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NHKニュース(NHK NEWS)は、日本放送協会(NHK)のテレビ・ラジオのニュース番組の総称、及び実際に放送される際の番組名である。
定時に放送されるものだけを指す場合は『定時ニュース』、放送時間を特定する必要がある場合は『○時ニュース』・『正午ニュース』と呼ばれ[1]、重大事件・災害報道のため急遽編成されたものは『特設ニュース』と呼ばれる[注釈 1]。
概要[ソースを編集]
国内は54の放送局のほかに支局、駐在・報道室などを通じて取材活動を行う。記者クラブの多くにも在籍している。日本国外の支局においてはニューヨークに『アメリカ総局』、パリに『ヨーロッパ総局』、北京に『中国総局』、バンコクに『アジア総局』をそれぞれ構え、10か所に支局を、21か所に駐在・事務所を設置して取材活動を行っている。
このほか、約400か所にのぼるロボットカメラを東京都のニュースセンターと大阪放送局にて一元管理するシステムを導入している(もちろん各放送局でも自局管理のカメラを操作可能)[2]。映像・音声は24時間伝送されているため、地震発生時や航空事故時などたまたま映っていた映像をニュース素材として使用することができる体制が整っている。
NHKが取材する映像素材は原則としてすべてハイビジョンカメラ(ハイビジョンカメラによるニュース取材は1999年頃から順次開始)によるものとなり、駐在・報道室と、海外支局のほとんどの地域でハイビジョンカメラによるニュース取材が行われている。
公共放送であるNHK特有の事由として、放送法第83条の広告放送禁止規定により、基本的に商標(主に商品名)は一般的な呼称に言い換えられている点が挙げられる。ただし、事件および人命や安全に関わる内容を中心に、商品や商品名、またその製造元の企業名がそのまま放送される。
年号の使用について、日本国内のニュースについては原則元号[注釈 2]を用い、日本国外のニュースについてはグレゴリオ暦を用いている。
テレビ放送[ソースを編集]詳細は「NHKニュース (テレビ番組)」を参照
テレビに関しては、報道局のみで制作するニュース番組は全て『NHKニュース』として放送し、他の部署(解説委員室、社会情報部など)や番組専属の部署(おはよう日本部など)が担当した際は『ニュースセンター9時』や『NHKニュースワイド』などの番組名がつく、という慣習があった。2000年の組織改編により、日中の定時ニュースは「ニュース7部」から改称した「テレビニュース部」が、夜間早朝の分は「おはよう日本部」が担当する。なお、『NHKニュース7』の開始までは、19時のニュースも『NHKニュース』としての放送だったが、新聞では「7時のニュース」と表記されていたこともある。
1995年度は昼の定時ニュースの気象情報では背景音楽を流したり、1995年度から1997年度までの昼間・夜間の一部時間帯で『NHKニュース』のロゴや現在時刻を示すパターンデザインが置かれていたりしたことがあった。
2015年度より、定時ニュースのタイトルが「NHK NEWS」に改められるとともにニュースの伝え方が一新され、時刻表示の実施時間帯を拡大。『NHKニュース』放送中は常時時刻表示されることとなった(選挙関連(市町村長選挙など)の立候補表明・告示・投票関係のニュースなどでは消去する場合がある)。
ローカルニュースについて、それぞれの放送局で制作のローカルニュースについても『NHKニュース』のタイトルで放送。しかし、『NHKニュース645』では『首都圏ニュース』や広島放送局『ひろしまニュース645』など、独自タイトルで放送するケースがあり、平日夕方18時台のローカルニュースは『首都圏ネットワーク』などの番組名がつく。