NHKから国民を守る党
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政治的思想・立場税制改革[8]
政党交付金0 円
法人番号2040005020525
公式サイトみんなでつくる党 公式サイト
特記事項:2024年3月14日破産手続開始決定
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みんなでつくる党(みんなでつくるとう)は、日本の政治団体。2013年に立花孝志によって設立された[9]。2023年3月に立花孝志のサプライズ戦略の一環で党首を大津綾香に交代したものの、やがて立花と大津が対立し党運営が混乱。2024年1月には立花派の国会議員2名、地方議員2名が離党し、政党助成法における国政政党要件を失効した[10]。また2024年3月14日には破産開始の決定がなされた[11]。かつては日本放送協会 (NHK)スクランブル放送化の実現を最大の公約に掲げる単一論点政党であった[12][13]。現在、国会議員、地方議員とも在籍なし。

公職選挙法上の略称はみんつく[14]。党本部は東京都千代田区に置かれる[15]

諸派党構想により、関連の政治団体がある。各団体については#諸派党構想の節を参照。
党名「NHKから国民を守る党」時代のロゴ「NHKから自国民を守る党」時代のロゴ「NHK党」時代のロゴ

2013年に元NHK職員の立花孝志によりNHK受信料不払い党の名称で設立される[9]2019年の参議院議員選挙にNHKから国民を守る党として出馬し、この選挙において1議席と2%以上の得票率を得て国政政党となった[16]。その後5度の党名変更を経て、2021年の衆議院議員選挙ではNHKと裁判してる党弁護士法72条違反で[17]として、さらに2度の変更を経て2022年の参議院議員選挙ではNHK党として出馬した。2023年11月6日より現党名のみんなでつくる党として活動している[18]

結党以来、頻繁に党名を変更している行為については批判的な意見もある[19]。この党名変更を頻繁に繰り返す行為は同党員からも批判があり、党名変更を繰り返すことで党の運営方針に疑問を持ったり、或いは嫌気が差したりして離党した議員も少なくない。このような批判に対して立花は2021年10月18日に行われた日本記者クラブ主催の党首討論会において「われわれはお金を使わない選挙を目指している。政党名を変えるたびに報道されるので無料で目立つという戦略である。」と回答している[20]
NHKから国民を守る党

2019年4月に実施された第19回統一地方選挙において、愛知県日進市議会議員選挙に党名が同一である候補者が存在したが[21]、これは本政党とは無関係の政治団体であった[22]

2021年5月に党名が「古い政党から国民を守る党」へ改称されたことに伴い、党首の立花を含む党所属の各人を代表とする旧党名と同名の政治団体「NHKから国民を守る党」が多数設立された[23][24][25]。立花は自身のYouTubeチャンネルにおいて、これらの政治団体を設立した理由を「政党は『古い政党から国民を守る党』に改称したが、今後もこれらの政治団体を通じてNHK関連の活動を行うため」としている[26]
NHKから自国民を守る党

2020年12月に「NHKから自国民を守る党」へ改称[27]した際、略称を「自民党」として届け出たが、総務省はこれに対して「『自由民主党』の略称を冒用していると認めざるをえず、かつ有権者の混乱をもたらすものであって、名称保護制度の趣旨に反する濫用的な届出である」として、この届け出を不受理とした[28]。党首立花は当初、この届け出が認められなかった場合には司法の判断を仰ぐ考えを示していた[29]が、不受理となった直後に略称を「NHK」に変更した[30]
NHKと裁判してる党弁護士法72条違反で

党名の後半部分に付けられていた「弁護士法72条[注釈 1]」とは、弁護士でない者が報酬目的で行う法律事務の取扱い行為、いわゆる非弁行為を禁止する規定であり[31]、NHKの外部委託会社が行う戸別訪問による受信料の集金業務がこの条に違反するとの主張を党は行っている[32][33]。2021年8月現在、この主張をめぐってNHKと裁判で係争中となっている[34][35]

2021年衆議院議員総選挙では「NHKと裁判してる党弁護士法72条違反で」の党名で戦った。立花は党名の語順について「倒置法を使って『NHKと裁判をしている』という大事な言葉を前にもってきた」とその狙いを説明している[34][36]

2022年1月20日、党首の立花が執行猶予付きながら有罪判決を下されたことを受け[37]、党名を「NHK受信料を支払わない国民を守る党」に変更した[38]
みんなでつくる党

2023年3月、大津綾香が党首に就任することと党名が「政治家女子48党」とすることが発表された。

ところが当時既に党は支持者など333 人から年5%の金利を約束して総額10億4000万円を借り入れていて、その一部の債権者が借金返済を要求、取り付け騒ぎが発生した[39]。立花は2023年3月の記者会見で、取り付け騒ぎは幹事長だった黒川を辞めさせるために自分が仕掛けたものだと語った[40]。大津によればもともと立花は『言うことをきくピエロが欲しい』ということを言っていて、この騒ぎを自分に党首を放り出させるためのものと思うとしている[40]。この後、大津は立花に党首辞任の圧力をかけられる一方で党立て直しのために経費カットや収入確保の途を図るが、大津は党内の立花らによる金銭使途が不透明であるとして立花率いる旧運営陣と対立することとなった[41]

2023年4月前党首だった立花は記者会見し、大津綾香党首を除名処分にしたと発表。斉藤健一郎参院議員が代表に、自身が代表権のない党首にそれぞれ就いたとし、一方、大津は人事に同意しておらず自身が党首の立場にあると主張した[42]

2023年11月6日、党臨時総会で党名を「みんなでつくる党」に変更することが決定された。大津は会見で、この変更を最後に、これ以上みだりに党名を変更しないことを強調した[43]


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