NBA
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「NBA」のその他の用法については「NBA (曖昧さ回避)」をご覧ください。

ナショナル・バスケットボール・アソシエーション
National Basketball Association
今シーズン・大会:
2023-24シーズン
前身BAA(英語版)
競技バスケットボール
創立1946年6月6日 (77年前) (1946-06-06)
コミッショナーアダム・シルバー
開始年1946年-1947年
参加チーム30チーム
アメリカ合衆国
カナダ
本部所在地ニューヨーク州ニューヨーク 10022
345 パーク・アベニュー
前回優勝デンバー・ナゲッツ
(初)
最多優勝ボストン・セルティックス
ロサンゼルス・レイカーズ(17回)
テレビ局ABC/ESPN
TNT
NBA TV
公式サイトwww.nba.com

ナショナル・バスケットボール・アソシエーション(英語: National Basketball Association)は、北アメリカ男子バスケットボールプロリーグである。アメリカ合衆国の29チームおよびカナダの1チームの計30チームからなる。略称は、NBA(エヌビーエー)。日本語で、全米バスケットボール協会とも。

国際バスケットボール連盟(FIBA)に加盟しているUSAバスケットボール(USAB)のアクティブ・メンバーの筆頭であり、北米4大プロスポーツリーグのひとつでもある。バスケットボールにおいて、実力、人気は共に世界最高のリーグであり、世界中のスポーツリーグ全体で見ても屈指の人気と経済規模を誇る。女子バスケットボールリーグウィメンズ・ナショナル・バスケットボール・アソシエーション(WNBA)の母体でもある。

1946年6月6日ニューヨークで設立。当初は、バスケットボール・アソシエーション・オブ・アメリカ(Basketball Association of America、BAA)という名称だった。ライバル関係にあったNBL(National Basketball League)から数チームを引き抜いたあと、当時11チームであった1949年の秋に現名称となった。

NBAには各国に独立した事務所があるが、すべてニューヨーク5番街のオリンピック・タワー内にある本部の管理下にある。NBA EntertainmentとNBA TVスタジオは、ニュージャージー州シコーカスに本部がある。
概説

アメリカ合衆国カナダに全30チームがあり、東西2つのカンファレンス、さらにそれぞれ3つのディビジョン(各5チーム)に分かれて、10月から翌年4月までレギュラーシーズン82試合(何シーズンか例外はあるが)が行われる。その結果に応じて4月中旬頃からポストシーズン(プレーオフ)が行われ、そのカンファレンスごとの勝者がNBAファイナルを戦い、最終的にシーズンのチャンピオンが決定する。
レギュラーシーズン

夏のオフシーズンを経て、チームは9月下旬からトレーニングキャンプを開始する。トレーニングキャンプでは、若手(特にルーキー)を中心に選手の評価を行う。チームの弱点、強みをスカウトし、シーズン開始に備えて選手補強を図り、12名のアクティブロスターと3名の控えプレーヤーを揃える。キャンプ後には、NBA内のチームや大学や海外のチームなどとプレシーズンゲームを行う。NBAのレギュラーシーズンは10月の最終週に開幕する。レギュラーシーズンでは、各チームは全82試合のうち41試合をホームで、41試合をアウェイで戦うこととなる。同じディビジョンの4チームとは4対戦(ホーム2、アウェイ2)で合計16試合を、同カンファレンスで、他ディビジョンのチームとの対戦は、6チームと4試合(24試合)、残りの4チームと3試合(12試合)、合計36試合を、異なるカンファレンスの15チームとは、2対戦(ホーム1、アウェイ1)し、合計30試合を戦う。この非対称な構成は、チーム間にスケジュールの厳しさに不均衡をもたらすが、NFLMLBほどではない。5年間で、同じディビジョンの4チームと80試合、同カンファレンス他ディビジョンのチームとの対戦は180試合(ホーム90、アウェイ90)、他カンファレンスのチームとの対戦は150試合になり、スケジュールの不均衡がなくなるように調整される。
ポストシーズン(プレーオフ)

