NHK教育テレビジョン
[Wikipedia|▼Menu]
□記事を途中から表示しています
[最初から表示]

3月11日東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)の発生直後から予定されていた番組のほぼ全てを休止し、津波警報[22]安否情報・生活関連情報を繰り返し生放送した[23]。同月末での廃局が決まっていたBS2(BSデジタル102ch)でも、衛星によるセーフティーネット(BSデジタル292ch)とは別に、18日まで暫時的に教育テレビの番組の同時配信を実施した。19日以降も暫く一部時間帯で避難所にいる被災者名簿の放送を行った。

この震災により、盛岡仙台福島の各局では、アナログの廃局予定が2011年度末に延ばされた。

6月1日、前年度より愛称として使われていた「NHK Eテレ」を、50年以上使われてきた「NHK教育テレビ」及び「ETV」に代わる新しい一般名称として採用した[24]

7月24日12:00(午後0時)を以って、前述3局とその中継局を残し、アナログの通常放送終了。アナログの最終番組は『囲碁・将棋フォーカス』で、その途中での終了だった(地域により全国高等学校野球選手権大会地方大会の中継。特別なアナウンスはなく、字幕スーパーでの告知だった)。23:59(午後11時59分)にアナログ放送は完全停波された。なお、「デジアナ変換」では、それまでアナログ放送で用いられてきたチャンネルで送信されることがあった。

2012年(平成24年)3月31日、前述3局とその中継局も、アナログ放送完全停波。これにより全国で完全デジタル化完了。

2015年(平成27年)3月31日、正午(午後0時)を以って、BSセーフティーネット(BS292ch)による東京Eテレのサイマル放送を終了。

2020年(令和2年)

3月1日、常時同時配信・見逃し番組配信のNHKプラスでのサイマル配信を開始した[25]

3月30日、一般呼称を「NHK E」という表記となった(キャッチコピーとEテレ0655&2355を除く)

2021年(令和3年) 3月29日、この日から特別番組や再放送の番組等の一部の番組を除いて殆どの番組のエンドクレジットから「終」、「おわり」、「END」等の表記が見られなくなった。なおTVスポットでは3月29日、この日からいずれかの番組のTVスポットを26秒から30秒に変わった。
呼称とデジタル放送のロゴ2011年4月から2020年3月まで使用されていた旧ロゴマーク。以降もNHKを冠さない形で存続自体はしている。

開局以来、一般的な略称には様々あり、1959年昭和34年)2月1日に日本で唯一だった民間放送の教育放送局として開局し、1973年(昭和48年)11月1日日本教育テレビ[注 23]が一般総合局に移行してからは事実上日本で唯一の教育放送専門チャンネル[注 24]となったことから「教育テレビ」や英語名の“Educational Television”から採った「ETV」はNHK教育テレビジョンを指すようになった。総合テレビの「GTV」は群馬テレビと略称が同じであることから混同を避けるために使用頻度は少なかったが、ETVはこれを略称とする局もないために対外的にも使用されていた。

NHKは2010年(平成22年)度から、新たな愛称として「Eテレ」を採用し[26]、翌2011年(平成23年)6月1日からは正式に対外的な名称として採用され、新聞やテレビ情報誌の番組表等における局名表記も「Eテレ」に改められた。EPGでの放送局名表記も同年7月11日の放送開始から「NHKEテレ(放送局名)」に変わった[注 25]

地上デジタル放送におけるウォーターマーク表記は2011年(平成23年)4月11日の放送開始から[注 26]アイコンはその3か月後(局名表記変更の日)に受信機表示アイコンは「NHKE」から「NHKEテレ」に変更された。2020年3月30日からは受信機表示アイコンは「NHKE(文字配列は.mw-parser-output ruby.large{font-size:250%}.mw-parser-output ruby.large>rt,.mw-parser-output ruby.large>rtc{font-size:.3em}.mw-parser-output ruby>rt,.mw-parser-output ruby>rtc{font-feature-settings:"ruby"1}.mw-parser-output ruby.yomigana>rt{font-feature-settings:"ruby"0}E(NHK))」に、ウォーターマーク表記「NHK E」に変更された[27]

2020年3月30日から、「NHK E」という一般呼称とされているものの、2024年4月現在、新聞やテレビ情報誌の番組表等における局名表記は「NHK Eテレ」のままであり、EPGも同様に「NHKEテレ(放送局名)」のままである。

ただし、呼出名称(コールネーム)は「NHK教育テレビジョン」で変わらず、放送開始、終了時に放送される局名告知も表示は「NHK教育テレビジョン」で、コールサインの読み上げも「JO○B(C)-DTV、NHK○○教育デジタルテレビジョン(です)」[注 27]である。

