザインスケッチを発表[33]。同年10月3日、三菱向けのeKスペース[34]、及び両車のエクステリアデザインが発表された[35]。両車は2014年2月13日より販売を開始した[36][37]

2013年6月、三菱は今後の軽自動車開発をNMKVに一本化する方針を明らかにした[38]。同年11月には、三菱・日産にルノーを含め、軽自動車以外にも協力体制の拡大を検討すると発表[39][40]。その中で、電気自動車仕様を含む新たなエントリーカーの開発を検討し、軽自動車の車台をベースにすると発表した[39][40]

なお、軽商用車・軽ワンボックスワゴンの開発は行っておらず、日産・三菱ともにスズキからエブリイNV100クリッパー/NV100クリッパーリオミニキャブバン/タウンボックスとして)・キャリイNT100クリッパー、ミニキャブトラックとして)のOEMを受けている。また、三菱側はNMKVの共同開発車種発売以前からあるミニキャブMiEV(電気自動車)を継続販売している。
沿革

2010年平成22年)12月 - 日産自動車と三菱自動車工業が事業協力の拡大で合意[10][11]

2011年(平成23年)

5月20日 - 日産と三菱間で会社設立について正式合意[12][13]

6月1日 - 株式会社NMKVを設立[14][15]


2013年(平成25年)

3月8日 -

日産、三菱の各社に対して企画・開発したエクステリアデザインと車名を発表。日産向けはオッティ改め「デイズ」「デイズハイウェイスター[25][補足 5]、三菱向けは「eKワゴン」「eKカスタム」[24]として、それぞれ6月に発売する事を発表[24][25]


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