Mac OS X v10.6 Snow Leopard
macOS ファミリー
開発者
Apple
ウェブサイト ⇒http://www.apple.com/jp/support/snowleopard/
リリース情報
リリース日2009年8月28日 [ ⇒info]
最新の安定版10.6.8 (10K549) - 2011年6月23日 [ ⇒info]
ソースモデルプロプライエタリ(基盤となるDarwinはオープンソース)
ライセンスAPSL and Apple EULA
カーネル型ハイブリッドカーネル (XNU)
先行品Mac OS X v10.5 (Leopard)
後続品Mac OS X Lion (10.7)
サポート状態
終了
Mac OS X v10.6 Snow Leopard(マック オーエス テン バージョンじってんろく スノーレパード[注 1])は、Appleが開発・販売したMac OS Xの7番目のバージョンである。バージョンナンバーは10.6。愛称は、コードネームでもある“Snow Leopard”(スノーレパード)。Mac OS X v10.5(Leopard)の後継である。2009年8月28日に発売された。OS本体の最終セキュリティアップデートは、2013年9月12日にリリースされた セキュリティアップデート 2013-004[1]である(Safariは2013年9月12日[2]、Javaは2013年10月15日[3]まで提供)。 2008年6月のWWDC 2008の基調講演で初めて発表された[4]。 本バージョンからIntelベース機専用となり、PowerPCでは動作しなくなった。Intelベース機専用に特化し、新機能よりもパフォーマンスと安定性に注力したことで、システム本体と付属アプリケーションを含めたOS全体がよりコンパクトになった。 Mac OS X v10.5 Leopardからのアップグレードとして2009年8月28日に、Snow Leopardのシングルユーザライセンスは米国で29ドル、日本では3300円で提供され、一家5人までが使えるSnow Leopard Family Packは5600円で販売されたほか、2009年8月28日以降発売のすべてのMacに標準装備された。 IntelベースのMacのMac OS X v10.4ユーザには、Mac OS X v10.6.3 Snow Leopard, iLife ’11, iWork ’09が含まれたMac Box Setが12800円で、Family Packが17800円で用意されている[5]。 DVDインストールディスクでの販売形態は本バージョンが最後である。次バージョンMac OS X Lion以降はMac App Storeでのダウンロードによる販売形態となる。
概要
対応環境/システム条件
Intel プロセッサ
内蔵または外付けのDVDドライブ、またはDVDまたはCD共有
1GB以上のRAM (RAMの追加を推奨)
内蔵ディスプレイ、またはコンピュータに対応するApple提供のビデオカードに接続されたディスプレイ
5GB以上の空きディスク容量。デベロッパツールをインストールする場合は、7GB以上の空きディスク容量
新機能
インストール時に必要なHDDの容量がLeopardに比べて数GB減っている[注 2]。OSのインストール時間もそれに伴い高速化された。
Dock と Expose - Exposeのアプリケーション単位のウインドウ一覧表示を、Dockアイコンをクリックして切り替えられる。Dockからサブフォルダの深い階層に直接アクセスできるようになった。ウインドウを最小化してDockのアプリケーションアイコンに格納するオプションがついた。
サービスメニュー
「開く/保存」 ダイアログ - Quick Lookが利用できるようになった。
付属アプリケーション
Finder - Cocoaで作り直され、表示や処理の速度が高速化された。ウインドウにアイコンサイズを変更するスライダーが付き、アイコンを最大512×512ピクセルで表示できる。UTIがファイルとアプリケーションの関連付け判定に標準で用いられ、Finder情報に保存されている情報のうちファイルタイプは考慮されるがクリエータの方は無視されるようになった[注 3]。
Safari - これまでで最も高速なJavaScriptの実装を実現。パフォーマンスはSafari 3に比べて53%向上する[注 4]。プラグインを個別プロセスとして実行するため、プラグインがクラッシュしてもブラウザ全体が落ちることはなくなった。