Microsoft_Windows_8
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ネットワーク越しでは利用できない。
PIN
iOSやAndroidのように、4桁の数字をパスワードの代わりに使ってサインインすることができる。
マルチタスク操作

Windows 8には、タッチやマウス操作によって行えるマルチタスクジェスチャが搭載されている。
タスクを切り替える
画面左上をポイントすると起動しているアプリのうちの1つの
サムネイルが表示される。クリックするとそのアプリが開き、サムネイルは次のアプリのサムネイルに変わる。クリックせずにそのまま下へマウスポインタを動かすと、起動しているすべてのアプリのサムネイルが表示される。
2つのアプリを表示させる
画面左上をポイントして表示されたサムネイルを、そのまま左端へドラッグする。
スタート画面に戻る
画面左下をポイントすると Modern UIを模したサムネイル様の絵が表示される。そこからスタート画面に戻ることができる。
アプリを閉じる
画面上部をポイントするとカーソルが手の形に変わり、下にドラッグ・ドロップすることでアプリが閉じる。画面左上をポイントして表示されたサムネイルの右クリックのメニューからも閉じることができる。
チャームバーを呼び出す
画面右下をポイントすると表示される。右上も反応するように設定可能。チャームバーには、「検索」「共有」「スタート」「デバイス」「設定」のショートカットが表示される。
キーボードショートカット

Windows 8には、Modern UIをキーボードでも操作できるように、いくつかのショートカットが搭載されている[14]

Windowsキー スタート画面に戻る。また、アプリケーションを使用してた場合はもう1回押すと元のアプリケーションに戻る。

Windowsキー+0…9 数字キーに対応するタスクバーにピン留めされているアプリケーションを開く。

Windowsキー+C チャームバーを表示

Windowsキー+D デスクトップに切り替え、デスクトップの表示を切り替え

Windowsキー+E コンピューターを表示

Windowsキー+F 検索チャームでファイルを検索

Windowsキー+H 共有チャームを表示

Windowsキー+I 設定チャームを表示

Windowsキー+J スナップ・全画面表示のアプリをフォアグラウンドへ切り替え

Windowsキー+L Windowsをロックし、ロックスクリーンを表示

Windowsキー+M デスクトップを表示

Windowsキー+P セカンドディスプレイチャームを表示

Windowsキー+Q 検索チャームでアプリを検索。また、スタート画面の状態から、アルファベットキーをタイプすると、アプリの検索に移動する。

Windowsキー+R ファイル名を指定して実行を表示

Windowsキー+U コンピューターの簡単操作センターを表示

Windowsキー+W 検索チャームで設定を検索

Windowsキー+X デスクトップ左下に高度なコンテキストメニューを表示

Windowsキー+Z アプリバーを表示(デスクトップを除く)

Windowsキー+. Modern UIアプリを右にスナップする

Windowsキー+? Shift+. Modern UIアプリを左にスナップする

Windowsキー+? Enter ナレーターを表示

Windowsキー+? Tab スイッチャーのアプリを切り替え

Windowsキー+? Shift+? Tab スイッチャーのアプリを切り替え(逆順)

Windowsキー+Ctrl+? Tab スイッチャーを表示

Windowsキー+方向キー Aeroスイッチャー切り替え(デスクトップのみ)

Windowsキー++ 拡大鏡を表示(すでに表示されている場合は倍率を上げる)

Windowsキー+- 拡大鏡が表示されている場合、倍率を下げる

Windowsキー+? PrtSc スクリーンショットを撮影(Windows 8からの新機能)。なお、撮影したスクリーンショット画像はスクリーンショットフォルダーに自動保存される。

アプリケーション

Windows 8ではModern UIアプリ(Windowsストアアプリ、全画面または画面分割)と従来のデスクトップアプリケーション(任意サイズ)が動作する。Modern UIアプリは新しいソフトウェア基盤であるWindowsランタイム (WinRT) を利用して動作し、基本的に「Windowsストア」からのダウンロードでのみインストールできる(ストアを介さないサイドローディングの仕組みも企業向けに用意されている)。なおARMデバイス向けのエディションとなるWindows RTでは、付属しているデスクトップアプリケーションを除き、Modern UIアプリのみ動作する(Windows RTはARMアーキテクチャ用であり、従来のx86/x64版とはCPUアーキテクチャが異なることに加え、無署名のWindows RT向けサードパーティ製デスクトップアプリケーションを開発・配布・実行することができないようになっている)。
Modern アプリケーション

