MiHoYo
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米哈遊現地語社名上海米哈游网?科技股?有限公司(簡体字中国語)
上海米哈遊網絡科技股?有限公司(繁体字中国語)
ラテン文字名Shanghai miHoYo YingTie Technology Co.,Ltd.
種類
株式会社
業種情報通信業
事業分野ビデオゲーム
設立2012年2月13日
創業者劉偉
蔡浩宇
羅宇皓 
本社 中国
上海市徐匯区宜山路700号C4棟6層
拠点数6
主要人物蔡浩宇
劉偉
羅宇皓
製品崩壊学園
原神
従業員数5,000 (2023年) 
ウェブサイトhttps://www.mihoyo.com

株式会社miHoYo
miHoYo Co., Ltd.種類株式会社
本社所在地 日本
150-0031
東京都渋谷区桜丘町12-10
渋谷インフォスアネックス19階
設立2015年
業種情報・通信業
法人番号5010001170407
事業内容ゲームの開発・運営
代表者代表取締役 李承天
外部リンク ⇒http://corp.mihoyo.co.jp
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株式会社COGNOSPHERE
COGNOSPHERE PTE., LTD.種類株式会社
本社所在地 日本
150-0031
東京都渋谷区桜丘町20番1号渋谷インフォスタワー19階
設立2022年2月1日
業種情報・通信業
法人番号3011001145581
事業内容ゲームの企画・開発・運営
代表者李承天
資本金800万円
従業員数10名
外部リンクhttps://www.hoyoverse.com/ja-jp
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miHoYo(ミホヨ、簡体字: 米哈游; 繁体字: 米哈遊)は、中国のソーシャルゲーム会社。正式名称は上海米哈遊ネットワーク(簡体字中国語: 上海米哈游网?科技股?有限公司)。

世界で2000万人以上のユーザーを獲得した「崩壊学園」や世界で5000万人以上のユーザーを獲得した「原神」を開発・運営していることで知られている[1]2015年、miHoYoは東京都に日本法人を設立した。

2022年2月、中国国外でのmiHoYoコンテンツの展開を行うパブリッシャーとしてCognosphere Pte., Ltd.を新たにシンガポールに設立し、同社の元でHoYoverseの新ブランドを立ち上げた。現在、中国国外向けのmiHoYo製品は主にHoYoverseブランドからリリースされている[2]。日本法人も同月に株式会社COGNOSPHEREとして設立されている[3]
概要

「miHoYo」という社名は萌え感が強くてオタクっぽい「み」(mi)を頭文字とし[注 1]、「Ho」と「Yo」は、経営者2人の名前に由来する[1]

会社のスローガンは「tech otakus save the world」(技術的なオタクは世界を救う)[1]

miHoYoのスタッフは『新世紀エヴァンゲリオン』のファンであったため、エヴァンゲリオン由来のものが随所にみられる。

例えば、初期に発表した同人ゲーム『Fly me 2 the moon』の題名はエヴァンゲリオンのエンディングに使われたジャズのスタンダード・ナンバー『フライ・ミー・トゥー・ザ・ムーン』に由来している。

また代表作である「崩壊学園シリーズ」に紫やオレンジが多用されているのも、これに由来する[4]

2014年にmiHoYoは「新しく、エキサイティングで、想像を絶する何か」を開発理念とし、新しいゲームを3 ? 4年のスパンで発売し始める[5]

2015年2月には日本法人を立ち上げ、同年3月には『崩壊学園[注 2]の配信が行われた[4]。『崩壊学園』は日本のゲームである「PUZZLE & DRAGONS」のビジネスモデルからインスピレーションを受けた[5]

2017年にmiHoYoはとある3Dゲームを開発していたが、開発理念にそぐわなかったため途中で断念した[5]

2019年には初の家庭用ゲーム機市場への参入を表明、第1弾タイトルとしてPlayStation 4用ソフト『原神』を発表した。

2020年、miHoYoは2019年(1390人)から社員数を1000人以上増やし、約2400人の社員数となった[5]

2020年9月に『原神』をWindows, iOS, AndroidそしてPlayStation 4にて同時リリース(2021年3月にPlayStation 5版が配信開始した)。miHoYoは、シンガポールに国際事業を担当する完全子会社「miHoYo International Inc.」(今はCOGNOSPHERE Inc.)を所有し、東南アジア市場および国際市場運営を担当している。

2021年7月に、iOS及びAndroid向け初の乙女ゲーム(女性向け)「未定事件簿」をリリースした。

2021年10月に、崩壊シリーズの最新作「崩壊:スターレイル」を発表した。

2022年2月14日、子会社であるCOGNOSPHERE(コグノスフィア)が、中国国外向けに世界展開する新ブランド「HoYoverse」(ホヨバース)の立ち上げを発表、以降の新規ゲームタイトルの開発元として活動、メタバース産業への参入も視野に入れている[6]。同時に、一部ゲームタイトルについてもHoYoverseのブランドへ移行する形となった。

2022年5月13日、新規IPのアクションRPGゼンレスゾーンゼロ」を発表した[7]
歴史
? 2011年:前史

miHoYoは2011年ごろに、IT分野を専攻していた蔡浩宇と、他2人の上海交通大学大学院生(劉偉、羅宇皓)によって、日本の「オタク文化」を取り入れたモバイルゲームを制作するために立ち上げられた[8]

miHoYoの設立以前から、3人は共同で活動しており、2010年には、アニメ新世紀エヴァンゲリオン」の登場人物「葛城ミサト」の名前に倣った「Misato Engine」や「Misato2D」といった名称で、Adobe Flash Playerを用いた2.5Dゲームエンジンを開発していた[9]。彼らはこのゲームエンジンで中国科学院の主催するオープンソースの技術革新コンテストに入賞し、20万元の奨学金を得た[10]。このエンジンを用いて[11]、蔡らはのちに「娑婆物語」という作品を制作し[12]、同年の7月に第4回中国ゲーム開発者大会 (CGDC) とともに実施された第2回Flashゲームコンテストに応募した。この時、既に「技術宅拯救世界 (tech otakus save the world) 」というフレーズが使われている。蔡らのチームはこのコンテストでも学生部門で勝利し[13]、更に賞金3万元を得た。コンテストを後援[14]していた盛大遊戯(現在の盛趣遊戯)は彼らのチームに買収すらも持ちかけたが、これを拒否している[15]。盛大遊戯は、その後彼らに泡泡英雄というミニゲームの開発を委託した[15]
2011年:設立後

2011年1月、3人は通っていた大学のD32学生寮でmiHoYoを立ち上げた。同年の後半、代表であった劉偉は起業家コンテスト「新新創業達人」に参加し3位で入賞、上海市大学生科技創業基金会より上海市徐匯区欽州路100号の地に50平方メートル・6か月間のオフィス[16]と、10万元の無利子のローンを与えられた[17]。12月には大学の寮からこのオフィスに移り[18]、各人が壁に向かったデスクを手に入れ、部屋の中央には漫画とライトノベルに埋もれた大きな机が鎮座していた。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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