Microsoft_Windows_8
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Windows 8
Microsoft Windows ファミリー

開発者
Microsoft
ウェブサイトWindows 8
リリース情報
RTMリリース2012年8月1日 (11年前) (2012-08-01)[1]
一般リリースVL 2012年8月16日 (11年前) (2012-08-16)[1]
小売 2012年10月26日 (11年前) (2012-10-26)[2]
最新の安定版6.2 (Build 9200) - 2012年10月26日 (11年前) (2012-10-26) [ ⇒info]
ソースモデルプロプライエタリ
ライセンスマイクロソフト ソフトウェア ライセンス条項
カーネル型ハイブリッド
プラットフォームIA-32, x64, ARM
先行品Windows 7
後続品Windows 8.1
サポート状態
サポート終了
サービスパック サポート終了日:2016年1月13日 (8年前) (2016-01-13)
(米国日時2016年1月12日・終了済み)
ユーザーはWindows 8.1へのアップグレードが必要。

Windows 8(ウィンドウズ 8、ウィンドウズ エイト)は、マイクロソフトがリリースした、Windowsシリーズに属するパーソナルコンピュータおよびタブレット端末用のオペレーティングシステム (OS) である[3]。3種類のプレビュー版のリリースを経て、2012年8月から10月末にかけて正式版が順次リリースされた。2013年10月18日より、Windows 8.1(読み方については諸説あるため後述)の提供が開始された。Windows 8.1 は Windows 8 と同一のサポート ライフサイクル ポリシー下で提供されるため[4] 便宜上、本項のWindows 8.1節などで併せて説明する。
概要

Windows 7までのバージョンではパーソナルコンピューターでの利用が想定されていたのに対して、Windows 8ではModern UIの採用、Windowsストアの同時リリース、Microsoft アカウントOneDriveによるクラウドサービスへの対応強化、ARMに対応した Windows RT の同時リリースなど、タブレット端末で先行して多く採用されていたiOSAndroidを強く意識したものとなっている[5]。開発コードネームは「8」として開発が進められ、正式名称にも採用されている[6]。製品名の「8」は、Windowsシリーズ8番目のクライアント向けのメジャーリリースであることに由来する[3]。ただし内部バージョンは6.2であり、実質Windows 7のマイナーアップデート。2011年9月から2012年6月まで、3回のプレビュー版の公開を経て、2012年8月1日に開発が完了したことが発表された[1]。正式版は、2012年8月15日よりMSDNやTechNet加入者向けに提供され、同時に90日間無料体験版も提供された。2012年8月16日にはSoftware Assurance (SA) 向け、2012年8月20日にはMicrosoft Action Pack Subscription (MAPS) 向け、2012年9月1日にSA未加入のボリュームライセンスに提供された。その後、2012年10月26日に一般向けに全世界への発売が開始された[7][8]
主な特徴
ユーザーインターフェイス

Windows 8はModern UI design(旧称Metro UI)を採用した。従来のWindows Vistaや7で採用されていた立体感のあるリッチデザインを廃し、Windows Phone 7で採用されたフラットデザインが全面的に導入された。Windows Vistaや7のログオン画面、壁紙、コントロールパネルなどの模様が取り除かれ、すべて単色の背景になった。Windows AeroのAero Glassが廃止され、これまでのWindowsと比べデスクトップ画面のデザインがシンプルになり、またトーンもパステル調に近い柔らかいものになっている。タスクバーは透明度や立体感を抑えてはいるものの、引き続き半透明なデザインではあるが、透過部分のぼかしがほとんどない仕様に変更された。また、(macOSMicrosoft Windows 3.x のように)ウィンドウのタイトル文字列がタイトルバー中央に表示されるようになり、ウィンドウやタスクバーのアイコン周りなどのデザインは直線的で四隅が直角なものになり、「最小化」や「閉じる」などのボタンやスクロールバーなどもModern UI調に変更され、システムフォントやマウスポイント / クリック時のアニメーションも変更された[9]。ウィンドウ枠の影はアクティブウィンドウの場合にごく薄く表示される程度になり、非アクティブウィンドウ時にはまったくなくなった。Aero Glassの代替として、背景画像の平均的な色調に応じてウィンドウの枠などの配色が自動的にほぼそれに調和するように設定されるAero Auto Colorが新たに搭載された(Aero Auto Colorは設定で無効化でき、無効化した場合はユーザーが設定したテーマカラーに統一される)。Windows Aeroのシェル操作(スナップ・シェイクなど)は引き続き搭載されている。表示されているすべてのウィンドウを一時的に半透明にする機能(デスクトップ プレビュー)は既定では無効化されているが、設定により有効化することができる。このように、デスクトップのWindows Aeroそのものは(廃止ではなく)継承されているが、その仕様が大きく変更されている。