各種メディアでは「教育テレビ」「教育」「ETV」等といった表記も混在していたが、「Eテレ」を愛称に採用したことでその表記がすっかり定着したため「(NHK)E」の表記はNHK以外では皆無に近い(これは「(NHK)G」も同様)。
番組詳細は「NHK教育テレビジョン番組一覧」を参照
編成方針

幼児向け番組や小学生向けの学校放送、定時制・通信制高校の生徒向けの授業番組[注 28]趣味番組、語学番組、アニメ、福祉情報番組を中心に構成されている。よく再放送(例:語学番組や日本芸能の番組では放送当日の正午から先週分の再放送を行う)があることも特徴。学校放送は基本的に各学期ごとに隔週で新作を放送し、初回の生放送が終わった後は、2週間後の次回の生放送まで同じ番組内容を曜日を変えて再放送を繰り返し、1番組につき6回程度同じ番組が放送されている。また夏休み冬休み春休みは「○○のテレビクラブ」と称し、長期休校前の直近の学期で放送した内容を集中的に再放送している。

デジタル放送のマルチ編成は月-金曜午後2時から午後3時30分までで、高校講座から囲碁・将棋、短歌・俳句番組の裏番組として高校講座ライブラリー及びNHKワールドが放送されている。

2003年度(2003年4月7日開始)には「今夜もあなたのパートナー」、「まる得マガジン」、「100語でスタート!英会話」の開始や「ゴガク系」と称し、7つの語学講座の生徒役がすべて女性タレントとなる、高校講座のリニューアルなど大規模な改編が行われた。

2011年以降、演劇クラシックなど教養番組のウェイトが低くなり、民放色の強い趣味番組バラエティや健康番組のウェイトが大きくなった。高校講座でも芸人アイドル等を起用し、教育番組というより民放におけるバラエティの傾向が強くなった。
放送時間の遍歴24時以後は実際の日付では翌日にあたる[28]

年度放送開始放送終了備考
1959年10:5822:03中断 11:55 - 13:00、13:22 - 18:57
11:55 - 13:00には「テストパターン・レコード音楽」とする説明があった。
日曜は放送開始が13:00で14:00 - 18:57が中断時間だった。
1960年9:5823:00
1961年9:3723:37中断 11:55 - 13:00、13:45 - 15:30、16:30 - 18:25
土曜は11:55 - 13:00、14:00 - 18:25中断、日曜は9:57放送開始、12:00 - 19:00中断。
1962年 - 1963年9:0023:45中断 11:55 - 13:00、13:00 - 15:30、16:30 - 18:10
土曜は11:55 - 13:00、14:00 - 17:55中断、日曜は13:30 - 17:55中断。
1964年9:00→7:0023:50中断 14:30 - 16:30、16:30 - 18:00
土曜は14:00 - 18:00、日曜は14:00 - 18:00中断
12時台の中断が廃止、4月より早朝放送を開始。平日・土曜は8:00 - 9:00も放送中断。
1965年7:0023:30中断 8:00 - 9:00、16:00 - 18:00
土曜は8:00 - 9:00、14:00 - 18:00、日曜は14:00 - 18:00中断
10月頃から平日夕方の放送中断が17:00 - 18:00に短縮。
1966年23:50中断 17:00 - 18:00
土曜・日曜は15:00 - 18:00中断
土・日曜の放送中断時間が短縮された。
1967年6:00中断時間を廃止し終日放送に移行。
1968年 - 1974年1月15日23:58
1974年1月16日 - 3月31日23:00中断 16:30 - 17:30
第1期オイルショックにより放送時間短縮[29]
1974年4月1日 - 9月8日23:30中断 16:30 - 17:30(平日)、14:30 - 17:30(土曜)、16:00 - 17:30(日曜)
第1期オイルショックにより放送時間短縮[29]
1974年9月9日 - 1975年4月6日オイルショックによる中断廃止
1975年(4月7日以後) - 1991年23:58[注 29]
1992年月 - 木・土 0:15
(月 - 木曜は原則として)
金・日 24:00月 - 木曜に「アンコールアワー」、土曜日に「スタンダード日本語講座」を編成したため、
日またぎ編成を実施。
1993年 - 1994年平日 24:00
土・日 0:15日またぎ編成を土・日のみに一時縮小。
1995年平日 0:20
土 0:15
日 0:30平日の日またぎ編成を本格再開
1996年平日 0:20
土 0:15
日 24:00
1997年平日 0:25
土・日 24:00
1998年月 - 木 0:35
金 0:25
土 0:30
日 24:00
1999年5:00月 - 土 2:00
日 0:45放送時間拡大
2000年 - 2005年月 - 土・第1・3日 24時間放送
(5:00起点)


次ページ
記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:213 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef