Mod_(コンピュータゲーム)
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mod(モド、modificationの短縮形)とは、主にパソコンゲーム用の改造データのこと。日本や中国では大文字によるMOD表記が広まっており、日本語では「モッド」と発音されることもある。パソコンゲーム以外のソフトやゲームであっても不具合修正の度合いが強い物はパッチと呼ばれる。

あるゲームのグラフィックや様々なデータを改造するプログラムやファイルのこと。MODを導入することによってそのゲームを改造・変更(Modification)し、そのゲームのグラフィックエンジンや物理エンジンなどの基本システムを用いつつ、本編とは別のシナリオやグラフィック、モデル、システムで遊べるようになる。単にMODと呼ばれるものの場合、大抵は有志(そのゲームのファン)ベースで制作されるものを意味する。MOD制作者は作りたいMODの目的に応じて3Dグラフィック制作ソフト、ペイントソフト、スクリプトを組むためのテキストソフトなどを活用し、目的のMODを作っていく。

MODでできることは後述するMODの種類及び適用例で示す通り多岐に及ぶ。既存のキャラクターやアイテムの外観を変更するもの、新たなキャラクターやアイテムを追加するもの、音を変更するもの、ゲーム内の環境光の設定を変えてグラフィックのリアルさを高めるもの、スクリプトで新たな機能を付加するもの、マップを大幅に変更するもの、ゲームそのものを全く作り変えるものまで様々である。
目次

1 歴史

2 チートとの関係

3 公式MOD

4 MODの種類

5 適用例

5.1 カウンターストライク

5.2 バトルフィールド

5.3 グランド・セフト・オートシリーズ

5.4 Operation Flashpoint: Cold War Crisis


6 MODの入手と導入

6.1 入手

6.2 導入

6.3 Steamワークショップ


7 MODの長所と短所

7.1 長所

7.2 短所


8 MODの開発

9 家庭用ゲーム機のMOD

9.1 ハードウェアMOD

9.2 ソフトウェアMOD


10 脚注

11 関連項目

歴史

1990年代、海外では開発の難しいFPSのような3Dゲームにおいて、技術力のあるゲームメーカーのゲームエンジンを利用して数多くのMODが作られた。1980年代のようにフロッピーディスクを実際に送る等のシステムでは公開が難しかったが、インターネットの普及により、素人でも自作MODを簡単に公開、配布できるようになったことが普及に拍車をかけた。特に有名なのが『DOOM』や『Quake』のMODである。『DOOM』の本体自身も当時革新的なインターネットによるダウンロード販売であり、ネットの普及が進んでいた海外においてはMODの公開サイトが多数立ち上げられ、素人の作品から本家を凌ぐ作品、『DOOM』とは別物にまで変わった優れた作品まで多数表れた。『Quake』のMODとして『Quake』をまったく新しいX-Menのゲームに変える『X-Men Quake』、SFアクションに変える『MALICE for QUAKE』など、ゲームそのものを完全に別物に変化させるMODをトータルコンバージョンという。

2000年頃にはゲームソフト自体も、最初からMODも適用できることを前提とした作りのものが増えた。たとえば『QuakeIII』や『Quake4』はメニュー画面に既にMODの項目が存在する、Half-LifeエンジンやSourceエンジンで動くMODはSteamを通してダウンロードできる。有名な例として『ハーフライフ』のMODである『カウンターストライク』や、『バトルフィールド1942』のMODである『Desert Combat』や『Forgotten Hope』、『Forgotten Hope Secret Weapon』等があげられる。特に『カウンターストライク』は、シングルプレー専用であった『ハーフライフ』というゲームそのものを変えてしまったMODとして、「奇跡の1品」や「MODのありかたを変えた1品」という言われ方をする。2010年代後半には、Bethesda Softworksの『Fallout4』や『The Elder Scrolls V: Skyrim Special Edition』等、PCで作成されたMODをゲーム機へ適用させる試みも始まった。

このように、MODは海外を中心に多数のユーザーによって制作されてきた。だが全てのソフトメーカーがMODを好意的に受け止めているわけではない。ユービーアイソフトは以前[いつ?]からMODに不寛容な事で有名で、人気タイトルでもMODは殆ど存在しない。また、かつてMODフレンドリーだった製作会社が方針を変更し、MODに厳しくなる傾向も見られるようになっている。著名なソフトだと『コール オブ デューティ モダン・ウォーフェア2』や『バトルフィールド バッド カンパニー2』が該当する。以前は両シリーズ共にMODツールが提供されていたものの、現在ではツールが提供されていない。その上、ファイルに暗号化を施し容易にデータを閲覧することもできなくなっている。
チートとの関係「チート」も参照

「チート」とはズル、不正、などを意味する言葉で、そのような目的で作られたMOD(チートMOD)も存在する。

チートとMODの概念上の違いを言えば、チートがゲーム内のデータを改変して難易度を下げるようなものを意味するのに対し、MODは改変するデータ・プログラム全体を指す。つまりゲームの難易度とはそもそも関係のないもの、あるいは逆にゲームの難易度を上げるものなども含み、改変データ全般を意味するのがMODである。またチートはゲームソフトに最初から導入されているものもあるのに対し、MODは外部の有志が制作することを前提としている。


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