「NHK学園高等学校」とは異なります。
N高等学校
.mw-parser-output .geo-default,.mw-parser-output .geo-dms,.mw-parser-output .geo-dec{display:inline}.mw-parser-output .geo-nondefault,.mw-parser-output .geo-multi-punct,.mw-parser-output .geo-inline-hidden{display:none}.mw-parser-output .longitude,.mw-parser-output .latitude{white-space:nowrap}北緯26度23分10.5秒 東経127度59分39.6秒 / 北緯26.386250度 東経127.994333度 / 26.386250; 127.994333
N高等学校(エヌこうとうがっこう)は、日本の私立通信制高等学校である。略称はN高(エヌこう)。
学校法人角川ドワンゴ学園が設置し、2016年(平成28年)4月1日に開校した。沖縄県うるま市に本校を置き、全国にキャンパスを有する。通信教育を行う区域を47都道府県および外国とする広域の通信制の課程[1]を置く。
現在、S高等学校と合わせて26,197名(2023年9月時点)[2]の生徒が全国で学んでおり、高校としては日本一の生徒数である[3]。 2014年5月頃、当時MAGES.の代表であった志倉千代丸が構想した「ニコニコ高等学校」の計画に、通信制高校の教員経験者である奥平博一(後に校長)、学校法人のマーケティング経験者が加わり、その3名が中心となって高校設立プロジェクトが開始された[4]。ちょうど同時期にKADOKAWAとドワンゴが経営統合を進めていたこともあり、出版社であるKADOKAWAが持つコンテンツやIT企業であるドワンゴが持つ技術力を活用することによって、旧来の教育システム・教育方針を変える新しい形の「ネットの高校」の設立を目指す方針となった[4]。理事でもある実業家の川上量生は、「通信制高校は全日制高校に通えないから仕方なく選ぶもの」というイメージが社会にあると指摘した上で、積極的な選択肢となる高校を作りたいと述べている[4]。 授業やレポート提出はインターネットを通じて行われるが、通学コースも存在している。また、課外授業として、日本各地の自治体と連携した職業体験や、学校行事として、ドワンゴが主催するリアルイベントであるニコニコ超会議、ニコニコ町会議、ニコニコ超パーティと連携したN高文化祭など催しを実施している。 校名が一字の高校は多数ある[注 1]が、英字による一字の校名は開校当時他に類を見ず、そのため認可申請時に沖縄県の担当者から「N高等学校」は仮称であると勘違いされたという[4]。 校名の N とは「Net」だけではなく「New」「Next」「Necessary」「Neutral」など多くの意味を含んでいる[5]。「N学」を略称とするNHK学園高等学校とは、広域通信制課程という点以外に共通点は無く、資本関係も含めて全く関係がない。 学校法人名通りKADOKAWAグループ(KADOKAWA及び傘下のドワンゴ)が出資しており学校運営にも大きく関与しており、2021年にはカリキュラムおよびキャンパスをN高等学校と同じくするS高等学校を開校した[6]。校舎は廃校となったつくば市立筑波西中学校の校舎を改修したもので[7]、校名の「S」には「SUPER」「SPECIAL」「SHINE」「SPECTACLE」といった意味が込められている[8]。
概説
沿革
2015年(平成27年)
7月9日 - ニコファーレにおいて「KADOKAWA・DWANGO教育事業発表会」を開催[9]。KADOKAWA・DWANGO(のちの株式会社KADOKAWA〈2代目〉)が沖縄県に通信制高校の設立を準備していることを表明した[10]。
10月14日 - ニコファーレにおいて「カドカワ『ネットの高校』発表会」を開催し[11]、学校事業の詳細を発表。生徒募集開始[12][13]。
12月10日 - 提携通学コース新設を発表[14]。
2016年(平成28年)
3月18日 - 設置申請が沖縄県知事より認可を受諾[15]。
4月1日 - 開校。
2017年(平成29年)
4月5日 - 代々木、心斎橋に通学コースを開校[16]。
11月 - 総合学習塾の英進館と業務提携[17]。
12月 - 長崎県五島市と地域間交流事業で提携[18]。
2018年(平成30年)
2月 - 学生ベンチャーを育成する「N高起業部」を設立[19]。
4月 - 通学コースキャンパスを横浜、御茶ノ水、大宮、千葉、名古屋、福岡に拡大。
4月 - 通学コース(週5)生のスクーリングが、従来の短期集中型ではなく、毎週2~3日程度、3時間目に執り行われるようになった。
5月 - NPO法人ReBitとLGBT支援で業務提携[20]。
8月 - 学校法人麻生塾と業務提携しIT・ゲーム・CG分野に特化した専門教育を行う「ASO高等部」を設立、2019年4月開校[21]。
2019年(平成31年 / 令和元年)
4月 - 中学生向けの通学型スクールとして「N中等部」を秋葉原、新宿、江坂に開校[22]。
4月 - 2018年4月に導入された、通学コース(週5)生向けのスクーリングが廃止。週5コースに所属する生徒も、以前と同様に短期集中型スクーリングを履修することで単位を取得する方式へと戻った。
4月 - 小中学生向けプログラミング教室の「Nepps」を代々木、大宮、横浜に開校[23]。
4月 - 通学コースキャンパスを立川、柏、江坂、京都、仙台に拡大。代々木キャンパスを移転。
4月 - スクーリング会場の綾瀬キャンパスを開校。
4月 - 株式会社EXPGと業務提携し「EXPG高等学院」を新設[24]。
5月 - 実践的な金融教育「N高投資部」設立[25]。
8月 - 沖縄SVと業務提携[26]。
2020年(令和2年)
2月 - プログラミング教室「Nepps」をリニューアルし、小中高学生向けプログラミング教室「N Code Labo」として開講[27]。
4月 - EXPG高等学院を開校。
4月 - N中等部通学コースキャンパスを池袋、横浜、大宮、名古屋に新たに開校[22]。
4月 - N中等部ネットコースを新たに開校。
4月 - N Code Laboを代々木、秋葉原、横浜に開校。
4月 - 通学コースキャンパスを札幌、神戸、広島、池袋に新たに開校。