NMB48
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その後3作連続で同1位[9]、また5thシングル「ヴァージニティー」から10thシングル「らしくない」まで6作連続1位を継続しているほか、2013年2月27日には1stアルバム『てっぺんとったんで!』をリリースしこれもオリコン週間アルバムチャートで初登場1位となった[10]
特徴
活動方針

AKB48や姉妹グループ同様、コンセプトの根幹に「会いに行けるアイドル」を据えて、恋愛禁止ルールなどを引き継いでいる。また、SKE48やHKT48と同様に、メンバーがAKB48名義のシングルの歌唱メンバー(選抜メンバー)となったり、AKB48の握手会やコンサートなどのイベントに参加したりする。その一方で、他のグループとのイメージの差別化もみられる。例えば、吉本興業系列の事務所所属ということでコントや漫才にも力を入れており[11]、『R-1ぐらんぷり』や『キングオブコント』への出場歴があるメンバーもいる[12] ほか、吉本新喜劇やお笑い番組などへの出演は多岐にわたる。また、1stシングル「絶滅黒髪少女」のタイトルに採用されたように当初はメンバーは黒髪とすることがルールとなっていた[注釈 5]が、現在は18歳以上のメンバーに限り黒髪のルールが解禁[13] となっている。
グループロゴマーク

NMB48のロゴマークはAKB48のピンク、SKE48のオレンジ、HKT48の黒の単色の背景であるのとは異なりヒョウ柄の背景となっており[注釈 6][注釈 7]、メンバーの着用する衣装もロゴマークにちなんだヒョウ柄をあしらったものが採用されている。
NMB48劇場NMB48劇場

中央区の難波千日前なんばグランド花月向かいのYES-NAMBAビルに『NMB48劇場』を有している。2010年12月3日に閉館したbaseよしもと(現在は5upよしもとを経てよしもと漫才劇場)を改装してできたもので、2011年1月1日の初演以来ここで定期的に公演を行っている[14]。2009年8月から2012年3月までSDN48と共用だったAKB48劇場、オープンから2012年8月まで共用だったSKE48のSUNSHINE STUDIO(現・SKE48劇場)とは異なり、NMB48劇場は一貫してNMB48の公演専用となっている。詳細は「NMB48劇場」を参照
地域性

SKE48やHKT48と同様に、地域密着を掲げていて、大阪府を中心とする近畿地方でイベントやコンサートを行ったり、地域イベントに参加したりするなど、地域活動に重点を置いており、メンバーも一部を除き、近畿地方出身者である[注釈 8]

不毛の土地を満開に…」という楽曲や、2016年公開のドキュメンタリー映画の内容にあるように[15]、かねて大阪は「アイドル不毛の地」と呼ばれており、構想段階から秋元康は「大阪のアイドルで当たった例がない」といった多くの反対意見を受けた[16]。大阪は渋ちんな人が多いとされ、購買力が弱い土地柄であるといわれている[16]。そのような環境のなかで、NMB48は初めてブレイクしたグループともいわれる[16]
ファンとの交流

AKB48や他の姉妹グループ同様、NMB48のシングル発売記念の握手会を独自に開催している。シングルの「通常盤(初回生産分)」については握手券1枚につき1人または複数のメンバーとの握手となる「全国握手会」、「劇場盤」については購入時に指定したメンバー1人との握手となる「個別握手会」を行う。開催地は本拠地・大阪のほか、SKE48やHKT48と同様に、関東地方や名古屋などでも開催している。

また、NMB48独自のサービスとして、カメラ付き携帯電話などでメンバーとの2ショット写真を撮影するシングル発売記念「写メ会」[注釈 9]、CDケース[注釈 10]にメンバーのサインを貰うシングル発売記念「なんば式サイン会」を実施している。劇場公演終了後は、他の姉妹グループと同様にメンバーによるハイタッチが行われるが、NMB48独自のサービスとして劇場係員によりランダムで選ばれたメンバー1名から肩たたきを受けるファンサービスも行われていた[注釈 11]

