NFLのテレビ放映権は、レギュラーシーズン・ポストシーズンともに、全試合がNFLと放送局との間で契約が結ばれる。放映権料は各チームにほぼ均等に配分され、レベニュー・シェアリングの源泉となっている。
なお、他のメジャースポーツ (MLB , NBA , NHL) では、リーグが放映権を管理するのは全国放送やポストシーズンなど一部であり、それ以外のローカル放送はチームが放送局と直接契約することから、チームによって収入に大きな差が出ている。
以下の放送のほか、NFL独自の配信サービスであるNFL Game Passが全試合の配信を行う。2023年にはDAZNと全世界でDAZNを通して全試合を配信する10年間のパートナーシップを締結した[25]。
2023年シーズンから2033年シーズンまでの11年間は、総額1130億ドルで、アメリカ国内では以下の放送局・配信業者に権利が与えられる[26][27]。
FOX:NFL on FOX(アウェーチームがNFCであるレギュラーシーズン日曜日、感謝祭、およびほとんどのポストシーズンの試合をCBSと分け合う)(Tubiによる配信を含む) 22億ドル/年
CBS:NFL on CBS (アウェーチームがAFCであるレギュラーシーズン日曜日、感謝祭、およびほとんどのポストシーズンの試合をFOXと分け合う)(Paramount+による配信を含む) 21億ドル/年
NBC:Sunday Night Football (Peacockによる配信を含む)20億ドル/年
ESPN/ABC:Monday Night Football (ABCによる地上波放送、ESPN+による配信を含む)27億ドル/年、およびワイルドカード1試合、ディビジョナルプレーオフ1試合、および第18週のサタデーフットボール2試合 (2021年-2025年) 1億ドル/年 (2021年-2025年) [28]
Amazonビデオ:Thursday Night Football 10億ドル/年 (2022年シーズンから2032年シーズンまで[29])
さらに2024年のクリスマスには2試合、2025年および2026年のクリスマスにもそれぞれ1試合以上をNetflixが独占配信する[30]。
また、上記の期間スーパーボウルはCBSが2023,2027,2031シーズン、FOXが2024,2028,2032シーズン、NBCが2025,2029,2033シーズン、ABCが2026,2030シーズンを放送する[31]。 2021年シーズン以降は、G+のみが放送している。 スーパーボウルについては、テレビ朝日やTBS(「月曜ロードショー」枠)で放送していた時期もあったが、シーズン通じての放送は、地上波では1970年代に東京12チャンネル(アメリカン・プロフットボールアワー 1920年8月20日、オハイオ州カントンにあるジョーダン&ハップモービル社という小さな自動車ショールームの一角で、当時アメリカ・オハイオ州に存在したアメリカン・フットボールリーグ「オハイオ・リーグ」に所属するアクロン・プロス、カントン・ブルドッグス、クリーブランド・タイガース、デイトン・トライアングルスの4チームからなる、アメリカン・フットボールの将来を決める会議が行なわれた。
日本での放送
日テレG+(NFL on 日テレG+)
レギュラーシーズンはSNFとTNFを中心に週に生中継1?3試合程度。録画放送も1~3試合程度。ポストシーズンはスーパーボウルを含め、全試合を生中継している。NFLドラフトの一部も生中継する。
日本での配信
NFL Game Pass
DAZN内の単独契約またはアドオンとして提供され、全試合の配信を行う[32]。
DAZN
2016-2017年シーズンより日本でNFLのオンライン配信を開始した。2023年シーズンからは、NFL Game Passの販売に伴い、レギュラーシーズンは週2試合程度、プレーオフはスーパーボウルを除いて半数程度の試合の配信を行い、プレシーズンゲームは全試合を配信する。なお、2022年シーズンまでは、レギュラーシーズンは週3?10試合を、プレーオフは全試合を生配信および録画配信した。
日テレジータスNFLGO
PLAY VIDEO STORESと提携し、2022年シーズンから日テレG+が放送する試合を生配信及び録画配信でオンデマンド提供している。ただしスーパーボウルは配信されない。
過去の日本での放送・配信
NFL設立のエピソード