NHK教育テレビジョン
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ただし、極めて重大性の高いニュースの場合は「NHKニュース速報」を表示することもあり[注 82]、高校野球、大相撲中継(総合テレビの特設ニュースに伴う代替放送)など、一部の番組では津波注意報も含めてテロップが表示されることがある。以前は「地震情報」テロップも震度4以上の地震があった場合や緊急地震速報が出された場合を除いて表示は行っていなかったが、現在は他の放送波と同様に表示を行う。ただし、BSBS103chBSプレミアム4KBS8Kと同様全国規模のみの表示となる。2011年3月11日発生の東日本大震災の特設ニュース開始以降は安否情報・生活関連情報・定時番組放送中を問わず、「NHKニュース速報」も「地震情報」もしばらくの間表示されていた。なお、緊急地震速報[注 83]のテロップとスポーツ中継延長などによる番組の放送時刻変更および休止のテロップ表示は行われており、2013年8月30日からは気象警報についてもテロップ表示がされるようになった[43]。また、2021年1月現在、速報テロップはスーパーインポーズによる表示となっており、文字スーパーによる表示は行われていない[注 84]

一部のテレビやビデオ、DVDプレーヤー、テレビが視聴できるパソコンなどでは、アナログ放送で実施された正午の時報を利用して時刻調整する機能を備えたものも出ていた[注 85]。しかし、2003年に開局したデジタル放送では原理上エンコード/デコードに伴う遅延が不可避であるため時報が行われず[注 86]2011年7月23日(アナログ放送最終日の前日[注 87])で時報の放送自体が終了となった。

手話ニュース』において天気予報を伝える予報画面は総合テレビのものと同じであるが、総合テレビはアニメーション表示であるが、Eテレでは静止画にて表示されている。一方株式市場で大きな変動があった際に現在の株価を放送する場合はアニメーションとなる。映像はこれも総合テレビと同じで画質は総合テレビと比べると少し荒い。画質は放送設備のハイビジョン対応により大幅に改善されている。

1990年(平成2年)、日本テレビ系列の『EXテレビ OSAKA』(読売テレビ制作)の火曜日の企画で「視聴率調査機のある約2600世帯の方だけに送る限定番組」なるものが放映され、司会の上岡龍太郎は「今から1分間NHK教育テレビにチャンネルを合わせてください」と呼びかけた。当時のNHKは総合・教育とも午前0時で放送終了[注 89]で、当時はメンテナンスのための砂嵐[注 90](地域によってはテストパターン)しか放送されていないにもかかわらず、ビデオリサーチで2パーセント、ニールセンで5.9パーセントの瞬間視聴率を記録した。これは放送当日付けのNHK教育の番組[注 91]のものよりも高い数値を記録し、ビデオリサーチから読売テレビに抗議がくるハプニングがあったが、日本民間放送連盟からテレビ娯楽番組最優秀賞を受賞した。

ハイビジョン製作番組が増加した2003年(平成15年)ごろから、NTSCでは画像サイズ[注 92]の調整時に一瞬映像が乱れることがあり、その対策として番組終了後の数秒程度フェイドアウト状態となる番組があったが、2010年(平成22年)7月5日以後、レターボックス16:9に完全移行したことからこのフェイドアウト状態は解消されつつあるが、若干の番組が4:3放送を継続しているため一部の時間帯で見られる。また、ワンセグでは通常のEテレの番組とワンセグ2独自編成の番組の境目にも数秒程度フェイドアウト状態となる番組もある。

Eテレ時代の一部番組案内では、スポットおよび次回予告の最後の5秒間で「ETV」の文字が3段階で「Eテレ」の文字に変化するパターンのID映像がある。通常バージョンのほか、3段階で「Eテレ」の文字に変化する度に紅葉の絵柄が変わる秋バージョン、文字に雪が付いた冬バージョン、「T」が「テ」に変化する際、はじき出されたバケツがちょうど雪だるまにかぶる雪だるまバージョンなどもある。

