Manjaro
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Manjaro
Manjaro 20.2
開発者Philip Muller, Roland Singer, Guillaume Benoit
OSの系統Arch Linux
開発状況活動中
ソースモデルオープンソース / ローリングリリース
最新安定版21.2.2 (Qonos)[1] / 2022年1月24日 (2年前) (2022-01-24)
リポジトリ

gitlab.manjaro.org

アップデート方式pacman
パッケージ管理pacman
プラットフォームi686, x86_64
カーネル種別モノリシックカーネル
既定のUI公式[2]: Xfce, KDE, GNOME
コミュニティ[3]: Budgie, Cinnamon, i3, MATE, Sway
ライセンス様々
ウェブサイトmanjaro.org
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Manjaro (英語発音: [man?d????o?]、マンジャロ)はLinuxディストリビューションの一つである。Arch Linuxをベースとした、ユーザーフレンドリーなディストリビューションを目指している。Arch Linuxと同様に、ローリングリリースモデルを採用している。
概要

ManjaroはArch Linuxと互換性を有しており、Archで特徴的なパッケージ管理システム(pacman)をそのまま使用することができる。一方、デスクトップ環境がプリインストールされており、Archにおけるインストール及びデスクトップ環境構築に要する労力を省くことが図られている。デスクトップ環境は公式にはXfceKDEGNOMEが提供されている。またコミュニティエディションとしてBudgieCinnamoni3MATESway等が提供されている。

Manjaroは独自のリポジトリを運用している(Archの公式リポジトリにはアクセスすることはできない)。Archのリポジトリからソフトウェアのパッケージをコピーし、機能をテストした上でManjaroの公式リポジトリで提供している。リポジトリにはunstable、testing、stableの3段階があり、unstableはArchのstableに概ね該当する。stableの場合、Archと比較して2週間程度のパッケージ更新のタイムラグがある。また、Arch User Repositories(AUR)も利用可能で、多数のソフトウェアパッケージをインストールすることが可能である。

Manjaroの独自の機能として、

ハードウェアの自動検出コマンド (Manjaro HardWare Detection, mhwd)

複数カーネルの取り扱いをサポートしたカーネル管理ツール (mhwd-kernel)

GUIによるパッケージ管理ツール (pamac, octopi)

グラフィカルなインストーラー (thus, calamares)

などがある。

Manjaroの名前はキリマンジャロに由来する。[4]
歴史

Roland Singer、Philip Mullerらによって開発が進められ、2012年8月に独自リポジトリの運用を開始するとともに、バージョン0.8.0がリリースされた[5]
リリース

Manjaroはローリングリリースを採用しており、インストール用イメージファイルは定期的にリリースされるが、これはパッケージ集合の最新スナップショットに過ぎず、各リリースごとにユーザの移動を奨めるものではない(ただし、インストール用ソフトウェアはリリースごとに更新されている)。

2015年9月より、バージョン番号の表記方法が変更され、年月による表記となった。

バージョン開発コードネームリリース日カーネル概要
サポート終了:0.12011-07-10
サポート終了:0.8.0[6][7]Askella2012-08-203.4.9
サポート終了:0.8.1[8]2012-09-213.4.x
サポート終了:0.8.2[9]2012-11-103.4.x
サポート終了:0.8.3[10]2012-12-243.4.x
サポート終了:0.8.4[11]2013-02-253.7.x
サポート終了:0.8.5[12]2013-04-133.8.5
サポート終了:0.8.6[13]2013-06-023.9.x
サポート終了:0.8.7[14]2013-08-263.4.59 LTS
サポート終了:0.8.8[15][16]2013-11-243.10.20
サポート終了:0.8.9[17][18][19]2014-02-233.10.30
サポート終了:0.8.10[20]2014-06-093.12.20
サポート終了:0.8.112014-12-01
サポート終了:0.8.122015-02-06
サポート終了:0.8.132015-06-14
サポート終了:15.09[21]Bellatrix2015-09-27
サポート終了:15.12[22]Capella2015-12-22
サポート終了:16.06Daniella2016-06-06
サポート終了:16.06.1Daniella2016-06-11
サポート終了:16.08[23]Ellada2016-08-31
サポート終了:16.10[24][25]Fringilla2016-10-31
サポート終了:17.0[26][27][28]Gellivara2017-03-074.9 LTSGNOMEを採用[29]
サポート終了:17.1[30][31]Hakoila2017-12-314.14 LTSStation XのSpitfireにプリインストールされた初めての公式バージョン。デスクトップ環境はXfceKDEGNOMEを使うことができる。
サポート終了:18.0Illyria[32]2018-10-304.19 LTS
サポート終了:19.0Kyria[33]2020-02-255.4 LTS
サポート終了:20.0Lysia[34]2020-04-265.6.7
サポート終了:20.1Mikah2020-09-115.8
サポート終了:20.2Nibia2020-12-035.9
サポート終了:21.0Ornara2021-03-235.10
サポート終了:21.1Pahvo2021-08-175.13
サポート終了:21.2.0[35]Qonos2021-12-235.15
サポート終了:21.2.1[36]Qonos2022-01-045.15
現行バージョン:21.2.2[37]Qonos2022-01-245.15
凡例サポート終了サポート中現行バージョン最新プレビュー版将来のリリース

派生プロジェクト

Sonar GNU/Linux(開発休止) - Manjaroをベースに、支援が必要なユーザーのニーズに対応する事を目指したディストリビューション
[38]

脚注[脚注の使い方]
出典^ “Manjaro 21.2.2 Qonos released!” (2022年1月24日). 2022年2月26日閲覧。
^ “ ⇒Manjaro - Downloads”. Manjaro. 2019年11月4日閲覧。
^ “Manjaro - Downloads”. Manjaro. 2022年2月26日閲覧。
^ “Manjaro FAQ - Manjaro” (2022年4月4日). 2022年11月11日閲覧。
^ philm (2012年8月20日). “ ⇒Finally! Manjaro XFCE edition is released”. 2014年5月26日閲覧。
^ Philip Muller (2012年8月20日). “Finally! Manjaro XFCE edition is released”. Manjaro. 2017年3月8日閲覧。
^ Philip Muller (2012年8月20日). “Last but not least! Manjaro KDE!”. Manjaro. 2017年3月8日閲覧。
^ Philip Muller (2012年9月21日). “Manjaro 0.8.1 XFCE edition released”. Manjaro. 2017年3月8日閲覧。


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