NGC 1300
NGC 1300
NGC 1300は、エリダヌス座の方向に約6100万光年離れた位置にある棒渦巻銀河である。直径は11万光年で、我々の銀河系よりも少し大きい。エリダヌスクラスターを構成する。ジョン・ハーシェルによって発見された。
画像[ソースを編集]
右の画像は、ハッブル宇宙望遠鏡によって2004年9月に撮影された。青(中心波長435nm)、可視光(555nm)、赤外線(814nm)、水素α(658nm)の4つのフィルターを組み合わせて撮影されたものである[3]。解像度はこれまでで最も良く、銀河の腕、銀河円盤、銀河バルジ、核等が見える。腕の中には青色巨星、赤色巨星や星団、星の形成領域等も見られる。背景にはさらに遠方の銀河がいくつもある。
渦巻き構造の中心部は、核が直径約3300光年の独自の円盤を持つ大規模構造をとる。大きな渦巻を持つ銀河だけが、このような二重の構造をとる。モデルによると、ガスが中心部に向かって集まり、中心のブラックホールからエネルギーを得て渦を形成する。しかし、NGC 1300が活性な核を持つことは知られていない。NGC 1300 赤外線画像
出典[ソースを編集]^ a b c d e f g h “ ⇒NASA/IPAC Extragalactic Database”. Results for NGC 1300. 2007年3月15日閲覧。
^ Atkinson, J.W., et al. (May 2005). ⇒“Supermassive black hole mass measurements for NGC 1300 and NGC 2748 based on HST emission-line gas kinematics”. Monthly Notices of the Royal Astronomical Society 359 (2): 504-520. doi:10.1111/j.1365-2966.2005.08904.x. ⇒http://adsabs.harvard.edu/abs/2005astro.ph..2573A.
^ “ ⇒Image of the Beautiful Barred Spiral Galaxy NGC 1300”. News Release: STScI-2005-01. NASA, ESO (released 10 Jan 2005). 2008年12月12日閲覧。
外部リンク[ソースを編集]
HST: Barred Spiral Galaxy NGC 1300
⇒Hubble Heritage
APOD: Barred Spiral Galaxy NGC 1300 (1/12/05)
⇒Best of AOP: NGC 1300 - Barred Spiral in Eridanus
⇒ESA/Hubble-Barred Spiral Galaxy NGC 1300