Mk.33 3インチ砲
種類艦砲
原開発国 アメリカ合衆国
運用史
配備期間1948年 - 現在
関連戦争・紛争ベトナム戦争
諸元
重量14.3?14.7 t[1]
銃身長50口径長
口径3インチ (76 mm)
仰角
-15°/+85°
俯仰速度: 24°/s
旋回角
714°
旋回速度: 30°/s
発射速度
Mk.33 3インチ連装速射砲は、アメリカ海軍の艦砲システム。また日本製鋼所でのライセンス生産モデルは、海上自衛隊で68式50口径3in連装速射砲として制式化された[2][注 1]。目次 第二次世界大戦後期のアメリカ海軍軍艦が搭載した対空兵器は、艦種にかかわらず、遠距離用として38口径12.7cm砲(方位盤はMk.37)、中距離用として56口径40mm機銃(方位盤はMk.51)、近距離での最終防御用として70口径20mm機銃(照準器はMk.14)の3種類に統一されており、部隊の縦深的な防空網が構築されていた[3]。 しかし日本軍の航空攻撃は苛烈極まりないものであり、特に大戦末期の特別攻撃(特攻)やロケット特攻機(桜花)に対しては、この防空システムでも万全ではなかった。この問題への対策の一環として、近接信管を使用できる中口径速射砲で56口径40mm機銃を代替することになり、1944年末よりノーザン・ポンプ社によって開発が開始された。原型砲が完成したのは1945年9月となり、第二次世界大戦には間に合わなかったが、1948年に制式化され[4]、各種艦艇の個艦防空手段として広く採用された[5]。まずMk.27が実用化されたのち、改良型のMk.33が広く普及することになった。また単装型のMk.34もある[1]。
1 来歴
2 設計
3 採用艦艇
3.1 Mk 33
3.2 Mk 34
4 脚注
4.1 注釈
4.2 出典
5 参考文献
6 関連項目
来歴
設計前方からの写真 (空母「ワスプ」搭載砲) 後方からの写真(ドック型輸送揚陸艦「オースティン
本砲システムは、新型のMk.22砲を連装砲架と組み合わせている。Mk.22砲は、先行するMk.21砲と同様の50口径76mm砲だが、自動装填装置の導入により発射速度を飛躍的に向上させた[5][6]。なお砲身命数は2,050発であった[1]。