レギュラーシーズン終了後、各カンファレンス内の勝率上位8チームが、東西それぞれのカンファレンスで4戦先勝方式のプレーオフトーナメント「NBAプレーオフ」を戦う。プレーオフではカンファレンス内の順位で組み合わせが決定し、それぞれ対戦する2チームで勝率が高い方に、(7戦目まで進んだ場合)一方のチームより1試合多くホームゲームを戦える「ホームコートアドバンテージ」が与えられる(A:勝率が高いチーム B:勝率が低いチーム→AABBABAというホーム開催となる)。各ラウンドは4勝したチームが勝ち抜ける。A(1位 - 8位)、B(2位 - 7位)、C(3位 - 6位)、D(4位 - 5位)の組み合わせで1stラウンドを戦う。カンファレンスセミファイナルは、A-D、B-Cで対戦し、それぞれの勝者でカンファレンスファイナルを戦う。
ファイナル

両カンファレンスを優勝したチーム同士で行われる決勝は「NBAファイナル」と呼ばれ、世界各地に中継放送されて3億人が観戦していると言われる。ファイナルもレギュラーシーズンの勝率の高いチームが「ホームコートアドバンテージ」を獲得し、ファイナルでは、ホーム、ホーム、アウェイ、アウェイ、ホーム、アウェイ、ホームで試合が進められる。ファイナル終了後に、ファイナルMVPが選出される。
NBAの歴史
創成期

NBAはバスケットボール誕生から約半世紀後に創設された。創設の目的はプロアイスホッケーに利用されるアリーナの空き時間を埋めるためであり、初代コミッショナーにはAHLの会長であるモーリス・ポドロフが就任した。1946年11月1日に、トロント・ハスキーズニューヨーク・ニッカボッカーズの顔合わせで初めて試合が行われた。1949年にNBLと合併し、ジョージ・マイカンがNBA入りした。

1892年 - カナダ人体育講師ジェームズ・ネイスミスにより考案されたバスケットボールの初めての試合が行われる。

1946年 - BAA創設。参加チームは11。

1949年 - ライバルリーグであったNBLを吸収合併し、NBAに名称を変更。参加チームは17に。

1950年代

この時期リーグは大きな2つの変化を経験する。その1つが24秒ショットクロック(ボールを保持したチームが24秒以内にシュートをしなければ、相手ボールとなる)の導入だった。NBLの吸収で17チームにまで膨れ上がったNBAだが人気は停滞し、1954年には8チームにまで減少した。このような状況を打破すべく導入されたショットクロックは、試合のテンポを早くし、より娯楽性の高いものとした。もうひとつの変化は黒人選手の隆盛だった。公民権運動が活発化する前のNBAは選手の大半を白人が占めていたが、1950年にはNBA初の黒人選手チャック・クーパーがドラフト指名され、1956年にはビル・ラッセルがNBA入りし、1959年にはウィルト・チェンバレンが新人にして得点王、リバウンド王、新人王、MVP4冠を達成した。1950年代前半はマイカン率いるミネアポリス・レイカーズがNBA初の3連覇を達成するも、後半にはラッセル擁するボストン・セルティックスがリーグを支配し始める。

1951年 - ペイントエリア(制限区域)を6フィートから12フィートに拡大。

1954年 - 24秒バイオレーションルール(ショットクロック)を導入。

1960年代

1960年代はセルティックスの時代だった。ラッセルをはじめボブ・クージービル・シャーマンサム・ジョーンズジョン・ハブリチェックらを擁したセルティックスは、名将レッド・アワーバックに率いられ、1958?59シーズンから65?66シーズンまでの8連覇を達成した。セルティックスがリーグを支配する一方で、チェンバレンの1試合100得点達成などの大記録も生まれた。60年代末には傘下チームを14に増やすなどしようやく軌道に乗り始めたが、1967年にはライバルリーグABAが誕生した。


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