NHK夜の連続ドラマ
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この項目では、NHK総合テレビジョン2002年度-2005年度の23時のNHKで放送された帯ドラマ(よるドラ)について説明しています。NHK総合テレビジョンで2011年度下半期から2012年度下半期にかけて放送された火曜日23時の連続ドラマ枠については「よる★ドラ」を、同じくNHK総合で2018年4月より週1回(2020年度まで土曜日、2021年度は月曜日)に生放送されているレ深夜枠の連続ドラマ枠については「よるドラ」をご覧ください。

NHK夜の連続ドラマ(エヌエイチケー よるのれんぞくドラマ)は、NHK総合テレビジョン(過去には再放送はNHK衛星第2テレビジョン(BS2)で再々放送されていた)で、23時台に放映されていたテレビドラマシリーズの総称。別名「よるドラ」。なお、ここで言う“夜の連続ドラマ”とは、一回の放送が15分で週4回の帯ドラマをさす。
概要

2002年度から「23時のNHK」というキャッチコピーによる23時台の番組内容拡充を図るとともに、1998年3月で終了した「ドラマ新銀河」以来4年ぶりの夜の帯ドラマ枠として、月曜から木曜の23:00 - 23:15(金曜深夜=土曜日未明に1週間分をまとめて1時間に渡り再放送。2002年度はBS2で土曜日8:30-9:30に再々放送があった)に「連続ドラマ」として復活。2004年からは「よるドラ」という愛称を設定している。

銀河テレビ小説」「新銀河」がファミリー層向けであったのに対し、「連続ドラマ」「よるドラ」は特に20 - 30代の女性層を中心に向けて放送している。流れとしては、2000 - 2001年度の2年間、毎週火曜日の23:00-23:45に放送され、この枠の設立に伴い発展終了した「ドラマDモード」を継承した形である。1シリーズ4?6週間(16?24回)のものが多い。ホームドラマコメディーも多いが、「真夜中は別の顔」や「結婚のカタチ」などのように作品によってはサスペンスや愛憎劇(ドロドロ)を取り入れたものもある。
「よるドラ」とは、「連続テレビ小説」が「朝ドラ」の愛称(略称)で親しまれているのを参考につけられたものと考えられている。

なお、台風や重大事件が発生した場合、NHKニュース10の時間枠を拡大するため休止になることがあり、その場合は話数調整と、金曜深夜=土曜未明の1週間まとめて再放送の関係もあり、放映できなかった番組を金曜日の23時から放送したり、あるいは休止した翌日を2本分まとめて(23時-23:30)放送する事例がある。ただ、2005年8月から放送の「ダイヤモンドの恋」に関しては、台風情報に加え、当時衆議院選挙の政見放送が23:15から組まれている(公職選挙法で放送日の変更が出来ない)都合もあってそれらの処置を取る事が出来なかったため、予定の放送を1週休止・繰り下げ(予定されていた時間帯には別番組差し替え)となったケースもある。

また、作品によってはNHKの関連会社NHKエンタープライズ、並びに外部プロダクションとの共同製作を取る番組がある。(これは月曜ドラマシリーズなどよるドラ以外の作品にも一部見られる)夜の帯ドラマで朝ドラと違う特徴として挙げられていた東海地方(特に愛知県)題材にしたドラマは結果的にNHK名古屋放送局製作の2本のみにとどまった。(大阪発も3本のみだった)

一連の不祥事によるNHKの抜本的な改革の一環として、2005年度で放送が終了することが決まった。本編は2005年11月14日から12月22日まで放送された「どんまい!」を最後に終了し、2006年1月から3月までは「よるドラ・セレクション」として「火消し屋小町」(2004年)など過去に放送された作品から好評だったものを再放送した。但し、金曜夜の1週間まとめての再放送は2005年12月で廃止されるため行わなかった。このよるドラに携わった多くのスタッフは事実上当番組と、月曜ドラマシリーズ2005年は「月曜劇場シリーズドラマ」)の後継番組として2006年1月から開始された「土曜ドラマ」に配置転換された。またこれに伴い、平日23時台の帯番組は再び報道番組(最初の2006年度は「スポーツ&ニュース」)が設置されることになった。

その後、ゴールデン・プライムタイム枠の帯ドラマは16年間途絶えることになったが、2022年4月から、体裁上は月曜日22:45-23:15に放送されていた『よるドラ』の枠を発展・拡充する形で『夜ドラ』枠(月-木曜22:45-23:00)が新設され、16年ぶり[注釈 1]にゴールデン・プライムタイム枠の帯ドラマの放送が再開されることになった。
放送作品一覧

