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Windows 8.1

Windows 8.1
Microsoft Windows ファミリー

開発者
マイクロソフト
ウェブサイトWindows 8.1
リリース情報
最新の安定版6.3 (Build 9600) - 2013年10月18日 [ ⇒info]
ソースモデルプロプライエタリ
ライセンスマイクロソフト ソフトウェア ライセンス条項
カーネル型ハイブリッド
プラットフォームIA-32, x64, ARM
先行品Windows 8
後続品Windows 10
サポート状態
延長サポート終了
メインストリーム サポート終了日:2018年1月10日
(米国日時2018年1月9日・終了済み)
延長サポート終了日:2023年1月11日
(米国日時2023年1月10日・終了済み)[41][42][42]

Windows 8.1(読み方については諸説あるため後述)は、マイクロソフトが2013年10月18日より(日本では同年10月17日の20:00より)提供するオペレーティングシステム。コードネームは「Windows Blue」。Windows 8の一部仕様変更・改良版として、アップデート時現在既にWindows 8を利用しているユーザーはWindowsストアを通じて無償でアップデートすることができた。内部バージョンは6.3[43]

マイクロソフトは同年3月26日に開発を公式に認め、5月8日にはパブリックプレビュー版が6月26日から28日にかけて開催されるBUILD 2013カンファレンスで公開されることを明らかにし、正式リリース時期を公式ブログで明らかにした[44][45]。5月14日に開催されたJ.P.モルガンテクノロジー主催のカンファレンスでTami Rellerによって正式名称が「Windows 8.1」に決定したことが明らかになった[46]

5月30日には新機能の一部詳細が明らかにされた[47]

6月26日にストアを通じて、プレビュー版のダウンロードが開始された[48]。6月28日にはプレビュー版のISOイメージファイルも公開された[49]

アップデート時現在、Windows 8を利用しているユーザーはWindowsストアから無償で同じエディションへのバージョンアップが可能かつ(2024年2月現在ではWindows 8.1の延長サポートが終了済となっているため、同時にWindows 8からWindows 8.1への無償バージョンアップのサービスも既に終了済となっている)、有償のリテールパッケージ版でもバージョンアップが可能。Windows 7、VistaおよびXPを利用しているユーザーの場合は有償のリテールパッケージが必要。クリーンインストール版のみ提供でWindows 7からのみ全てのファイルが引き継がれる。

Windows 8.1 のライフサイクルポリシーは Windows 8 と同一の下で設定されており、Windows 8 のユーザーがこのポリシーに基づくサポートを受けるためには、Windows 8.1 へ正式提供から2年以内にアップグレードする必要がある[50][51]。このライフサイクルポリシーの形態は、以前の Windows 向けにサービスパックがリリースされた際にも適用されている[52]

Windows 8.1 には、WDDM 1.3の採用や[53]DirectX 11.2の追加[54][55][56]、UIの改善、設定の引継ぎが可能なOSの変更など、OSの仕様を変更する修正が多く含まれる。

サポート ライフサイクル ポリシーなどの観点から、Windows 8 に対する Windows 8.1 の扱いは以前の Windows におけるサービスパックに近いものである[57] が、既存のサービスパックでのバグフィクスの範囲を超えた数多くの修正が含まれている[58]。マイクロソフトは「Windows 8.1はサービスパックではなく、全く新しいWindows」[59] であると主張している。

なお、Windows 8.1の「8.1」は読み方が一定ではない。「エイトドットワン」「エイトポイントワン」「はちてんいち」「はってんいち」等の読み方がよく知られている。Windows 8の正式名称が「ウインドウズエイト」であることを鑑みれば「エイトドットワン」または「エイトポイントワン」が道理的に正しいことになるが、家電量販店では主に「はってんいち」という呼称を採用していた(「はちてんいち」とする企業もあった)。これはかつてのOSであるWindows 3.1も同様であるが、「3.1」の読みは「さんてんいち」の呼称でほぼ統一されている。「はってんいち」や「さんてんいち」と呼称されることの多い理由は、日本語による語呂の都合によるところが多いためと推測される。

サポートライフサイクル終了後は最低でも一年以上に渡って既存の重要なダウンロードや情報がマイクロソフトのホームページ上に残されるのが慣例となっており、オンラインセルフヘルプサポートと呼ばれる。例えばWindows 8.1の延長サポートが既に終了済となった2024年2月1日現在でもマイクロソフト公式サイトからISOイメージ(32ビット版・64ビット版)を入手することができる。
新機能および変更点
スタートボタン
Windows 8で廃止されたスタートボタンが、ユーザーからの意見を反映して復活した。機能は
7までのスタートボタンとは異なり、スタート画面(モダンUIのタイル画面)を表示するためのボタンである。なお、設定を変更すればタイル画面の代わりにデスクトップアプリケーションを先頭に表示する「アプリ」ビューを表示させることもでき、Windows 7 までのスタートボタンの機能に近づけることができる。また、スタートボタン(マーク)を右クリックするとWindows 8には無かったシャットダウンなどの電源操作やコントロールパネルを開くなどの項目が表示される。
スタート画面
スタート画面の背景をデスクトップを透過したものに変更することが可能になった。また、起動(ログオン)完了後に表示される画面やアプリを全て終了した後の画面を、スタート画面の代わりにデスクトップに設定することができるようになる[60]。ライブタイルのサイズの選択肢がWindows 8の2段階から4段階に増加。また、タイルを誤って移動させてしまうことを防止するため、タイルの移動方法も変更されている。アプリの一括アンインストールが可能となる。スタート画面を下から上方向にスワイプすることで、アプリの一覧が表示される。マウスの場合は、下部の矢印をクリックすることで表示される。アプリの新規インストール時に、タイルがスタート画面に自動追加されなくなる。また、新しくアプリをインストールすると「新規」と表示される。
エクスプローラー
「コンピューター」の名称が「PC」へ変更。英語版では「This PC」。ライブラリと統合されている。
ロックスクリーン
ロック画面からSkypeの呼び出しやカメラの起動が可能となる。より多くのカラー壁紙、壁紙が設定可能で、デスクトップの壁紙も設定可能。フォトフレーム機能も搭載。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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