NHKラジオ第2放送
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「ラジオ第2放送」はこの項目へ転送されています。日本の短波放送については「日経ラジオ社」をご覧ください。

NHKラジオ第2放送
種別中波放送
放送対象地域日本全国
略称ラジオ第2、NHK第2、R2
開局日1931年4月6日
運営会社日本放送協会
特記事項:開局年月日は東京中央放送局のもの。2025年度末までに廃止及び閉局、完全停波となる予定。
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NHKラジオ第2放送(NHKラジオだいにほうそう)は、日本放送協会(NHK)による地上基幹放送の一種別の中波放送(AM放送)で国内放送でもある。
内容

NHK教育テレビジョン(以下、Eテレ)と同様に教育番組、特に語学番組や学生向け講座番組を多く放送している。公称は「ラジオ第2」、「NHK第2」または「R2」。(NHKアナウンサーはラジオ第2で統一している)。
概要

NHKのラジオ放送は1925年3月に開始された時には1つだけだったが、1931年からこれを2つに分けた。スタート当初から講座番組など教育放送を主とした番組編成だったが、ラジオ第2放送の普及が東京大阪名古屋の3都市に留まったため、1939年に「都市放送」と改称し、都市知識層向けのより高度な教養・講座番組や文芸音楽番組に力を入れた編成に改められた。

その後、1941年12月太平洋戦争開戦により、都市放送は一時休止されたが、終戦後の1945年9月1日に再開した[1]学校放送や教養・文化番組などを主としながらも長時間の番組が柔軟に編成できることから1960年代末ごろまではプロ野球大相撲などのスポーツ中継も行われていた[注 1]。また、クラシック音楽の演奏会も単発で録音中継され、FM放送が普及するまでは、ラジオ第1との連動で2波によるステレオ放送(当時は立体放送と言われた)が『立体音楽堂』などの番組で実施されていた。

教育テレビが全国に普及するのと相まって次第に教育テレビのラジオ版という性格付けがなされ現在に至っている。

なお、1980年代前半位までは「ラジオ農業学校」(農業経営や栽培技術などを単発で紹介する情報番組)、「漁村の皆さんへ」(漁村からのお便りや各地の水産市場情報、船舶の海上試験の模様を紹介するという週7日×再放送の情報番組)など、戦前からの流れをくむ産業支援番組もあった。
放送形態
編成

1980年代の平日は5:30からの放送で、NHK高校講座からスタートし、翌0:00に君が代が流れた後に終了した。現在は6:00から語学番組が始まり、23:40までで終わる(日曜は異なる)。

語学番組、高校講座NHK学園高校の放送授業でもある)と、NHK市民大学講座の流れを汲むNHKカルチャーアワーを核に、それ以外の教養番組や、委託業務である気象通報株式市況、そして、国内放送を統括する放送総局の委託により番組配給を受けているNHKワールド・ラジオ日本(NHKの国際放送)の外国語ニュース英語中国語ハングルフランス語スペイン語ロシア語ポルトガル語ベトナム語インドネシア語タイ語の10言語)を放送している。

日曜を除く9:30 - 11:00の時間帯には学校放送として小学生中学生に向けた国語音楽の教育番組や高校入試のための特別番組が組まれていたが、近年の少子高齢化の影響を受けて、現在は9:45 - 10:00の「お話でてこい」を除いてこれらの小中学校向け放送は終了となり、10:00以降の当該時間枠には一般向けの教養・語学番組が充てられた。

2008年以後、語学番組が再編され、それまで日曜を除いて毎日放送されていたものが月 - 金曜の週5回編成になった関係で、土・日曜ではその週に放送された番組の復習の意味でのまとめて再放送が行われるようになった(基礎英語シリーズなど一部は除く)。2017年度に至っては土曜の日中はほぼ再放送である。また、NHKワールド・ラジオ日本の外国ニュースとは別に、中国語、ハングルによる日本紹介番組も放送されるようになった。

また、毎年12月31日から翌年1月3日の間は気象通報、外国語ニュース以外は通常編成のほぼすべての番組を一切休止して、年末年始特別編成を組んでいた(2007年12月31日は1日まるごと英語・英会話講座を放送していた。また、2018年度の年末年始は朗読特集など一部を除き通常編成(高校講座アーカイブは休講のため、23:40終了)だった)が、2020年度の年末年始では特別編成が廃止された。学校の長期休校シーズン(夏休み冬休み春休み)は一部の番組(気象通報、外国語のニュース、株式市況など)を除き、新規の番組制作を休止して、これまでに放送された番組の再構成、あるいは語学・教養番組ではおさらいシリーズ(ラジオクラブ名義)を放送する。

2008年から2016年までは毎年8月末(または9月上旬)に全国盲学校野球大会を通常放送終了後、録音で放送していた。特に2008年9月2日未明(1日深夜)は通常番組の終了後、全国盲学校野球大会決勝戦(1時から)の録音中継を放送するため2:46まで放送時間を延長した。

例外的に高校野球の地方大会を放送することもある。

2008年4月から2012年3月まで、名古屋局を中心に、愛知、岐阜、三重、静岡県下の各局では早朝と深夜(全国編成の放送開始前と終了後)にポルトガル語の時間という番組を放送していた[注 2]

過去には、8時と20時のNHKニュース(定時ニュース)が、ラジオ第1ではなく、ラジオ第2で放送されていた[2]
放送時間の遍歴

年度放送開始放送終了
2000年度上半期まで毎日 5:30毎日 翌0:00
2000年度下半期から2006年度まで月・日曜 翌0:00
火曜 翌1:35
水 - 土曜 翌1:40
[注 3]
2007年度上半期[注 4]毎日 6:00月・日曜 翌0:40
火 - 土曜 翌1:00
2007年度下半期から2009年度まで月・土・日曜 翌0:40
火 - 金曜 翌1:00 
2009年度月・火・金 - 日曜 翌1:00
水・木曜 翌0:40
2010年度から2013年度上半期まで月・火・金 - 日曜 翌0:40
水・木曜 翌0:20
2013年度下半期月 - 土曜 翌0:40
日曜 翌0:10
2014年度から2016年度まで月 - 土曜 翌0:40
日曜 翌0:20
2016年度月 - 土曜 翌0:40[注 5]
日曜 翌0:35
2017年度月 - 土曜 翌1:00
日曜 翌0:20
2018年度から2023年上半期まで月 - 土曜 翌0:40
日曜 翌0:30
2023年度下半期月 - 金曜 23:40
土曜 23:55
日曜 翌1:00
2024年度から月 - 土曜 23:40
日曜 翌0:00

放送機器メンテナンス実施日は曜日に関係なく連日で23:40か翌0:00のどちらかに終了するうえ、特に2018年度以降現在は23:40に終了する[注 6][3]

1953年の一時期[4]、23時で放送終了となった日があった。

1日の放送開始7分前(2007年度以降は5:53)からチェレスタによるインターバルシグナル(IS)とIDが、放送終了後IDと君が代に続いておよそ4分間、チェレスタによる終了用ISが放送される。局によっては放送休止中(の全部または一部時間帯)あるいは放送開始概ね15分前から放送開始ISまでテストトーンを流す。

2000年4月から2006年3月までは、NHKでは唯一24時間放送を行っていなかったチャンネルでもあった[注 7]


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