メンバー個人が持つファンとのコミュニケーションツールとして、全メンバーが対象の『NMB48オフィシャルブログ powerd by Ameba』のほか、ソーシャル・ネットワーク・サービス (SNS) の一種であるGoogle+Twitter755InstagramストリーミングサービスのSHOWROOM、有料会員登録制でメンバーのメッセージをメールで配信する『NMB48 Mail』がある。
AKB48や他の姉妹グループとの比較

劇場公演のチーム制、チーム毎のキャプテン制も姉妹グループと同様である。なお、AKB48グループ大組閣祭りでの副キャプテン制導入以前に、一時期チームNでは副キャプテンのポストを設置していた
[17]

SKE48やHKT48・NGT48と同様に、選抜総選挙、じゃんけん大会、TOKYO DOME CITY HALL公演、ユニット祭りは、全ての姉妹グループが総参加[注釈 12]する形で年1回行われる。一方、リクエストアワー、シングル、コンサート、握手会に関しては、AKB48名義のものの多くにNMB48やSKE48・HKT48・NGT48のメンバーが参加する一方、NMB48やSKE48・HKT48のリクエストアワー(HKT48除く)、シングル、コンサート、握手会にAKB48のメンバーが参加することはない(兼任メンバーを除く)。

シングル曲の選抜人数は、毎回変動するAKB48と異なり、9thシングル高嶺の林檎まで16人で固定されていた。

AKB48やSKE48と異なり、1期生から全員[注釈 13]が研究生所属で活動を開始する。

AKB48グループ内の兼任・移籍によって加入したメンバーを除く全員が以前はKYORAKU吉本.ホールディングス、現在は同系列のShowtitleに所属しており[注釈 14]、2017年12月現在、他系列の芸能事務所へ移籍はグループ離脱かつ事務所退所からしばらく経過した者以外で例がない。

YouTubeだけに公式チャンネルを開設している姉妹グループと違い、ニコニコ動画YNNにも公式チャンネルを開設している。

NMB48劇場公演チケットの最低料金は1,080円で日本国内で活動するAKB48グループの中で最も安価に設定されている[注釈 15][18][19][20][21][22]

NMB48名義で発売されるCDの劇場盤の販売は1stシングルから14thシングルまでキャラアニ・チャンスで取り扱われていたが、15thシングルからはforTUNE musicに変更された[23][24]

運営

吉本興業ホールディングスの子会社であるKYORAKU吉本.ホールディングスが事業者となっている[注釈 16]。2016年10月、AKB48の運営会社であるAKSに運営権を譲渡したが、2019年6月に復帰した[4]。同年12月よりShowtitleがマネジメントを担当しており、実質的な運営も行っていた[4]。また、所属事務所と異なる系列のレーベルである他の姉妹グループと違い、所属レーベルのよしもとミュージック(laugh out loud! records)も吉本興業ホールディングスの子会社である。なお、NMB48メンバーがAKB48グループとして活動する場合はAKSが統括する。

NMB48の商標権は、AKSではなく、運営会社のKYORAKU吉本.ホールディングスが保有している[1]。このため関連商品に標記される著作権標記は「cNMB48」あるいは「cNMB」となっている。

総合プロデューサーは姉妹グループと同様に秋元康であるが、プロジェクトプロデューサーである剱持嘉一が事実上の運営の最高責任者であり、チーフマネージャーの關根清隆が各種活動やメンバー、スタッフの統括を担っている。さらに、姉妹グループと同様、「劇場支配人」と呼ばれる役職が置かれている。シングル発売後行われる握手会においては「支配人部屋」が設けられ、劇場支配人に対するファンの意見陳述の場となっている。NMB48劇場支配人は発足時から一貫して金子剛が務めていて、2013年1月のAKB48リクエストアワーにおいて姉妹グループの支配人異動が発表された際も留任となっている。
略歴
2010年

7月10日、代々木第一体育館で行われたAKB48のコンサート『サプライズはありません』において、NMB48のプロジェクト開始が発表される
[25]

10月9日、東京・葛西臨海公園で行われた『Visit Zooキャンペーン応援プロジェクト AKB48 東京秋祭り supported by NTTぷらら』において、1期研究生26名がお披露目[5]。同日放送の『スター姫さがし太郎』でも紹介され、その後も密着取材が続いた。


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