Media_Player_Classic
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Media Player Classic

開発元Gabest
初版2003年5月30日 (20年前) (2003-05-30)

最終版6.4.9.1 / 2010年2月14日 (14年前) (2010-02-14)[1]
リポジトリ

sourceforge.net/projects/guliverkli/

プログラミング
言語C++
対応OSMicrosoft Windows
サポート状況更新停止
種別メディアプレーヤー
ライセンスGNU General Public License
公式サイトsourceforge.net/projects/guliverkli/
テンプレートを表示

Media Player Classic(メディアプレーヤークラシック)は、Gabestによって開発されたオープンソースメディアプレーヤーMicrosoft Windowsで動作する。略称はMPC。オリジナルのGabest版は2010年2月を最後に更新が停止しており、現在は派生版の『Home Cinema clsid2版』(MPC-HC clsid2版)と『Black Edition』(MPC-BE)と『Qute Theater』(MPC-QT)がある。
オリジナルのGabest版
概要

Windows Media Player 6.4によく似たシンプルなインターフェースを持ちながら、独自に機能を強化したソフトとして2003年に登場した。Windows Media Playerにならい、バージョン番号は「6.4.x.x」の形式でつけられた。ショートカットキーによる操作、DirectShowフィルターの詳細設定、動画のズームや変速再生などの特徴を持つ。MPCのみでも多数のファイル形式を再生でき、一部のエディションを除きWindowsでは標準で再生できないDVD-VideoMPEG-2)も単時で再生する事が可能。内蔵するコーデックを無効化し、ffdshowなど他のDirectShowコーデックを利用することも容易にできたため、多くのユーザーが更新終了まで使い続けていた。2010年2月を最後に更新されておらず[1]、事実上の更新停止状態である。
再生サポート
メディア
DVD-Video音楽CDビデオCDなど
コンテナ形式
AVIMOVMP4MPEG-2システムOggOgg MediaMatroskaFlash Videoなど
ビデオコーデック
H.263(FLV1)H.264MPEG-1MPEG-2MPEG-4MS-MPEG4On2VP6(FLV4)など
オーディオコーデック
AACAC-3DTSMP3Vorbis・など
Home Cinema

Media Player Classic - Home Cinema日本語版 MPC-HC Windows 10 64bit
開発元MPC-HC Team (Gabest, Doom9's Forum)
初版2006年3月29日[2]

最終版1.7.13 / 2017年7月16日
(6年前) (2017-07-16)[3]
リポジトリgithub.com/mpc-hc/mpc-hc
プログラミング
言語C++
対応OSMicrosoft Windows
プラットフォームIA-32x64
対応言語42言語[4]
サポート状況終了
種別メディアプレーヤー
ライセンスGNU General Public License
公式サイトmpc-hc.org
テンプレートを表示

Media Player Classic - Home Cinema(メディアプレーヤークラシック ホームシネマ)は、『Media Player Classic』派生のメディアプレーヤー略称はMPC-HC。
Doom9's Forum版

2006年ごろからMedia Player Classicの開発が失速したため、多くのバグが修正されずに残った。それ以来、Doom9(英語版)フォーラムのコミュニティにより独自のビルドが保守された。バグフィックスと古くなったライブラリを更新するためのものとして、6.4.9.1のように名付けられてリリースされたビルドがあった[1]一方で、もう一つのビルドであるMedia Player Classic Home Cinema(MPC-HC)は、バグフィックスやライブラリの更新と同時に新しい機能を追加するためのものである。

オリジナルのメイン開発者であるGabestは、2007年3月、Media Player Classicの開発は止まっていないと表明したが、ソースコードの更新において何の進展もなかった。MPC-HCは、Media Player Classicを更新し、追加のビデオデコーダーを削除するオプションを含む多くの便利な機能を追加した。

デコーダとしてFFmpegがベースのLAV Filtersを内蔵しており[5]H.264VC-1、およびMPEG-2DirectX Video Accelerationのサポート、レンダラとしてEnhanced Video Renderer(英語版)のサポート、複数のバグが修正されている。2017年の時点で英語、日本語を含む42の言語をサポートしていた[6]

2017年7月16日にMPC-HC公式サイト上にて「アクティブな開発者が減少し、ほとんどゼロに近いため、プロジェクトは正式に終了した。」とした上で、C / C ++の経験がある新たな開発者を募集し、集まらなければ、バージョン1.7.13を最終リリースとし開発を終えるアナウンスが行われた[7]


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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