この項目では、ゲームソフトについて説明しています。アメリカ合衆国ユタ州・アリゾナ州の荒野地域については「モニュメント・バレー」をご覧ください。
Monument Valleyジャンルパズル
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iOS
Android
Windows Phone
開発元Ustwo Games
『Monument Valley』(モニュメントバレー)は、インディーゲームの開発者であるUstwo Games(英語版)によって開発・発売されたパズルゲームである。プレイヤーは、錯視と不可能図形からなる迷路を操作しながら、姫アイダをゴールに導くことを目的とする。Monument Valleyは、Ustwoのデザイナーであるケン・ウォンの構想に基づき、2013年初頭から10か月以上をかけて開発された。その視覚的表現は、日本の版画やミニマリズム、インディーゲームであるWindosill(英語版)やFEZやスキタイのムスメ:音響的冒剣劇(英語版)から影響を受けた。また、評論家によってM.C.エッシャーの絵画や無限回廊と比較されることがある。クローズドベータテストの後、2014年4月3日にiOS向けにリリースされ、後にAndroidとWindows Phoneに移植された。評論家は視覚的・聴覚的デザインを賞賛したが、その一方で難易度の低さとゲームの短さを指摘した。2014年のアップル・デザイン・アワード(英語版)でApple's best iPad gameに選ばれた。2015年1月までに200万本以上を売り上げ、2016年5月までには、ゲームの売上は2600万本を超えた。
続編のMonument Valley 2(英語版)は、iOSで2017年6月に、Androidで同年11月にそれぞれリリースされた。 Monument Valleyでは、プレイヤーキャラクターである姫[2]アイダが何かの許しを請うために、ゲーム内で「神聖幾何学 Monument Valleyは、2004年に設立され2007年からiPhone向けアプリを開発しているデジタルデザイン会社Ustwoによって開発された。Ustwoは数百万ダウンロードを記録したゲーム「Whale Trail
ゲームプレイ
開発
ゲームデザイナーでアーティストのケン・ウォンはデザインについて、ゲームプレイの1コマ1コマを、公開する価値のあるものとなることを目指したと語っている[3]。このプロジェクトはゲームプロジェクトとなる前に、ケン・ウォンのコンセプトアートから始まった[5]。デザインは日本の木版画やミニマリズム彫刻[2]、インディーゲームであるWindosill(英語版)、FEZ、スキタイのムスメ:音響的冒剣劇(英語版)に影響を受けた[4]。ゲームプレイは、プレイヤーが直接的な説明を受けることなく探索によってゲームの目的を発見できるようデザインされたとケン・ウォンは付け加えた。このゲームでは「ミラーズエッジ」のように、プレイヤーが操作できる場所を色で表している[3]。ケン・ウォンはゲーム体験を、おもちゃ屋のワクワク感とナルニア国物語の『ライオンと魔女』の世界をかけ合わせたようなものに[2]、そしてストーリーを物語性のある本ではなく象徴的な「歌」に例えた[7]。大衆向けゲームとしては珍しく、ほとんどのプレイヤーがクリアできるようにデザインされている[1]。難しい挑戦よりもむしろ「プレミアムな体験」ができるよう意図されて作られている[9]。
このゲームのベータテストは、iPadユーザー専用企画として2013年12月に行われた[2][3][7]。これには1000人を超えるテスターが参加し、クリアまでに要した平均時間は90分であった[1]。ゲームははじめ、2014年4月3日にiOS向けにリリースされ[10]、2週間以内に開発コストを回収できるほどの好評を博した。