なお、Windows 7のAeroデスクトップテーマファイルは互換性があり、Windows 8でも利用可能である(ただし、Aero Glassは利用できないが、設定変更でAero Auto Colorの配色設定は可能)が、Aero Auto Colorに特化されたり、パノラマ画像が組み込まれたりしたWindows 8用のデスクトップテーマファイルはWindows 7での利用はできない。また、Windows 7までは使用可能だった、クラシックテーマ(Windows 2000以前のようなUIスキン)は廃止されている[10]
スタート画面「スタートメニュー#Windows_8」も参照Windows 8のスタート画面のイメージ

Windows 8が起動すると、この画面がフルスクリーンで表示される。Windows Phoneと同じく、ここにはアプリケーションソフトウェア(アプリ)のタイルが並べられており、画面の模様や配色が変更できる[11]。独自の写真を貼り付けたりすることはできない。このUIは、従来のタッチ操作のできないパソコンやタブレット端末、大きなタッチスクリーンでも操作できるように設計されている。従来のような、デスクトップ上で複数のウィンドウを使用するスタイルではなく、アプリはそれぞれ全画面で表示される。従来のデスクトップはタイル内の「デスクトップ」をクリックすると切り替わる。

画面右端にチャームバーと呼ばれる縦長のメニューバーが新設され、通常は非表示であるが、マウスカーソルで画面右上隅または右下隅をポイントすると表示されるようになっている。タッチスクリーンでは画面右端から左へスワイプすることで表示され、これはスタート画面のみならず従来のデスクトップ画面でもその場でオーバーレイ表示される。このバーからは検索や他の機器とのデータの授受、Modern UIによる設定などをいつでも行うことができる。

2012年11月20日に、まだ開発初期で公には公開されていなかった2010年当時のWindows 8のUIのモックアップが明らかとなった[12] が、チャームバーやタッチキーボードなど一部のデザインが今と違うほかはまったく変更されておらず、ユーザーインターフェイスは2年以上前からすでに決まっていたものとされる。
ライブタイル
アプリを開かなくてもこのタイルからアプリの情報を見ることができる。プッシュ通知にも対応する。例えば、Windowsストアアプリタイルは、新しいバージョンが公開されたアプリの数を表示する。また、タイルのサイズはアプリによって大きくしたり小さくしたりすることが可能である。
カスタマイズ
タイルの位置やサイズを変更できる。各タイルをグループ分けすることも可能。
セマンティック・ズーム
情報の論理的な拡大機能。例えばイベント一覧ではカレンダー表示になり、人名一覧では50音順になる。
サインイン・サインアウト
ロックスクリーン
背景の画像が表示され、日付と時刻、新着
メールインターネット接続環境などの情報が表示される。上方向にドラッグ・ドロップすることによってロックが解除される。カメラが搭載されているデバイスでは、下方向にドラッグ・ドロップすることによってカメラを起動できる。また、背景の画像は変更することができる。
ピクチャーパスワード
パスワードの代わりに、画像上をタップしたり、なぞる動作を行うことで、ログインする仕組み。タッチスクリーンに最適化されているものの、マウスでのドラッグでも操作できるように設計されている[13]。ネットワーク越しでは利用できない。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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