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NHK WORLD-JAPAN
開局日1995年4月3日
所有者NHK
映像方式1080i(HDTV)、480i(SDTV)
スローガンYour Eye on Asia
国 日本
言語英語
放送エリア 世界
本社東京都渋谷区神南二丁目2番1号
NHK放送センター
関連チャンネルNHKワールド・プレミアム
NHKワールド・ラジオ日本
ウェブサイトhttps://www.nhk.or.jp/nhkworld/
ストリーミング
https://www3.nhk.or.jp/nhkworld/en/live/
LIVE: NHK WORLD-JAPAN News - YouTube
NHK WORLD-JAPAN(エヌエイチケイ ワールド ジャパン)は、日本放送協会(NHK)による衛星基幹放送の一種で、協会国際衛星放送かつテレビジョン放送である。放送では使用しないが、NHKの国際放送部門の総称「NHKワールド JAPAN」との混同を避けるために「NHKワールドTV(エヌエイチケイワールドティーヴィー)」としており、この項目でもこれに準ずる。 放送する財源は、NHKの予算のみではなく、日本国政府からの交付金も投入されている[1]。ノンスクランブルの無料放送で、視聴料金は発生しない(日本国内で受信する場合でもNHK受信料額は変わらない)。開局期は日本語放送で、総合テレビのニュース番組の同時放送などで構成。段階的に英語放送を拡充し、2009年2月に英語による世界向け放送として開局し直した。 新生「NHKワールド」のスローガンは「Your Eye on Asia」。アジアに限らず、世界各地に在住する日本国民(在外邦人)に対しては英語以外で、日本語による放送を20世紀から実施しており、広告料に頼らず、日本国政府による国家予算において、唯一公的な日本国発の情報提供を行う公営放送局として、海外大都市部では、日本人関連組織や日本食レストランなどといった、日本人が関係する公共スペースで流されていることもある。 在外邦人向けの国内向け番組のニュース・情報番組専門チャンネルとして開局。国内放送番組の同時・時差放送中心とした日本語放送が7?8割、国際放送独自による英語によるニュース・情報番組が2割程度。 「情報番組」は放送されるが「ドラマ・バラエティー(娯楽)・スポーツ番組」は放送されない。それらは、スクランブルで有料放送のNHKワールド・プレミアムで放送される。 英語放送への移行に伴い、国内放送番組(日本語放送番組)は、NHKワールド・プレミアムに一本化された。無料放送と有料放送の違いがあり、その差異を解消するためにニュース・情報番組とごく一部の娯楽・教養番組についてはNHKワールド・プレミアムの一部時間帯(その他、災害・地震・津波などの緊急時と政局関連などの特設ニュースがある場合も含む[注 1])でノンスクランブル放送を実施している。 現在は全時間帯の番組で必ず英語を用いて放送している。国際放送独自番組はすべて英語放送。ニュース・情報番組を中心に文化・音楽・料理・紀行番組などが放送される。どうしても日本語の発言をしなければならない場合は、ボイスオーバー形式で英訳したものを放送するか、音声をそのまま放送場合は必ず英語の字幕を付けるかのどちらかでフォローする。 『クローズアップ現代』などNHK国内放送番組も英語吹き替えの上で放送。副音声による日本語放送を行っている番組もあるが、2012年度下半期の時点では『TOMORROW beyond 3.11』『Begin Japanology』『The Great Summits(グレートサミッツ)』の3番組にとどまっている。その副音声による日本語の放送も2013年度の番組改編で全廃となり、終日英語音声のみのモノラルまたはステレオ放送となる予定。ただし、NHKワールドTV独自番組でも国内向け放送およびNHKワールド・プレミアム向けに放送される際の日英2か国語放送は2013年度も継続される。 かつてはNHKの国内向け/海外向けのテレビ・ラジオ放送の全チャンネルを通じてスポーツ中継の放送が一切組まれていなかった時期もあった(2011年4月以降はBSプレミアムも該当する)。2022年現在は大相撲本場所開催期間中に大相撲中継のハイライト番組「Grand Sumo Highlight」を制作し、一部の時間帯で放送している[2]。編成面では日本国内向け放送のBS1並であるが、BS1よりも圧倒的にニュース・情報番組が多く、完全独自編成による英語放送の専門チャンネルとして明確化されている。 2015年度はより充実した番組編成を進めていくために、平日はアメリカ大陸、アジア、ヨーロッパのそれぞれ見やすい時間帯に、それらの地域に向けて関心の高いジャンルを軸にした番組編成を試み、アニメーションやエンターテインメント番組などにも取り組む。基本的に1時間の前半30分(土・日は冒頭10分)が報道系(最新ニュース・ニュース解説・インタビュー)、後半(30-50分)は日本の文化・芸術・食・科学技術・エンターテインメントなどを特集したゾーンと分けている[3]。 なお、番組編成に際しては、毎日メンテナンスによる休止を除く24時間を通して終日放送しているが、それぞれの国・地域の時差を踏まえ、それらの視聴に最も最適な時間で視聴できるようにするため、速報性のあるニュース・スポーツ中継などの一部を除き、原則的には同じ内容を複数回繰り返して放送している[4]。 特に、「NHK NEWSLINE」の時間帯を中心に、アイキャッチとして日本国内(ニューヨーク発の時間帯はニューヨーク市街地)の観光地の環境映像、また番組の合間のステーションブレークの時間帯には同じように観光地のタイムラプス映像や、いじめ撲滅のための「Anti Bullying Campaign」(いじめにあった各国著名人へのインタビューで構成)、新型コロナウィルス撲滅のためのキャンペーン「Hand Wash Dance」(正しい手の洗い方を映したもの)、「未来へ 17アクション」キャンペーンのスポットが放送されている なお緊急有事が発生した場合、全波全中放送、またはそれに準じる大規模な災害や事件であれば、総合テレビの放送内容(この場合総合では二か国語放送の副音声ステレオ2の英語放送を流す)をそのまま放送するほか、通常放送編成であっても画面下にティッカー字幕を流す場合もある。 中国語のニュースや番組をインターネット配信するサービスであり、日本の文化や地域の紹介だけではなく、災害などの万一の際に安全・安心に役立つ情報源になることをめざしている。 1990年:ヨーロッパで日本のテレビ番組を放送するJSTVが開局、1991年には北米地域で放送するテレビジャパンが開局。どちらもNHKの関連会社が運営(どちらも改組している)。共に放送内容はNHKを中心に、民放の番組も放送している共通点がある。 1994年:放送法改正[5]により受託協会国際放送が制度化された。 1995年4月:受託協会国際放送としてNHKワールド開局。受信エリアはヨーロッパ・北アメリカ。NHKは委託放送事業者となった。 1998年4月:アジア/太平洋地域への放送を開始[6][7][8]。 2001年8月:使用衛星の変更によりアフリカ南部地域への到達により、全世界での視聴が可能になった。
概要
日本語放送
英語放送「NHKワールドTV 番組一覧」も参照
アメリカ大陸向けを意識したもの ニュース・情報、国際規模の討論、経済、科学技術、ドキュメンタリー
アジア向けを意識したもの ニュース・情報、国際討論、旅、食、トレンド情報
ヨーロッパ向けを意識したもの 文化・伝統、スポーツ、アニメーション・エンターテインメント
中国語放送「NHK華語視界」も参照
歴史
英語放送へ転換(2006年 - 2008年)
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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