Microsoft_Windows_NT_4.0
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Windows NT 4.0
Microsoft Windows ファミリー


開発者
Microsoft
リリース情報
RTMリリース1996年7月31日 (1996-07-31)[1]
一般リリース小売(米国): 1996年9月3日[2]
日本語版: 1996年12月10日[3]
最新の安定版4.00 SP6a SRP (Build 1381)
(4.0.1381) - 2001年7月31日 (22年前) (2001-07-31) [ ⇒info]
ソースモデルプロプライエタリ
ライセンスMS-EULA
カーネルハイブリッド
プラットフォームIA-32, Alpha, MIPS, PowerPC
先行品Windows NT 3.51
後続品Windows 2000
サポート状態
Workstation:2004年6月30日全サポート終了(米国日時)[4]
Server:2004年12月31日全サポート終了(米国日時)[5]

Microsoft Windows NT 4.0(マイクロソフト ウィンドウズ NT 4.0)は グラフィカルユーザインタフェースを搭載し、対称型マルチプロセッシングに対応させるなど業務用として開発されたプリエンプティブ[6]オペレーティングシステム(OS)である。1996年7月31日にマイクロソフトが次世代のWindows NT系のOSとしてリリースした[1]。Windows NT 4.0は 32ビット版のWindowsでワークステーションとサーバー向けの製品があり、操作画面はWindows 95と同じようなインタフェースとなった。

Windows NT 4.0の後継としてWindows 2000が2000年の2月にリリースされた。
概要

Windows 95と比べて非常に安定した環境が提供できる一方、見方によっては柔軟性に欠けている。 NTはシステムを使い続けても、メモリ保護Hardware Abstract Layer(HAL)の安定性は保たれるようになっている。ハードウェアへの直接的なアクセスは許可が出ず「不正な処理」としてそのアクセスを行ったアプリケーションは終了させられるが、コンピューターを再起動しなければいけない状態まで陥ることはない。ただし、そのトレードオフとして非常に多くのメモリ容量が要求される仕組みとなっている。そのため、Windows 95のような一般消費者向けの製品と区別されている[7]

Windows 95向けに設計されたプログラムのほぼすべてがNT 4.0で動作する一方、NT 4.0はDirectXの動作に大幅な制約があるため、3Dゲームの大半は動作しない。また、メンテナンスや管理タスクの利便性が低く、例えばハードウェアのインストールを簡素化させる、プラグアンドプレイ機能には対応していない(ただしインストール後において一部対応している)。また、基本的なDOSアプリケーションの多くは動く可能性があるものの、グラフィカルなDOSアプリケーションはハードウェアに直接アクセスしなければならない仕様であるため動作しない。

NT 4.0はAlphaMIPSPowerPCの各CPUアーキテクチャでは最後のメジャーリリースとなった。マイクロソフトはさまざまな方法で NT 4.0の業務ユーザを Windows 2000やそれ以降のバージョンに移行させようとしたが、それでも NT 4.0は長年にわたり使われ続けた。また、NT 4.0はWindows NT系で最後の「Windows NT」を名乗ったオペレーティングシステムである。

誕生の経緯からNT 3.xの最終バージョンとしての性格がある為、Service Packが供給されたもののNT 4.1などのマイナーバージョンアップ版は存在していない。これは普及したOSとしてはMS-DOS 5.0と同様に極めて稀である。
機能.mw-parser-output .ambox{border:1px solid #a2a9b1;border-left:10px solid #36c;background-color:#fbfbfb;box-sizing:border-box}.mw-parser-output .ambox+link+.ambox,.mw-parser-output .ambox+link+style+.ambox,.mw-parser-output .ambox+link+link+.ambox,.mw-parser-output .ambox+.mw-empty-elt+link+.ambox,.mw-parser-output .ambox+.mw-empty-elt+link+style+.ambox,.mw-parser-output .ambox+.mw-empty-elt+link+link+.ambox{margin-top:-1px}html body.mediawiki .mw-parser-output .ambox.mbox-small-left{margin:4px 1em 4px 0;overflow:hidden;width:238px;border-collapse:collapse;font-size:88%;line-height:1.25em}.mw-parser-output .ambox-speedy{border-left:10px solid #b32424;background-color:#fee7e6}.mw-parser-output .ambox-delete{border-left:10px solid #b32424}.mw-parser-output .ambox-content{border-left:10px solid #f28500}.mw-parser-output .ambox-style{border-left:10px solid #fc3}.mw-parser-output .ambox-move{border-left:10px solid #9932cc}.mw-parser-output .ambox-protection{border-left:10px solid #a2a9b1}.mw-parser-output .ambox .mbox-text{border:none;padding:0.25em 0.5em;width:100%;font-size:90%}.mw-parser-output .ambox .mbox-image{border:none;padding:2px 0 2px 0.5em;text-align:center}.mw-parser-output .ambox .mbox-imageright{border:none;padding:2px 0.5em 2px 0;text-align:center}.mw-parser-output .ambox .mbox-empty-cell{border:none;padding:0;width:1px}.mw-parser-output .ambox .mbox-image-div{width:52px}html.client-js body.skin-minerva .mw-parser-output .mbox-text-span{margin-left:23px!important}@media(min-width:720px){.mw-parser-output .ambox{margin:0 10%}}

