ロシア空軍のMi-24P
用途:攻撃ヘリコプター
設計者:ミハイル・ミーリ[1]
製造者: ミル
運用者: ロシア(ロシア空軍) ウクライナ(ウクライナ空軍)他50か国[1]
初飛行:1969年9月16日[1]
生産数:3,000機以上[1]
運用開始:1970年
運用状況:現役
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Mi-24(ミル24;ロシア語:Ми-24ミー・ドヴァーッツァチ・チトゥィーリェ)は、ソ連のミル設計局で開発された攻撃ヘリコプターである。北大西洋条約機構(NATO)の命名したNATOコードネームは「ハインド(Hind、雌アカシカの意)」。目次
1 概要
2 開発
3 機体
4 派生型
4.1 Mi-24シリーズ
4.2 Mi-25シリーズ
4.3 Mi-35シリーズ
5 運用
5.1 オガデン紛争
5.2 ベトナム・カンボジア戦争
5.3 ソ連のアフガニスタン侵攻
5.4 イラン・イラク戦争
5.5 ペルー内戦
5.6 ペルー・エクアドル国境紛争
5.7 第二次コンゴ内戦(2003年-)
5.8 イラク戦争(2003年-)
5.9 ソマリア内戦(2006年-)
5.10 マケドニア紛争(2001年)
5.11 南オセチア紛争(2008年)
5.12 シエラレオネ内戦
5.13 ミャンマー内戦
5.14 シリア内戦(2015年)
5.15 ドンバス戦争(2014年?)
6 運用国
6.1 過去の運用国
6.2 不明
6.3 過去の民間運用者
7 展示飛行チーム
8 性能・主要諸元
8.1 Mi-24A
8.2 Mi-24D
8.3 Mi-24V
8.4 Mi-24P
9 登場作品
10 脚注
10.1 注釈
10.2 出典
11 外部リンク
概要 キエフの大祖国戦争歴史博物館
1978年以来、ソビエト連邦国内で約2,000機が製造され、30ヶ国以上に約600機が輸出された。ソ連のパイロット達の愛称は「Крокодилクラカヂール」(クロコダイルのロシア語読み)であった。
Mi-25は、Mi-24Dの輸出向けダウングレード型であり、Mi-35は同様にMi-24Vをダウングレードした機体であるが、Mi-35Pなどダウングレード型ではない発展型もある。
Mi-24は、汎用ヘリコプターであるMi-8を原型として開発された、ソ連初の攻撃ヘリコプターである。この種の「攻撃ヘリコプター」としては異例の大型機であるが、これは強力な武装で地上を制圧しつつ搭乗させた歩兵部隊を展開してヘリボーン任務を行うことを想定して開発されたためで、歩兵戦闘車のヘリコプター版ともいえるコンセプトである[注 1]。