 タイトル放送期間共同制作原作脚本音楽主演その他出演者公式
1
真夜中は別の顔2002年4月1日 - 5月23日NHKエンタープライズ21
(NHK EP)シドニィ・シェルダンジェームス三木今井美樹
「微笑みのひと」瀬戸朝香小雪吉川晃司細川俊之高畑淳子玉山鉄二[1]
2恋セヨ乙女2002年7月1日 - 8月1日自社制作 岡田惠和真中瞳佐藤藍子酒井若菜筧利夫小野武彦[2]
3ロッカーのハナコさん2002年8月26日 - 10月4日自社制作石井まゆみ戸田山雅司ともさかりえ吹石一恵国分佐智子平山綾風間杜夫[3]
4お見合い放浪記2002年10月7日 - 11月7日NHK EP、PDN阿川佐和子大森美香水野真紀鈴木砂羽沢村一樹吉田日出子賀集利樹[4]
5精霊流し?あなたを忘れない?2002年11月11日 - 12月5日NHK EP
東北新社クリエイツさだまさし市川森一さだまさし
精霊流し坂口憲二中村俊介新山千春風吹ジュン根津甚八宮崎美子
6かるたクイーン2003年1月6日 - 1月30日大阪放送局 小松江里子今井美樹
「微笑みのひと」石田ひかり山口達也錦戸亮陣内智則神山繁野際陽子
7赤ちゃんをさがせ2003年2月17日 - 3月6日自社制作青井夏海宮村優子高野志穂麻生祐未杉本彩黒谷友香石橋蓮司山咲トオル岸田今日子
8女将になります!2003年3月31日 - 5月8日自社制作倉澤紀久子小松江里子島谷ひとみ
元気を出して酒井法子高橋惠子山本太郎中山忍塩沢とき小林稔侍
9女神の恋2003年5月19日 - 6月19日自社制作 田渕久美子松本明子山口祐一郎愛華みれ国分佐智子高木ブー辰巳琢郎前田美波里中野勇士角替和枝[5]
10ブルーもしくはブルー2003年6月23日 - 7月17日自社制作山本文緒中谷まゆみ稲森いずみ石黒賢細川茂樹中尾ミエ宇津井健[6]
11ニコニコ日記2003年8月18日 - 10月2日NHK EP小沢真理大森美香〃木村佳乃永井杏沢村一樹大塚寧々ユンソナ古田新太大杉漣長山藍子[7]
12帰ってきたロッカーのハナコさん2003年10月6日 - 11月6日自社制作石井まゆみ戸田山雅司〃ともさかりえ吹石一恵、平山あや、田丸麻紀小西美帆草刈正雄
13百年の恋2003年11月10日 - 12月4日自社制作篠田節子橋部敦子川原亜矢子筒井道隆浅見れいな高畑淳子六平直政加勢大周江波杏子[8]
14ちょっと待って、神様2004年1月5日 - 2月5日名古屋放送局大島弓子浅野妙子泉ピン子宮崎あおい京本政樹塚本高史安達祐実裕木奈江津嘉山正種[9]
 女神の恋(再)2004年2月9日 - 3月11日自社制作 田渕久美子〃松本明子山口祐一郎、愛華みれ、国分佐智子、高木ブー、辰巳琢郎
15ドリーム?90日で1億円?2004年3月29日 - 5月6日NHK EP、カズモロバート・アレン
マーク・ヴィクター・ハンセン市川森一倉木麻衣
明日へ架ける橋水野美紀陣内孝則筒井真理子北村総一朗南田洋子長塚京三[10]
16もっと恋セヨ乙女2004年5月17日 - 6月25日自社制作 岡田惠和〃真中瞳佐藤藍子、酒井若菜、吉澤ひとみ金子貴俊、小野武彦、筧利夫
17火消し屋小町2004年7月12日 - 8月12日NHK EP、MMJ逢坂みえこ中谷まゆみ〃池脇千鶴ベッキー櫻井淳子細川茂樹間寛平山寺宏一大杉漣[11]
18トキオ 父への伝言2004年8月30日 - 9月30日自社制作東野圭吾福田靖大塚愛
大好きだよ。国分太一
櫻井翔富田靖子保田圭井上和香高橋ひとみ伊武雅刀片岡鶴太郎風吹ジュン[12]
19結婚のカタチ2004年10月4日 - 11月11日自社制作 青柳祐美子藤原紀香葛山信吾紺野まひる市毛良枝竜雷太夏木マリ
20アイ'ム ホーム 遥かなる家路2004年11月15日 - 12月16日大阪放送局石坂啓浅野妙子〃時任三郎戸田菜穂紺野美沙子石田靖星井七瀬佐藤仁美寺田農陣内孝則[13]


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