「N高等学校」とは異なります。
NHK学園高等学校
.mw-parser-output .geo-default,.mw-parser-output .geo-dms,.mw-parser-output .geo-dec{display:inline}.mw-parser-output .geo-nondefault,.mw-parser-output .geo-multi-punct,.mw-parser-output .geo-inline-hidden{display:none}.mw-parser-output .longitude,.mw-parser-output .latitude{white-space:nowrap}北緯35度41分11.7秒 東経139度26分35.9秒 / 北緯35.686583度 東経139.443306度 / 35.686583; 139.443306
NHK学園高等学校(エヌエイチケイ がくえんこうとうがっこう)は、学校法人NHK学園が運営している私立の広域通信制高等学校。略称は「N学(エヌガク)」。東京都国立市富士見台二丁目に本校が所在する。学びの多様化学校(いわゆる不登校特例校)に指定されている[1]。 1962年(昭和37年)10月に日本放送協会 (NHK) によって設立された学校法人NHK学園が運営している日本初の広域通信制高等学校[2]。 特色は、NHK高校講座の放送授業を利用して学習するシステムとなっている。放送に対応した独自の教材(教科書検定は受けていない)を市販していた時代もあった[要出典]。 2018年(平成30年)4月に学校名が「日本放送協会学園高等学校」から「NHK学園高等学校」に改称された。 学校法人角川ドワンゴ学園が運営しているN高等学校とは無関係である。資本関係も無い。 通信制高等学校の普通科(3年制)には次の4つのコースが設置されている。単位制が導入されている。二学期制であるため4月と10月に入学できる。 スタンダードコースは、東京本校や各地の協力校で実施されるスクーリング(対面授業)を受けるために毎月1回から2回程度の登校をする。レポート提出の課題がある。ネット学習でのサポートがある。 ライフデザインコースは、2004年(平成16年)度に不登校経験者の生徒向けに設置されたコース。不登校経験者の生徒向けのコースなのでネット学習を利用した学校側(教師)の学習指導のサポート体制が充実している。スクーリング(対面授業)が1年次は年に6回程度と登校日が少ないが、2年次、3年次になるとスクーリング(対面授業)の登校日が毎月1回?2回程度に増えるカリキュラムになっている。レポート提出の課題がある。 登校コースは、2015年(平成27年)度から設置されたコース。東京本校で実施されるスクーリング(対面授業)を受けるために毎週3回(水曜、木曜、金曜)登校する。2020年度までは郵送のみでのレポート提出であったが、2021年度より原則ネットでのレポート提出に切り替わった[3]。対面授業の他、ネット学習でのサポートがある。 教養コースは、教養として高校の学習をしたい人向けのコース。海外特科コースは、海外に暮らしている日本人の高校生向けのコース。いずれも高校卒業資格は取得できない。 ベーシックコース(自宅から紙レポートを提出)は2020年度をもって廃止された。2021年度よりネット学習コースと統合され、新たにスタンダードコースとなった。 2022年9月より、通学定期券の発行が開始された(なお、引き続き通学用回数券も発売)[4]。 2023年4月より本校正面入口と裏口(職員用通路)にセキュリティーゲートが導入された。
概要
普通科の設置コース
スタンダードコース(2021年度よりネット学習コースから変更)
ライフデザインコース(2021年度よりネット学習 Do it コースから変更)
登校コース
教養・海外特科コース
その他
沿革
1962年(昭和37年)
10月1日
学校法人日本放送協会学園が設置認可
初代理事長に阿部真之助(NHK会長)が就任
1963年(昭和38年)
4月1日
日本放送協会学園高等学校が開校する。
初代校長に森戸辰男(元・文部大臣、元・広島大学学長)が就任
全国で69校を協力校として委嘱
1963年(昭和38年)5月7日 - 東京都北多摩郡国立町(現・東京都国立市)に東京本校の校舎・宿泊棟竣工
1967年(昭和42年)
3月19日
第1回東京本校卒業証書授与式が実施
日本放送協会学園高等学校同窓会が発足
1988年(昭和63年)4月1日 - 高等学校に専攻科(社会福祉コース)開設
1989年(平成元年)4月1日 - 高等学校(普通科)が3年間で卒業可能となる。
1995年(平成7年)4月1日 - 高等学校・専攻科(社会福祉コース)修了者の「介護福祉士」受験資格取得認可
1999年(平成11年) - 東京本校の新校舎が完成
2001年(平成13年)4月1日 - 社会福祉士養成課程開設
2004年(平成16年)
4月1日
ネット学習(eラーニング)の本格実施
文部科学省「研究開発学校」に指定された「Do itコース」を開設
2008年(平成20年)4月1日 - 「単位制」による教育課程に移行
2009年(平成21年)4月1日 - 「eコース」を開設
2011年(平成23年)4月1日 - 「海外eコース」を開設
2012年(平成24年) - 創立50周年記念式典を挙行
2015年(平成27年)4月1日 - 東京本校にて週3日通学する「登校コース」を開設
2016年(平成28年)
4月1日
高等学校の専攻科は募集停止(一部は募集休止)[5]
「Do itコース」を「ネット学習 Do itコース」と、「eコース」を「ネット学習コース」と、「海外eコース」を「ネット学習 海外コース」と改称
「総合教育相談センター」を開設
2018年(平成30年)
4月1日
学校名が日本放送協会学園高等学校からNHK学園高等学校に改称された。
NHK学園高等学校の新校歌『最高のぼくら』が制作・発表された。
スクーリング
スタンダードコース(ベイシックコース)の場合は、スクーリング(対面授業)を受けるために毎月1回から2回程度の登校をする。毎月の指定された日に生徒は登校をする。同じ月に実施される他の日に振替えて登校することも可能である。ホームルームは生徒が所属している登校日のクラスへの出席が求められる。ただし、やむを得ない事情がある場合はクラス担任の許可を得た上で他の日に振替えて出席が可能である。
ライフデザインコースの場合は、不登校経験者の生徒向けのコースであるために、1年次は、年に6回程度とスクーリング(対面授業)の登校日は少ないが、2年次、3年次になるとスクーリング(対面授業)の登校日は毎月1回から2回程度に登校日が増えるカリキュラムになっている。
登校コースの場合は、東京本校で行われるスクーリング(対面授業)を受けるために毎週3回程度の登校をする。
スクーリング(対面授業)に出席できなかった生徒のために、東京本校や地方の協力校などの生徒向けに全国7か所で年1回に4日間の日程でスクーリング(対面授業)をまとめて行う「集中スクーリング」という制度もある[6]。
NHK Eテレ(NHK教育テレビ)やNHKラジオ第二放送で放送されているNHK高校講座の放送授業を利用することでスクーリング(対面授業)の時間数が減免されている。
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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