いくつかのアプリがプリインストールされている。このアプリは、「Windowsストア」で最新バージョンにアップデートできる。

アプリ名種類アプリの説明
WindowsストアアプリストアModern UIアプリを購入することができる、Windows 8専用アプリストア。有料・無料のアプリが用意される。プレビュー版では、無料アプリのみを扱っていた。アプリの新しいバージョンが出た場合、Windowsストアタイルに数字が表示され、アップデート可能なアプリを通知する。スタイルも、Windows Phoneの「Marketplace」と似ており、アプリの評価やレビューを書き込むこともできる。アプリは、マイクロソフトの審査に通ったアプリが販売される。もし何らかの理由で登録が拒否された場合は、開発者へ通知することで、開発者はそのアプリの問題にすぐ対処できる。また、同様に審査が行われるAppleの「AppStore」や「Mac App Store」よりも自由度が高く、アプリ内の課金が可能であり、有料アプリは試用期間を設けることやアルファ版の登録も可能である。
Internet Explorer 10ブラウザタブレットに最適化されたユーザーインターフェイスである。マウスでの操作にも対応している。お気に入りのウェブページは、スタート画面に保存される。プレビュー版ではプラグインフリーのため、FlashやSilverlightをサポートしない[15][16]。Release PreviewからはFlashがWindows 8と統合され、Modern UI版IE10でもFlashが動作するようになった[17]。当初ホワイトリスト方式で一部のサイトのみサポートされていたが、2013年3月のアップデートで、ブラックリスト方式に変更され、互換性やセキュリティに問題があるサイトが排除されるが、その他のサイトでは基本的にはサポートされるようになった[18]HTML5をサポートする。また、ウェブページは全画面表示となり、他のウィンドウは表示されない。
Peopleアドレス帳Windows Phoneにも搭載されているアプリ。
メールメールクライアント「Hotmail」などのメールが送受信できる。ほかのメールサービスにも対応する。
ミュージックメディアプレイヤーパソコンに保存されているMP3ファイルなどを再生することができる。デスクトップでは、Windows Media Playerが搭載される。
ビデオビデオプレーヤービデオファイルが再生可能。このアプリでDVDBDを再生することはできない。
写真写真管理アプリパソコンに保存されている画像や、OneDriveやFacebookの画像も表示することができる。事前にログインしておくことが必要。画像は、アプリタイルでも表示される。
OneDrive
(旧称:SkyDrive)クラウドアプリWindows 8は、OneDriveと完全に統合されており、このアプリからOneDrive上の写真やビデオなどを再生することができる。そのほかのファイルを表示するには、デスクトップ向けのアプリをインストールする必要がある。
ニュースガジェットアプリ日々のニュースを表示する。また、Liveタイルを有効にしていれば、タイルにニュースやその写真などが表示される。
トラベルBingトラベルアプリ。各国の観光地スポットの説明などが表示される。
天気天気アプリ。現在位置情報を有効にすると、その場所の天気と週間予報が表示される。天気情報は、ライブタイルにも表示される。

デスクトップアプリケーション

搭載されているアプリケーションのほとんどは、Windows 7と変更点はないが、デザインや機能が刷新されている。
ファイルエクスプローラー
作業に必要な機能への効率的なアクセスを実現するため、
リボンユーザーインターフェイスが採用された[19]。リボンはデフォルトでは最小化されており、最大化ボタンをクリックすることによってリボンが開く。ファイルの詳細情報が表示される詳細ウィンドウがWindows 7の下部から横に移動したほか、Windows Vistaで廃止された「上へ」ボタンが復活した。
ファイルコピーマネージャー
ファイルをコピー、移動した際に表示されるマネージャー。複数のファイルをコピーする際、これまでであれば複数のウインドウが表示されたが、Windows 8では1つにまとめられる[20]。進行中のコピー処理を一時停止、再開、停止する機能も追加された。各コピー ジョブのデータ転送速度、転送速度のグラフ、そして未転送データの量を確認することもできる。同名のファイルがあったときのダイアログボックスのデザインは、対象のファイル群が左右に並べて表示されるようになった。
タスクマネージャー
タスクマネージャーを起動すると、起動中のアプリケーションの一覧が表示され、強制終了させることができる。詳細表示に切り替えると、アプリケーションが消費しているCPUやメモリなどのリソースが、色分けされた表で表示される。「アプリ履歴」タブには、システム上のアプリをどれくらいの頻度で利用しているのかなどが表示される[21]
Internet Explorer 10
操作系に関するユーザーインターフェイスはInternet Explorer 9から変更されていないが、UIフォントがSegoe UIやMeiryo UIなどのClearType対応フォントに変更されている。バージョン情報には、最新のバージョンがリリースされた際は自動的に更新するというオプションが追加され、ロゴもフラットなデザインに刷新された。そのほか、パフォーマンスの改善が行われている。
ペイントワードパッド
エクスプローラーのようにリボンUIを最小化するボタンが追加されている。
Windows Media Center
標準では搭載されず、追加で「Pack」を購入し(Media Center Packはオンラインでのみ購入可能)、インストールすることで利用可能になる[22]。ARM向け「Windows RT」には搭載されない。Windowsのバージョンに応じて以下をインストールすると、Windows Media Centerが搭載された「Windows 8 Pro with Media Center」になる。

Windows 8 無印 + Windows 8 Pro Pack → Windows 8 Pro with Media Center

Windows 8 Pro + Windows 8 Media Center Pack → Windows 8 Pro with Media Center

Windows Media Player 12
Windows 7と同じバージョンが搭載されるが、DVD再生機能は廃止。「Windows RT」には搭載されない。
Office Home and Student 2013 RT
Microsoft Officeの次期バージョンの「Microsoft Office 2013」が、「Windows RT」に標準で搭載される。搭載されるオフィススイートは、「Word 2013」「Excel 2013」「PowerPoint 2013」「OneNote 2013」で、「OneNote 2013」のModern UIアプリはWindowsストアで販売されている。(北米でSurface RTが発売開始された)2012年10月時点ではプレリリースバージョンが搭載されており、Windows Updateで正式版が公開された。
クライアントHyper-V
ハイパーバイザー型の仮想環境で、Windows 8 には Windows Server 2012 に搭載される Hyper-V のサブセットが搭載される[23]。従来の Microsoft Virtual PCWindows Virtual PC の機能に相当し、64ビット版OSを対象に、Pro、Enterprise へ搭載されている[24](ただし無印版8の場合はクライアントHyper-Vと同等の機能を持ったVMware、およびVirtualBoxなどのハイパーバイザ型仮想環境アプリで代用できる)。従来,Hyper-V は Windows Server 2008 以降のサーバー向け64ビット版OSのみに提供され,クライアントOSで搭載されたのは Windows 8 が初めてである。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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