Windows NT 3.5
Microsoft Windows ファミリー
開発者
Microsoft
リリース情報
リリース日1994年9月21日 (29年前) (1994-09-21)[1]
最新の安定版Service Pack 3 (3.5.807) - 1995年6月21日 (28年前) (1995-06-21)[1]
ソースモデルクローズドソース
ライセンス商用ソフトウェア プロプライエタリソフトウェア
カーネル型ハイブリッドカーネル
プラットフォームIA-32, Alpha, MIPS, PowerPC[2]
先行品Windows NT 3.1 (1993)
後続品Windows NT 3.51 (1995)
サポート状態
2001年12月31日サポート終了
Microsoft Windows NT 3.5(マイクロソフト ウィンドウズ NT 3.5)は、マイクロソフトが開発したオペレーティングシステムで、1994年9月21日にリリースされた。これはWindows NTの2番目のリリースである[3]。
Windows NT 3.5の開発中の主な目標の一つは、オペレーティングシステムの性能を向上させることであった。その結果、このプロジェクトはフロリダ州デイトナビーチのデイトナ・インターナショナル・スピードウェイにちなんで「デイトナ」(Daytona)とコードネームが与えられた[4]。1996年以前の他の多くの古いバージョンのWindowsと同様に、マイクロソフトは2001年12月31日にWindows NT 3.5のサポートを停止した。Windows NT 3.51 Workstation のサポートもこの日で終了した。 Windows NT 3.5にはNT WorkstationとNT Serverという2つのエディションがある。これらはそれぞれWindows NT 3.1のNTおよびNT Advanced Serverエディションに置き換わるものである[5]。Workstation版では、ファイルサーバにアクセスできるクライアントは10台までで、Macクライアントはサポートしていない[6]。 Windows NT 3.5には、WinsockとTCP/IPのサポートが統合されている[7]。(前身のWindows NT 3.1では、AT&T UNIX System V "STREAMS" APIに基づく不完全なTCP/IPの実装しか含まれていない)。Windows NT 3.5のTCP/IPとIPX/SPXスタックは書き直されている[8]。TCP/IPの互換性レイヤーとしてNetBIOS over TCP/IP
機能
Windows NT 3.5では、ファイル転送プロトコルを使ってファイルを共有したり、ラインプリンタデーモンプロトコルを使ってプリンタを共有したりすることができる。また、Gopher、HTTP、WAISサーバーとして動作し[11]、SLIPまたはPPPプロトコルを使用してLANサービスにダイヤルアップモデムを用いてリモート接続するためのリモートアクセスサービスが含まれている[12]。Windows NT 3.5リソースキット (英語版) には、Microsoft DNS(英語版)の最初の実装が含まれている[13]。
Windows NT 3.5のその他の新機能には、最大255文字の長いファイル名、オブジェクトのリンクと埋め込み (OLE) バージョン2.0、入出力補完ポート(英語版)のサポートなどがある[14]。