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NT 3.51からの目立った機能変更はWindows 95と同様のインタフェース(シェルプログラム)であるWindows Explorerを採用したこと、また付属する多くのアプリケーションもWindows 95で採用されたものであった。内部的にはNT 4.0はNT 3.51からシェルを変えただけの「Shell Update Release」(SUR)またはNT 3.52として知られている[8]。その為、Windows 95の売りであったプラグアンドプレイには対応していない。

サーバー版のNT 4.0はウェブサーバー機能としてInternet Information Services 2.0が同梱され、FrontPage Server Extensionsに標準で対応している。

そのほか重要な特徴として、ネットワークアプリケーションで利用されるMicrosoft Transaction ServerとMicrosoft Message Queuing(MSMQ)を提供することでプロセス間通信の改善を図った。

以前のWindows NTとひとつ大きな違いを挙げると、Graphics Device Interface(GDI)がカーネルの一部となったことがある。[9]これにより、グラフィカルユーザインタフェースの速度向上に寄与し、NT 3.51よりパフォーマンスを大きく改善させたが、その効果はグラフィックドライバをカーネルに置くことによって恒常的に効果が得られる可能性があるものであった。

DirectX はバージョン2が初期版のNT 4.0に、バージョン3が1997年中期のService Pack 3に搭載されているが、Windows 95のDirectXとは違い、Direct3DUSB、ハードウェアアクセラレーション機能には対応していなかった。また、新たなバージョンもNT 4.0向けには提供されなかった。しかしながら非公式的ではあるもののDirectX 5が提供されていた。

初期のNT 4.0では、3.51向けに書かれた既存のデバイスドライバをユーザが使おうとすると、カーネルに対するアクセス方法が異なるため、安定性に関連する問題が多発した。

GDI をカーネルにより近い位置に変更させたのはリアルタイムのグラフィックパフォーマンスに対する NT Workstationユーザの声に応えてであったが、ハードウェアメーカーにはデバイスドライバのアップデートが大きな負担となった。とりわけグラフィック関連のハードウェアメーカーは、NT 4.0向けにドライバの開発を行ったが、GDIに関する問題が解決されるまではブルースクリーンが頻繁に発生した。

NT 4.0では新たなWindows タスク マネージャーを搭載した。以前のNTでは「タスクリスト」と呼ばれる機能があったが、実行中のアプリケーションを表示するだけのツールであり、CPUやメモリの使用状況のモニタリングするにはパフォーマンスモニターを使用する必要があった。NT 4.0のタスク マネージャーでは任意の時点でシステムが実行しているすべてのアプリケーションを簡単に、わかりやすく表示できる機能が提供されている。
エディション

Windows NT 4.0 ServerにはBackOffice Small Business Serverの4.0または4.5が同梱されている。
クライアント

Windows NT 4.0 Workstation - 一般的なクライアントを対象としたオペレーティングシステムとして設計された。

サーバー

Windows NT 4.0 Server - 1996年にリリースされた、小規模向けの業務用サーバーとして設計された。


Windows NT 4.0 Server Enterprise Edition - 1997年にリリースされ、Windows ServerのEnterprise版の始まりとなったエディション。大きな処理や高トラフィックが発生するネットワーク向けに設計された。


Windows NT 4.0 Terminal Server Edition - 1998年にリリースされ、ユーザーは遠隔ログインすることができる。これは
ターミナル サービスとしてWindows 2000及びそれ以降のServer版に、リモートデスクトップとしてWindows XP以降に搭載されているものと同じである。

組み込み向け「組み込みシステム」および「組み込みオペレーティングシステム」も参照


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