NHKデジタル衛星ハイビジョン
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「BS3」はこの項目へ転送されています。2011年4月から2024年3月までのBSデジタル放送リモコンキーID「3」については「NHK BSプレミアム」を、かつてBSアナログ3chで放送されていた放送局については「WOWOW」を、そのチャンネルの現状については「日本における衛星放送#物理チャンネル(BSデジタル放送)」をご覧ください。
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NHKデジタル衛星ハイビジョン

基本情報
略称(愛称)BShi、衛星ハイビジョン
運営(番組供給)事業者日本放送協会
放送(配信)開始2000年12月1日
HD放送(配信)開始2000年12月1日
放送(配信)終了2011年3月31日
アナログ放送(BS、放送終了)
放送事業者日本放送協会
チャンネル番号BS-9ch
放送開始2000年12月1日
放送終了2007年9月30日
衛星基幹放送(BSデジタル放送)
放送事業者日本放送協会
チャンネル番号Ch.103(HD),104・105(臨時)
独立データ放送Ch.700,701,707
リモコンキーID3
物理チャンネルBS-15ch
放送開始2000年12月1日
HD放送開始2000年12月1日
放送終了2011年3月31日放送終了
特記事項:
アナログ放送はMUSE方式(1991年11月25日試験放送開始、1994年11月25日実用化試験放送へ移行)で、2000年11月30日までは、社団法人ハイビジョン普及協会に周波数が割り当てられていた。(コールサインについては本文参照)
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NHKデジタル衛星ハイビジョン(NHKデジタルえいせいハイビジョン)は、日本放送協会(NHK)が2011年平成23年)3月31日まで放送していたBSデジタル放送向けのテレビ放送局である。

略称は「BShi」(BSハイ、あるいはBSハイビジョンとも)で、テレビなどの受信機向けアイコンには「NHK h」という名称を使用していた。リモコンキーIDは「3」だった。

1991年(平成3年)11月25日から2000年(平成12年)11月30日まで「社団法人ハイビジョン推進協会」がBSアナログ放送の9chで行っていたハイビジョン試験放送の後身に当たり、旧NHK-BSにおけるメインサービス(代表サービス)に位置付けられていた。
概要

高精細なデジタル放送技術ハイビジョンの特性を生かすことを目的に、2000年(平成12年)12月1日より本放送を開始。当初からフルスペック(画素数1920×1080ピクセル)によるハイビジョン放送を行っていた。

スポーツ中継や教養ドキュメンタリー番組を中心に、データ放送を用いた双方向対応番組や、5.1chサラウンドによる高音質の映画音楽番組も放映されていた。

総合テレビ教育テレビの番組の同時及び時差放送も行っているが、地上デジタル放送の開始や編成の見直しにより次第に番組数は減った。

原則として全ての番組がハイビジョン放送だが、オリンピックFIFAワールドカップといった全世界共通の映像を使用する番組や、BS1と同時放送を行う際の『BSニュース』は例外的に画面比4:3・標準画質アップコンバートされたものが放送されていた[注 1]

ハイビジョン試験放送に割り当てられていたBSアナログ放送の9chでもMUSE方式での放送を行っていたが、2006年3月15日開催の電波監理審議会で、後述のBS新局の開局(2007年(平成19年)12月1日)で、新局にBS-9ch(物理)の領域が割り当てられることが決まり、その移行準備と試験放送を行う都合もあるため[1]、2007年9月30日25時(10月1日1時)に終了した[注 2]

アナログ放送の終了後、BS-9ch(物理)の周波数はスター・チャンネルBS11(日本BS放送)、TwellVの3チャンネルに割り当てられた。これに伴い、従来日本BS放送とスター・チャンネルに割り当てられていた合計8スロットはNHKが使用することになり、そのうち2スロットをBShiの高画質化とデータ放送の内容拡充に、残りの6スロットはBS1とBS2の高画質化に充てられた(BS1は6スロットから9スロットに、BS2は8スロットから11スロットに追加)。スロットの変更は2007年11月26日1時の放送終了後に行われた。
アナログハイビジョン終了へ向けた準備作業

[2]

アナログハイビジョンの終了に寄せて、NHKでは2006年4月3日の放送開始(この日より午前5時開始から翌日午前2時終了の21時間放送となる)から、ウォーターマーク「BShi」の下に「アナログ」の文字を小さく添えることで、アナログ放送であることを強調する表示を開始した。

また同じ日からまず1日3回程度、特定番組の冒頭部分に「このチャンネルは2007年9月30日に放送を終了します。引き続きデジタル放送でご覧ください。(問い合わせ電話番号。詳細略)」との告知字幕を表示するようにし、これを2007年6月4日から特定の1番組(当初は1時間→6月18日から2時間)で常時表示、更に8月27日からは毎日午前9時から午後9時までは常時表示とし、9月1日からは休止時間を含む24時間常時表示となった。

同時に2007年2月から、1分間のアナログハイビジョン放送終了告知スポット(桜井洋子)を放送。

地上波のNHK総合テレビジョンでも2007年8月26日に放送された「デジタル放送なんでも相談室」で、このアナログハイビジョン終了についての説明を行った。

2007年9月30日付の放送が終了した10月1日午前1時より、上述のスポットを放送[3]。以下そのコメント。

「いつもNHKのハイビジョン放送をご覧いただきましてありがとうございます。アナログハイビジョン放送の終了のお知らせをいたします。今皆さんがご覧になっているチャンネルはNHKのアナログハイビジョンの放送です。このチャンネルは国が定めた放送普及基本計画に従いまして、これで終了させていただきます。これまでご覧頂きまして本当にありがとうございます。

NHKではBSデジタル放送でこれまでと同様にハイビジョン番組を放送しています。ご覧いただくためにはデジタル放送に対応したテレビもしくはBSデジタルチューナーが必要になります。詳しいお問い合わせはBSハイビジョンお問い合わせセンターにお願いいたします。アナログハイビジョン放送終了のお知らせでした」

その後次の文章の放送終了ブルーバック字幕が、右上に「BS hiアナログ」付きで告知を表示された(デジタル放送は通常のエンディングを放送していた)。この状態を1か月間続け、2007年10月31日24時(11月1日0時)をもって完全停波となった。

このチャンネル(BS-9ch)のアナログハイビジョン放送は

国の定めた放送基本計画に従い、

9月30日で終了いたしました。

これまでアナログハイビジョン放送を

ご覧いただき、誠にありがとうございました。

NHKではBSデジタル放送で、

ハイビジョン放送を実施しています。

デジタル放送でハイビジョン放送を

お楽しみください。

問い合わせ先 電話0570-07-0101

(お手持ちの電話がIP電話の場合 電話044-829-****)
終了後の動向

さらにNHKは政府の求めに応じる形で衛星波の削減を計画。この中でデジタル衛星ハイビジョンを2011年頃に廃止し、「デジタルBS1」と「デジタルBS2」をハイビジョン化する方向で検討を進めてきた。一方政府部内などには、NHKの衛星チャンネル数を1つにするべきだという意見もあった。

総務省2008年(平成20年)2月末、「NHKの衛星放送の保有チャンネル数のあり方に関する研究会」の議論(東洋大学教授松原聡の項目も参照)を受けてNHKの衛星波を2011年(平成23年)以降2チャンネルとする方針を固め同年10月14日に決まった2009年度(平成21年度)から3か年のNHK経営計画でテレビの完全デジタル化に合わせ廃止されることが盛り込まれた。


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