NHKワールド
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NHKワールド JAPAN

開局日1998年4月1日
所有者NHK
スローガンYour Eye on Asia
日本
言語英語日本語
放送エリア 世界
本社東京都渋谷区神南二丁目2番1号
NHK放送センター
関連チャンネルNHKワールドTV
NHKワールド・プレミアム
NHKワールド・ラジオ日本
ウェブサイトhttps://www.nhk.or.jp/nhkworld/

NHKワールド JAPAN(NHKワールド ジャパン、英語: NHK WORLD-JAPAN)とは、日本放送協会(NHK)の行う国際放送協会国際衛星放送及び外国向け番組配信の総称である。
概要

NHKは、放送法第20条第1項により、本来業務の一つとして国際放送および協会国際衛星放送を実施しており、その財源は受信料のみならず、日本国政府からの交付金にも拠る。

ラジオ放送(国際放送)は日本語の他に約20言語で放送、テレビジョン放送(協会国際衛星放送)は日本語放送と英語放送を中心に展開している。

2006年(平成18年)には、放送法第33条(当時)の「総務大臣がNHKに対して放送区域、放送事項、その他必要な事項を指定して国際放送を行うべきこと(中略)を命ずることができる」という法文が問題になった。11月10日に総務大臣菅義偉はNHK会長橋本元一に対し、NHKワールド・ラジオ日本において北朝鮮の日本人拉致被害者へ向けた放送をするよう命令がなされた[1]

これらは、NHKの独立性を損うとして、ジャーナリスト学者が反対の声を上げ、当のNHK自身も困惑しているという報道がされた。これに対し当時の日本国政府自民党は、『命令』という言葉が問題であるとの見解から、放送法を改正し他の文言に見直すよう検討する考えを示した。2008年(平成20年)に命令は「要請」と改正[2]され、2011年(平成23年)には放送法の全面改正[3]により第65条に規定された。

2018年4月から、名称を「NHKワールド JAPAN」に変更した[4]
NHKワールド・ラジオ日本「NHKワールド・ラジオ日本」も参照

ラジオ放送。短波が受信できるラジオ受信機で受信可能。また、NHKワールドTV、NHKワールド・プレミアムのテレビ放送で使用されている海外衛星を用いたデジタルラジオ(衛星ラジオ)でも終日ノンスクランブルで放送を行っている。短波の場合、日本国内でも時間帯や周波数、地域によっては受信可能であるが、家電量販店で一般に売られている日経ラジオ社(ラジオNIKKEI、旧ラジオたんぱ)周波数のみ受信可能な短波チューナーを搭載したラジオでは受信不可であり、ソニーパナソニックが市販している「国際ラジオ」や、海外メーカーの短波ラジオを入手する必要がある。

かつては日本語・英語を中心に22言語で放送されていたが、テレビ国際放送への移行、衛星デジタルラジオの放送開始、インターネット普及により短波での放送は長期的に縮小傾向にある。在外日本人向けの日本語番組はニュース(日本時間の昼間の時間帯のみ)、海外安全情報、周波数案内と独自制作はごくわずかで残りのすべては日本国内向けのラジオ第1放送(一部、ラジオ第2放送)、FM放送で放送される番組の日本国内との同時放送や時差・再放送を行っている。

一部外国語(英語・中国語朝鮮語スペイン語ポルトガル語)ニュースと、英語・中国語・朝鮮語の情報番組については、ラジオ第2放送で同時あるいは時差放送が行われている。

海外衛星放送受信装置でのチャンネル名では「Radio1&2」、「Radio3&4」、「Radio5」(Radio1は日本語放送。Radio2?5は外国語放送)として表示されている。以前は放送時間の9割強がラジオ第1放送で占めていることにちなんでか「Radio 01」として表示されていた。また、それ以前には「Audio For Radio」として表示されていた。また、衛星放送のうちの「24時間英語ラジオ」では、アプリと同様に、NHKワールドTVの英語番組を同時に放送(平日20:55-21:00、土・日曜日の一部などはラジオ独自番組、原則金曜日の日本国際放送単独制作枠の時間帯は著作権の関係でフィラー音源に差し替え)[5]されている。
NHKワールドTV「NHKワールドTV」も参照

テレビ放送で、PALHD日本時間2009年12月7日5時から。以下同)の方式で放送する。2009年12月6日JSTまで、日本国内の標準テレビジョン放送と同じ、NTSCもあった。

通信衛星インテルサット(旧パンナムサット)3機のトランスポンダを用いて放送しており、位置上エリア外となるアラスカカナダロシア(大陸中央部)・スカンディナヴィア諸国・グリーンランド北極圏などを除いた地球上の大半の地域で直接受信が可能である。ノンスクランブル放送(無料放送)であり、対応チューナーとパラボラアンテナで受信可能。主に日本国外在住の外国人を対象としている。

開局当初はNHK総合・BS1などを中心としたニュース・情報番組を中心に編成し、独自制作で英語によるニュースを放送していた。2009年2月2日から、英語放送・完全自主編成となっている。

これにより、在外邦人向けの国内向け番組の放送は英語放送化される一部番組を除き、NHKワールド・プレミアムに1本化された。これまでNHKワールドTVで放送されていた日本語によるニュース・情報番組についてはNHKワールド・プレミアムを一部ノンスクランブル放送化することで対応している。

かつてはNHKの国内向け・海外向けのテレビ・ラジオ放送の全チャンネルを通じて、スポーツ中継の放送が一切組まれていなかったが[注釈 1]、2022年現在は大相撲本場所開催期間中に大相撲中継ハイライト番組『Grand Sumo Highlight』を制作し、一部の時間帯で放送している[6]

国内在留外国人からの要望が多いことから、2011年4月1日より[注釈 2]、国内の一部ケーブルテレビ、また2013年10月からは「ひかりTV[7] において再送信を開始した。また、パソコンでは2009年2月より(スマートフォンのiPhone向けには2010年2月より)[8]インターネット配信もおこなわれており、海外、および、日本国内でも一部番組をストリーミング再生で視聴が可能になっている。

インターネットでは中国語のテレビ放送NHK華語視界を2019年1月に開始した。
NHKワールド・プレミアム「NHKワールド・プレミアム」も参照
概要

NHKワールド・プレミアム(略称:NHK WP)はケーブルテレビ衛星放送向けのテレビ番組の配信[注釈 3]を行っているサービスの名称。番組の送出はNHK本体で行うが、運営はNHKワールドTVと同様、日本国際放送が担当している。2010年3月31日まではNHKグローバルメディアサービス(旧・NHK情報ネットワーク)が担当していた。

日本国内の標準テレビジョン放送と同じNTSCでなされ、主に海外に滞在している在外日本人と、海外旅行で現地を訪れている日本人向けに、日本国内向け放送のニュース[注釈 4]や情報番組(国際放送独自制作の海外安全情報も含む)の他、日本国内向けの総合テレビ・教育テレビ・BS1・BSプレミアムで放送される、娯楽・ドラマ・スポーツ中継[注釈 5]等の中から主な人気番組を、日本国内向けの総合テレビ・BSプレミアム並に混合した総合編成で配信する。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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