2009年(平成21年)春から主に日中を中心にレターボックス16:9の番組を主として地デジ移行促進の字幕ロール(原則番組開始時)の表示を開始。2010年(平成22年)9月から地デジコールセンターの受付時間帯(月-金曜9時-21時、休日・年末年始9時-18時)はロール字幕+地デジコールセンターの電話番号の固定表示(画面下)を行う[注 93]2011年平成23年)1月24日以後、地デジコールセンターの電話番号の表示時間を放送・電波送出時間中の終日表示にする[注 94]

ワンセグでは、2010年(平成22年)2月上旬まで一部の番組を除き、ウォーターマークを表示していたが、現在は終日非表示となっている。
脚注[脚注の使い方]
注釈^ 各地方放送局の放送開始日は「#ネットワーク」を参照。
^ 東京局再送信であるが法令上は日本全国同一エリア。
^ 2011年以前はウォーターマーク・受信機アイコンに表示されていたが、2020年以降のNHKプラス・ウォーターマーク・受信機アイコンでは表示されている。
^ マルチ編成の場合は主番組のみ。
^ 学習指導要領に基づく学校教育放送、語学番組
^ 特に2011年以降
^ ビデオリサーチ調べ、関東地区・世帯・リアルタイム。また、朝日新聞デジタルでは30.6%としている[4]
^ 東京はカラーの予定
^ これは、一部の民放テレビ局でも放送された。
^ 東奥日報1975年9月から10月付けテレビ欄に記載の青森放送・秋田放送・岩手放送の各テレビ欄
^ NHKアーカイブスの番組表検索によると、9月30日の『教師の時間「“自己理解”の指導」』が、再放送などを除き、公式発表で残されている最後の白黒放送である。しかしこれにはNHK内部の間でも異説もあり、NHKアーカイブスの「アカイさん資料室」で見られる1977年10月の業務用番組表では公式に「総合テレビ・教育テレビとも全番組カラー」としているが、NHK年鑑では「1977年10月『通信高校講座』の再放送を除き全面カラー化」との記述がある。また、NHKアーカイブスの番組表検索によると『通信高校講座 数学IIA』は1977年10月以降も一部の回が再放送として白黒放送されており、厳密には1978年2月23日の「乗法・加法の回路」が最後の白黒放送であったが、本項では公式の記録としている1977年10月1日付での白黒放送消滅として記述した。
^ 午前11時台・午後1時台・夜7時-10時
^ ただしその時間帯であっても停波する場合もあった
^ 朝から深夜まで中断なし
^ 総合テレビにおける24時を過ぎた場合の終了アナウンスと内容はほぼ同じだが、「お休みの前に火の元・戸締りを…」以降の部分は教育テレビでは異なり「教育テレビジョンの朝の放送は6時からです」というアナウンスになっていた。
^ 総合テレビの場合、1990年から土曜深夜から段階を追って24時台の定時放送を初め、1995年から本格的に月-金曜の24時以後の放送開始。1997年に終夜放送へ移行。
^ 当初計画では毎週日曜日深夜を休止枠にする予定だったが、総合テレビが第1・3日曜日を休止枠に充てたことに伴い、総合での放送休止時の緊急有事対応のため、第1・3日曜深夜の終夜放送を行うことになった。<ただし同7月から、第1・3日曜日の休止枠も各局任意となり事実上全曜日24時間放送となったが、教育テレビの日曜日付けの終夜放送体制に変更はなかった>
^ 当初は毎週日曜日の深夜から月曜午前5時までを休止とする予定だったが、総合テレビが2000年4月から日曜の休止を第1・3日曜日に変更ののち7月から各局任意設定となったため、事実上の毎日終日放送化したことから、この第1・3日曜の総合テレビ休止時の緊急事態発生に備えた補完の意味で、第1・3日曜は教育テレビも終夜放送とした。
^ 5:30開始は独立局・1980年代後半から2000年代のキー局、1990年代から2000年代の地方局並みである。


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